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浦和レッズ2019年度経営情報の開示について
本日開催の定時株主総会において、2019年度の事業収支が承認されましたので、お知らせいたします。
2019シーズンのトップチームは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)において、選手たちのモチベーションや途中就任した大槻 毅監督の分析力を生かし、日本史上初の3度目の決勝進出を果たして、アジアのタイトルまであと一歩と迫りました。しかし一方で、リーグを中心に成績が安定せず、3年連続となる監督交代を実施したほか、Jリーグにおいては残留争いを、天皇杯では3カテゴリー下のチームに敗れ、2020シーズンのACLの出場権を逃すなど、非常に厳しいシーズンとなりました。
2016年からは3年連続でタイトルを獲得していましたが、2019シーズンは無冠に終わり、さらにここ3年でリーグでの成績が安定しない状況が続いたため、新しい風を注入し、浦和レッズのサッカーを確立するため、シーズン終了後には強化体制を大きく変更しました。
2019年度の事業収入については、史上初の80億円を超える、82億1,766万円となり、過去最高を記録しました。事業運営費、チーム運営費、一般管理費を合わせた営業費用は80億8,172万円となり、この結果、営業利益が1億3,594万円、当期純利益は6,198万円となり、9年連続で黒字を確保しました。
ACLのホームゲームを含む総入場者数は80万2,786人と、前年比12万1,211人が増えました。
一方で、リーグ戦の平均入場者数を見ると、3万4,184人と前年度比で1,318人減となりました。これは、リーグ戦でのチーム成績の低迷と開催日の平日振り替え(当初3日→最終的に7日)が重なったためと考えられます。なお、入場料収入は、約23億円となりました。
広告料収入は、新規パートナーの獲得、RBC(レッズビジネスクラブ)の獲得などが功を奏し、38億円を超え、過去最高を達成しました。
グッズ収入は、ACLでの勝ち上がりで試合数が2試合増え、スタジアムでの販売機会も増えたことで、前年よりも下回ったものの、2年連続で9億円を超えました(前年度比5,134万円減)。
その他収入とリーグ分配金の合計は、ACL準優勝賞金やAFCなどからのプレミアム収入により、11億7,454万円(前年度比2億7,073万円減)となりました。
純資産は16億1,881万円と昨年に続き、過去最高を更新しました。過去の利益の蓄積である利益剰余金は12億3,321万円(前年度比6,198万円増)となりました。
クラブの具体的な取り組みとしては、クラブ史上最大の「席割り改革」を実施しました。新規来場者向けの「ウェルカムシート」、ホームタウン在住者向けの「サッカーのまち 浦和シート」などを設けたほか、試合毎にいろいろなテーマの企画を付けた「企画シート」を新設するなど、さまざまな方に楽しんでもらえるよう、改革しました。
開始から5年目を迎えたREX CLUBの会員数は前年より1万人以上増え、9万3,000人を超えて、10万人の大台へと迫りました。
また、浦和レッズ理念にある、安全・快適で熱気あふれるスタジアムづくりのために、ファン・サポーターのみなさんとの継続した対話を実施していったほか、5年間の差別撲滅に向けたアクションプログラム「“ZERO TOLERANCE”」を終え、新たにSDGsへの本格的参画も行っています。
加えて、「地下鉄7号線(埼玉高速鉄道)延伸」及び「埼玉スタジアム駅等の設置」の署名活動を実施し、埼玉県とさいたま市に要望して、ホームゲーム時のアクセス改善に向けて取り組みを進めました。また埼玉スタジアム2002公園の指定管理者にも選定されました。
