Jリーグで590試合、生涯で882試合。
Jリーグ29年の歴史のほとんどを華のように彩った。
浦和レッズでの14年で星のように輝き続けた。
16歳333日でのJ1リーグ出場は当時の最年少出場記録。
今季で23年目となったJ1リーグ出場は史上最多年数。
16歳と40歳になるシーズンで記録を作る選手は、Jリーグにもう現れないかもしれない。
あの名場面。そう言われて思い出すシーンは人それぞれ異なるだろう。
だが、きっとそのピッチには、チームのために闘う阿部勇樹がいる。
レッズを、日本サッカーを牽引してきた阿部が、ピッチでの役目を間もなく終える。
そして、そのおもいを仲間に託す。
阿部が15年間背負い続けてきた番号と同じ『22』の年、チームの目標であり、
自身が目指し続けたJ1リーグの頂点に立つようにと。
唯一無二のレジェンドへ、最大級の労いと愛情を。