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2016シーズンにあたって
日頃より浦和レッドダイヤモンズを熱くサポートいただき、まことにありがとうございます。
現在、トップチームは2月24日(水)に埼玉スタジアムで行われます2016シーズン初戦・AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、シドニーFC戦に向け、鹿児島県で第二次トレーニングキャンプに入り準備を進めていますが、2016シーズン開幕を控えた今、昨シーズンを振り返るとともに、2016シーズンに向けてのクラブ、チームの方針をお知らせいたします。
【トップチームについて】
成長を続け無敗で1stステージ優勝、年間勝ち点は過去最高に並んだものの
主要タイトルを獲得できず悔しい結末となった2015シーズン
2ステージ制が11年ぶりに再会した2015シーズンは、1stステージを無敗で優勝し順調な滑り出しとなりました。シーズンを通しても、年間勝ち点でリーグ初制覇を果たした2006シーズンと同じ72ポイントを獲得、得失点差でも+29と、ミシャ監督が就任して以降、最もよい成績を収めました。2012シーズンから勝ち点と得失点差は年々上積みされるとともに、新たな戦術も加わって内容も改善され、チームは2015シーズンも確実に成長したと言えます。
2015シーズンの成績
リーグ年間順位 3位 (21勝9分4敗)
リーグ1stステージ 1位 (12勝5分0敗)
リーグ2ndステージ 4位 (9勝4分4敗)
リーグ年間勝ち点 2位 (72ポイント)
ヤマザキナビスコカップ ベスト8
AFCチャンピオンズリーグ グループステージ敗退
天皇杯 準優勝
しかし、1stステージで無敗優勝しながらも、当初目標としていた年間勝ち点1位を獲ることができず、チャンピオンシップでも準決勝で敗退しました。また2年ぶりの出場となったACLではグループステージ敗退、ヤマザキナビスコカップではベスト8、そして、天皇杯では決勝に進みながらも優勝することができませんでした。浦和レッズにかかわるすべてのみなさまから大きな期待とサポートを受けながら、主要タイトル獲得を実現できず、大変悔しい結果となりました。
「ピッチ上での規律」を重視し、全力を尽くす
相手陣内でのプレー時間を増やし、そして昨シーズンを上回る結果を
2016シーズンは、リーグ戦、ACL、ヤマザキナビスコカップ、天皇杯とすべての戦いにおいて、昨シーズンの結果を上回ることを目指します。2015シーズンの成果と課題のもと、補強については、実績はもちろんのこと、人間性も加味して必要な選手を獲得しました。特にUEFAチャンピオンズリーグでの出場経験やタイトル獲得の経験があるブランコ・イリッチ選手、日本代表選手でもあり、日本を今年のオリンピック出場に導いたU-23日本代表のキャプテン遠藤 航選手、そして才能豊かな駒井善成選手らの加入は、チーム内の健全な競争や、レベルアップに繋がるものと考えています。
また、若い選手には実戦経験を積ませる機会として「期限付き移籍」の制度を活用して、切れ目のない戦力維持に取り組んでいます。
チームはミシャ監督のもと、昨シーズンよりもさらに「ピッチ上での規律」を徹底し、高い位置でプレスをかけ、相手陣内でのプレーできる時間を増やしていきます。攻守において、今まで以上に積極的なプレーを心掛けに、魅力的なサッカーを継続していくことに全力を尽くします。
【育成とレディースについて】
一貫指導と豊かな人間づくりを継続し
トップチームで活躍できる選手の輩出を目指す育成部門
小学生から高校生を対象とする育成は、今シーズンもトップチームで活躍できる選手、世界に通用する選手を輩出するために、一貫指導に基づいた選手指導を行うこと、またサッカーを通して豊かな人づくり、人間形成を行うことを目指して活動していきます。
2015シーズンのユースチームはプレミアリーグへの復帰はなりませんでしたが、Jユースカップで初優勝、日本一を獲得。また、メキシコ遠征でもヨーロッパや南米の強豪がひしめく中ベスト4に入る健闘をみせました。しかし一方では、ユース、ジュニアユースともにクラブユース選手権全国大会の出場を逃し、育成年代での結果を出すことの難しさを感じる一年でした。