2020シーズンは、現在、世界を覆う新型コロナウイルスの影響もあり、経営に大きな悪影響があることは避けられないと予想されます。この危機的状況に対し、私たちはクラブ一丸となって浦和レッズの存在意義をあらためて確認し、その存続に向けて全力を尽くしていきます。サッカーなどのスポーツは、ともすれば生活の必需品ではないものとして、その必要性に疑念が抱かれるものですが、私たちは、こうした危機的状況を迎えているからこそ、サッカーやスポーツの存在が必要であると信じています。
国民、ファン・サポーターのみなさまをはじめ、選手、クラブスタッフを含む、あらゆるステークホルダーのみなさまの健康と安全に配慮しつつ、クラブが存続し、リーグが継続されて、スポーツの喜びや感動を世に伝えられるよう、あらゆる努力を行っていきます。
その上で、リーグが再開された暁には、チームは「浦和のために、最後まで走り、闘い、貫く」という浦和レッズが背負う責任を常に意識して闘っていき、見ている方たちが勇気づけられるようなプレーを示したいと考えています。また常に勝利を目指すことはもちろん、3年計画で浦和レッズのサッカーとは何かを追求して確立させ、タイトルを獲れるチームを作ります。
育成は、「心を動かす」選手を育てることをモットーに、トップチームのチームコンセプトに一貫した育成メソッドを作成していきます。
レディースは、2年目を迎える森監督のもと、さらなるチームコンセプトの浸透、選手の成長を実現し、昨シーズン、あと一歩まで迫ったタイトル獲得を目標とします。
事業的には、新型コロナウイルスの影響を最小化するような取り組みを模索していくことはもちろん、浦和レッズが企業や地域をつなげるハブとなり、「社会や地域の課題解決」に取り組んでいきます。ここでも浦和レッズが、今だからこそできることを考え、行動していきます。
浦和レッズの存在意義は、地域の公共財として、「サッカーをはじめとするスポーツの感動や喜びを伝え、スポーツが日常にある文化を育み、次世代に向けて豊かな地域・社会を創っていく」ことにあります。社会環境として、不確実、不透明な時代に突入して久しいですが、サッカーをはじめとするスポーツが担う社会的役割や存在意義を常に意識し、チームと事業が両輪となって、ファン・サポーターをはじめとする多くの方々の人生に、少しでも豊かさを添えられるよう、浦和を背負う責任という思いを持って、取り組んでいきます。
1.クラブ収支状況
2.クラブ財産状況
2019シーズンのトップチームは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)において、選手たちのモチベーションや途中就任した大槻 毅監督の分析力を生かし、日本史上初の3度目の決勝進出を果たして、アジアのタイトルまであと一歩と迫りました。しかし一方で、リーグを中心に成績が安定せず、3年連続となる監督交代を実施したほか、Jリーグにおいては残留争いを、天皇杯では3カテゴリー下のチームに敗れ、2020シーズンのACLの出場権を逃すなど、非常に厳しいシーズンとなりました。
2016年からは3年連続でタイトルを獲得していましたが、2019シーズンは無冠に終わり、さらにここ3年でリーグでの成績が安定しない状況が続いたため、新しい風を注入し、浦和レッズのサッカーを確立するため、シーズン終了後には強化体制を大きく変更しました。
2019年度の事業収入については、史上初の80億円を超える、82億1,766万円となり、過去最高を記録しました。事業運営費、チーム運営費、一般管理費を合わせた営業費用は80億8,172万円となり、この結果、営業利益が1億3,594万円、当期純利益は6,198万円となり、9年連続で黒字を確保しました。
ACLのホームゲームを含む総入場者数は80万2,786人と、前年比12万1,211人が増えました。
一方で、リーグ戦の平均入場者数を見ると、3万4,184人と前年度比で1,318人減となりました。これは、リーグ戦でのチーム成績の低迷と開催日の平日振り替え(当初3日→最終的に7日)が重なったためと考えられます。なお、入場料収入は、約23億円となりました。
広告料収入は、新規パートナーの獲得、RBC(レッズビジネスクラブ)の獲得などが功を奏し、38億円を超え、過去最高を達成しました。
