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ハートフルサッカー in 東北2014(9/29・9/30)

9月29日、浦和レッズ ハートフルクラブは『浦和レッズ ハートフルサッカー in 東北2014』(共催:国連の友アジア-パシフィック)の実施に伴い、岩手県下閉伊郡山田町へと移動。同地にて30日よりハートフルクラブ全コーチ陣によるプログラムをスタートさせた。

4年目を迎えるこの活動は、2011年3月11日の東日本大震災によって被災した岩手県の各所を巡ってサッカーを通じた心のケアをする目的で行われており、2011年7月より通算6回目となる。

ハートフルクラブは30日午前、山田町立船越小学校を訪問。同校は東日本大震災による校舎全壊から敷地を造成して建て直し授業をスタートさせた、被災3県で初めての学校である。2011年8月には避難中だった児童に対してサッカースクールを実施しており、今回は6年生となった当時の児童たちを含む、5~6年生合計51名を対象に、落合 弘ハートフルクラブキャプテンによる講話、その後はコーチ陣による実技メニューが行われた。





落合キャプテンは、ハートフルクラブが直前に訪れた「幸せな国・ブータン」での体験を元に、穏やかな口調でユーモアも交えつつ、「幸せ」について語る。「幸せになるために必要なのは、お金や物ではなく、心」「サッカーに大切なのは、仲間を思いやる気持ち」という内容については、児童たちもうなずきながら真剣に耳を傾けていた。











その後の実技メニューは、宮沢克行コーチの声掛けのもとで行われた。ビブスの色に合わせて「わさびチーム」「キムチチーム」と名付けて行われたゲームでは、ゴールを決めるだけでなく応援によっても得点が入る特別ルールが取り入れられ、得点したチームは全員で仲間のゴールを笑顔で迎え、失点したチームも大きな声で「ドンマイ」と励ますなど、青空の下で和気あいあいとサッカーに熱中していた。

そしてサッカー未経験の児童には経験者がボールの蹴り方を教えたりしていた他、ケガをしてプレーができなかった児童もコーチから手渡されたビブスを身につけ、仲間のプレーに大きな声援を送っていた。









プログラム終了後、コーチ陣は校内を見学。防災学習室でかつてレッズから贈られた旗を再確認したり、掃除中の児童たちと談笑したりしていた。






















同日午後に訪れた山田町立大浦小学校も、2011年8月以来の訪問となる。今回は4年生4名、5年生5名、6年生13名が落合キャプテンの講話に参加。実技には3年生3名も加わり、合計25名が酒井友之コーチの仕切りで大いにサッカーを楽しんだ。仲間からの声援を受け、共に汗を流しながら1つのゴールで生まれる喜びや悔しさを共有し、学年の垣根を越えて1つのボールを追いかけていた。

そして両校共に、最後には児童たちからコーチたちに向けての感謝の言葉が送られ、コーチたちからはコーチ陣のサインが入ったペナントやシール、トートバッグ、レジャーシート、クリアファイル、お預かりした義援金で購入したステンレスボトルなどが全校生徒にプレゼントされた。

『浦和レッズ ハートフルサッカー in 東北2014』は、「被災地だからといって特別なことはしません。埼玉の子供たちと同じように接し、大切なことをしっかりと伝えるとともに、子供たちにいろいろな経験をしてほしい」という落合キャプテンの理念に基づき、29日~10月3日(金)の日程にて活動を行う。

【宮沢克行コーチ】
「埼玉とこちらで気持ちの入り方が違っていてはおかしいと思いますので、僕たちはいつもと変わらないスタンスで子供たちと接しました。彼らもいろいろな経験をしてきているとはここに来て感じましたが、海が見える高台といういい場所で、子供たちも明るい感じで積極的に参加してくれました」

【酒井友之コーチ】
「僕は去年に来たときにはサポートのみでしたので、今回は初めて東北での仕切りを担当しました。一番にあるのは子供たちがサッカーを楽しみ、好きになってもらうことでしたが、今回は環境もすごくいいところでできましたし、落合さんの話もあり、コーチたちも盛り上げてくれて、みんなが楽しくサッカーをできたと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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