ジュニア、ジュニアユース、ユース、トップの全カテゴリーのつながりを意識しながら選手を育成していきます。
指導者の質の継続的な向上を図るために指導者講習会を開くとともに、スカウト体制を強化し、ポテンシャルの高い選手の発掘などにもより力を入れていきます。また「家庭、学校、クラブの3者が密接に連携して子供を支える」体制を整え、選手を競技面だけでなく、生活面でもサポートしていきます。
レッズレディースはすべての大会で優勝争いを目指す
レッズレディースについては、昨シーズンはなでしこリーグでの連覇を目指しましたが、レギュラーシリーズ、エキサイティングシリーズで共に6位、また皇后杯では準々決勝で敗退という悔しい結果となりました。
2016シーズンは、実力のある選手の加入やユースからの有望な若手選手の昇格、そして新たな指導体制を構築しました。4シーズン目となる吉田 靖監督のもと、厳しいトレーニングを開始しました。選手個々やチームをさらにレベルアップさせ、各大会において優勝争いをできるよう、全力を尽くします。
【クラブについて】
「安全なスタジアムづくり」「快適なスタジアムづくり」を継続
2015シーズンは、対話に基づく安全なスタジアムづくりや、新たな取組みを含む快適なスタジアムづくりを継続しました。差別的と見られる横断幕の掲出から2年目となりましたが、引き続き「安全と対話」を重視し、警備体制を強化して対応したほか、サポーター同士の対話促進をサポートする等対話に基づく安全なスタジアムづくりを行いました。
スタンドにおける掲出物の扱いについても、対話のもとでルールを見直し、横断幕や大旗等の掲出解禁を行いました。
差別撲滅に向けた取組みについては、提携する国連の友アジア-パシフィック等と共にスタッフへの啓発の継続やSPORTS FOR PEACE! DAYの実施等を継続したほか、法務局と連携した啓発活動を行いました。
スタジアムにおいては、自由席の観戦スタイルによるエリアのすみ分けや、ビジター指定席の新設、ファミリー向けシートの値下げと拡充といった大規模な席割変更を行いました。
「クラブとファン・サポーター」「ファン・サポーター同士」の関係を深めるため、様々な楽しみを体験していただいたり、絆づくりをしていただく新たなメンバーシップREX CLUBを創設しました。ホーム自由席においては、シーズンチケットホルダーの方が優先的に入場できる抽選システムを構築し、入場前の「並び」の時間短縮を図りました。また、来場や購入にポイントが付くポイントプログラムも少しずつ充実してきました。
比較的少人数で浦和レッズについて語り合うサポーターミーティングを2014シーズンに続き実施し、絆づくりやクラブ運営の改善に繋がる前向きな意見を多数いただきました。
「絆づくり」と「快適なスタジアム」への挑戦
2016シーズンは、「安全なスタジアム」づくりを継続し、また差別撲滅に向けた活動においては、より一層取組みを強化します。そのうえで、「絆づくり」をより強化し、「快適なスタジアム」に向けた取組みに新たにチャレンジします。
「絆づくり」においては、REX CLUBの取組みを原動力に、楽しさや誇らしさをより感じられるような仕組みづくりを強化します。シーズンチケットホルダーはもちろん、最近新たにスタジアムに来場し始めた方も楽しめるような取組みも検討します。
REX CLUBにおいては、貯まったREXポイントを特典に交換できるプログラムをスタートさせる予定です。
スタジアムにおいては、ファンショップ、グルメショップ、イベントも「絆づくり」や楽しみの提供という観点から充実させていきます。
ハートフルクラブ等による青少年の健全育成や、アジアとの相互理解を深める国際交流、様々な活動を通じたホームタウンにおける幸せづくり、長期的視野に立った東日本大震災等支援プロジェクト等サッカーの試合そのものではないもののJリーグが理念として掲げるスポーツを通じた幸せづくりを引き続き継続します。
「Jリーグ百年構想」の具現化を目指すスポーツランド、レッズランドについては、新たな発展のために、スポーツプログラムをはじめとし、内容を充実することに力を注いでいきます。
中長期的にはアジアのリーディングクラブへ