グッズ収入は、ACLでの勝ち上がりで試合数が2試合増え、スタジアムでの販売機会も増えたことで、前年よりも下回ったものの、2年連続で9億円を超えました(前年度比5,134万円減)。
その他収入とリーグ分配金の合計は、ACL準優勝賞金やAFCなどからのプレミアム収入により、11億7,454万円(前年度比2億7,073万円減)となりました。
純資産は16億1,881万円と昨年に続き、過去最高を更新しました。過去の利益の蓄積である利益剰余金は12億3,321万円(前年度比6,198万円増)となりました。
クラブの具体的な取り組みとしては、クラブ史上最大の「席割り改革」を実施しました。新規来場者向けの「ウェルカムシート」、ホームタウン在住者向けの「サッカーのまち 浦和シート」などを設けたほか、試合毎にいろいろなテーマの企画を付けた「企画シート」を新設するなど、さまざまな方に楽しんでもらえるよう、改革しました。
開始から5年目を迎えたREX CLUBの会員数は前年より1万人以上増え、9万3,000人を超えて、10万人の大台へと迫りました。
また、浦和レッズ理念にある、安全・快適で熱気あふれるスタジアムづくりのために、ファン・サポーターのみなさんとの継続した対話を実施していったほか、5年間の差別撲滅に向けたアクションプログラム「“ZERO TOLERANCE”」を終え、新たにSDGsへの本格的参画も行っています。
加えて、「地下鉄7号線(埼玉高速鉄道)延伸」及び「埼玉スタジアム駅等の設置」の署名活動を実施し、埼玉県とさいたま市に要望して、ホームゲーム時のアクセス改善に向けて取り組みを進めました。また埼玉スタジアム2002公園の指定管理者にも選定されました。
2020シーズンは、現在、世界を覆う新型コロナウイルスの影響もあり、経営に大きな悪影響があることは避けられないと予想されます。この危機的状況に対し、私たちはクラブ一丸となって浦和レッズの存在意義をあらためて確認し、その存続に向けて全力を尽くしていきます。サッカーなどのスポーツは、ともすれば生活の必需品ではないものとして、その必要性に疑念が抱かれるものですが、私たちは、こうした危機的状況を迎えているからこそ、サッカーやスポーツの存在が必要であると信じています。
国民、ファン・サポーターのみなさまをはじめ、選手、クラブスタッフを含む、あらゆるステークホルダーのみなさまの健康と安全に配慮しつつ、クラブが存続し、リーグが継続されて、スポーツの喜びや感動を世に伝えられるよう、あらゆる努力を行っていきます。
その上で、リーグが再開された暁には、チームは「浦和のために、最後まで走り、闘い、貫く」という浦和レッズが背負う責任を常に意識して闘っていき、見ている方たちが勇気づけられるようなプレーを示したいと考えています。また常に勝利を目指すことはもちろん、3年計画で浦和レッズのサッカーとは何かを追求して確立させ、タイトルを獲れるチームを作ります。
育成は、「心を動かす」選手を育てることをモットーに、トップチームのチームコンセプトに一貫した育成メソッドを作成していきます。
レディースは、2年目を迎える森監督のもと、さらなるチームコンセプトの浸透、選手の成長を実現し、昨シーズン、あと一歩まで迫ったタイトル獲得を目標とします。
事業的には、新型コロナウイルスの影響を最小化するような取り組みを模索していくことはもちろん、浦和レッズが企業や地域をつなげるハブとなり、「社会や地域の課題解決」に取り組んでいきます。ここでも浦和レッズが、今だからこそできることを考え、行動していきます。
浦和レッズの存在意義は、地域の公共財として、「サッカーをはじめとするスポーツの感動や喜びを伝え、スポーツが日常にある文化を育み、次世代に向けて豊かな地域・社会を創っていく」ことにあります。社会環境として、不確実、不透明な時代に突入して久しいですが、サッカーをはじめとするスポーツが担う社会的役割や存在意義を常に意識し、チームと事業が両輪となって、ファン・サポーターをはじめとする多くの方々の人生に、少しでも豊かさを添えられるよう、浦和を背負う責任という思いを持って、取り組んでいきます。
1.クラブ収支状況
2.クラブ財産状況