浦和レッズは「強くて魅力あるチーム」、「地域の誇りとなるクラブ」、「自立し責任あるクラブ」をあるべき姿として掲げてきました。また、中長期的なビジョンとしては、アジアにおけるリーディングクラブになるということを目指しています。そのために2016シーズンは、チームだけでなくあらゆる分野でアジアナンバーワンとなることを意識して取組みます。
トップチームや育成は「強くて魅力あるチーム」づくりを継続し、クラブ全体では絆づくりやレッズレディース、ホームタウン活動、ハートフルクラブ、レッズランドといった多種多様な取組みを通じて「地域の誇りとなるクラブ」を目指します。この二つが両輪となって、ホームタウンをはじめとする多くの方々に幸せや誇りを感じていただけるよう全力を尽くしてまいります。
これまでのサポートに改めて感謝申し上げますとともに、2016シーズンも、共に闘ってくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
浦和レッドダイヤモンズ
現在、トップチームは2月24日(水)に埼玉スタジアムで行われます2016シーズン初戦・AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、シドニーFC戦に向け、鹿児島県で第二次トレーニングキャンプに入り準備を進めていますが、2016シーズン開幕を控えた今、昨シーズンを振り返るとともに、2016シーズンに向けてのクラブ、チームの方針をお知らせいたします。
【トップチームについて】
成長を続け無敗で1stステージ優勝、年間勝ち点は過去最高に並んだものの
主要タイトルを獲得できず悔しい結末となった2015シーズン
2ステージ制が11年ぶりに再会した2015シーズンは、1stステージを無敗で優勝し順調な滑り出しとなりました。シーズンを通しても、年間勝ち点でリーグ初制覇を果たした2006シーズンと同じ72ポイントを獲得、得失点差でも+29と、ミシャ監督が就任して以降、最もよい成績を収めました。2012シーズンから勝ち点と得失点差は年々上積みされるとともに、新たな戦術も加わって内容も改善され、チームは2015シーズンも確実に成長したと言えます。
2015シーズンの成績
リーグ年間順位 3位 (21勝9分4敗)
リーグ1stステージ 1位 (12勝5分0敗)
リーグ2ndステージ 4位 (9勝4分4敗)
リーグ年間勝ち点 2位 (72ポイント)
ヤマザキナビスコカップ ベスト8
AFCチャンピオンズリーグ グループステージ敗退
天皇杯 準優勝
しかし、1stステージで無敗優勝しながらも、当初目標としていた年間勝ち点1位を獲ることができず、チャンピオンシップでも準決勝で敗退しました。また2年ぶりの出場となったACLではグループステージ敗退、ヤマザキナビスコカップではベスト8、そして、天皇杯では決勝に進みながらも優勝することができませんでした。浦和レッズにかかわるすべてのみなさまから大きな期待とサポートを受けながら、主要タイトル獲得を実現できず、大変悔しい結果となりました。
「ピッチ上での規律」を重視し、全力を尽くす
相手陣内でのプレー時間を増やし、そして昨シーズンを上回る結果を
2016シーズンは、リーグ戦、ACL、ヤマザキナビスコカップ、天皇杯とすべての戦いにおいて、昨シーズンの結果を上回ることを目指します。2015シーズンの成果と課題のもと、補強については、実績はもちろんのこと、人間性も加味して必要な選手を獲得しました。特にUEFAチャンピオンズリーグでの出場経験やタイトル獲得の経験があるブランコ・イリッチ選手、日本代表選手でもあり、日本を今年のオリンピック出場に導いたU-23日本代表のキャプテン遠藤 航選手、そして才能豊かな駒井善成選手らの加入は、チーム内の健全な競争や、レベルアップに繋がるものと考えています。
また、若い選手には実戦経験を積ませる機会として「期限付き移籍」の制度を活用して、切れ目のない戦力維持に取り組んでいます。
チームはミシャ監督のもと、昨シーズンよりもさらに「ピッチ上での規律」を徹底し、高い位置でプレスをかけ、相手陣内でのプレーできる時間を増やしていきます。攻守において、今まで以上に積極的なプレーを心掛けに、魅力的なサッカーを継続していくことに全力を尽くします。
【育成とレディースについて】
一貫指導と豊かな人間づくりを継続し
トップチームで活躍できる選手の輩出を目指す育成部門
小学生から高校生を対象とする育成は、今シーズンもトップチームで活躍できる選手、世界に通用する選手を輩出するために、一貫指導に基づいた選手指導を行うこと、またサッカーを通して豊かな人づくり、人間形成を行うことを目指して活動していきます。
2015シーズンのユースチームはプレミアリーグへの復帰はなりませんでしたが、Jユースカップで初優勝、日本一を獲得。また、メキシコ遠征でもヨーロッパや南米の強豪がひしめく中ベスト4に入る健闘をみせました。しかし一方では、ユース、ジュニアユースともにクラブユース選手権全国大会の出場を逃し、育成年代での結果を出すことの難しさを感じる一年でした。
ジュニア、ジュニアユース、ユース、トップの全カテゴリーのつながりを意識しながら選手を育成していきます。
指導者の質の継続的な向上を図るために指導者講習会を開くとともに、スカウト体制を強化し、ポテンシャルの高い選手の発掘などにもより力を入れていきます。また「家庭、学校、クラブの3者が密接に連携して子供を支える」体制を整え、選手を競技面だけでなく、生活面でもサポートしていきます。
レッズレディースはすべての大会で優勝争いを目指す
レッズレディースについては、昨シーズンはなでしこリーグでの連覇を目指しましたが、レギュラーシリーズ、エキサイティングシリーズで共に6位、また皇后杯では準々決勝で敗退という悔しい結果となりました。
2016シーズンは、実力のある選手の加入やユースからの有望な若手選手の昇格、そして新たな指導体制を構築しました。4シーズン目となる吉田 靖監督のもと、厳しいトレーニングを開始しました。選手個々やチームをさらにレベルアップさせ、各大会において優勝争いをできるよう、全力を尽くします。
【クラブについて】
「安全なスタジアムづくり」「快適なスタジアムづくり」を継続
2015シーズンは、対話に基づく安全なスタジアムづくりや、新たな取組みを含む快適なスタジアムづくりを継続しました。差別的と見られる横断幕の掲出から2年目となりましたが、引き続き「安全と対話」を重視し、警備体制を強化して対応したほか、サポーター同士の対話促進をサポートする等対話に基づく安全なスタジアムづくりを行いました。
スタンドにおける掲出物の扱いについても、対話のもとでルールを見直し、横断幕や大旗等の掲出解禁を行いました。
差別撲滅に向けた取組みについては、提携する国連の友アジア-パシフィック等と共にスタッフへの啓発の継続やSPORTS FOR PEACE! DAYの実施等を継続したほか、法務局と連携した啓発活動を行いました。
スタジアムにおいては、自由席の観戦スタイルによるエリアのすみ分けや、ビジター指定席の新設、ファミリー向けシートの値下げと拡充といった大規模な席割変更を行いました。
「クラブとファン・サポーター」「ファン・サポーター同士」の関係を深めるため、様々な楽しみを体験していただいたり、絆づくりをしていただく新たなメンバーシップREX CLUBを創設しました。ホーム自由席においては、シーズンチケットホルダーの方が優先的に入場できる抽選システムを構築し、入場前の「並び」の時間短縮を図りました。また、来場や購入にポイントが付くポイントプログラムも少しずつ充実してきました。
比較的少人数で浦和レッズについて語り合うサポーターミーティングを2014シーズンに続き実施し、絆づくりやクラブ運営の改善に繋がる前向きな意見を多数いただきました。
「絆づくり」と「快適なスタジアム」への挑戦
2016シーズンは、「安全なスタジアム」づくりを継続し、また差別撲滅に向けた活動においては、より一層取組みを強化します。そのうえで、「絆づくり」をより強化し、「快適なスタジアム」に向けた取組みに新たにチャレンジします。
「絆づくり」においては、REX CLUBの取組みを原動力に、楽しさや誇らしさをより感じられるような仕組みづくりを強化します。シーズンチケットホルダーはもちろん、最近新たにスタジアムに来場し始めた方も楽しめるような取組みも検討します。
REX CLUBにおいては、貯まったREXポイントを特典に交換できるプログラムをスタートさせる予定です。
スタジアムにおいては、ファンショップ、グルメショップ、イベントも「絆づくり」や楽しみの提供という観点から充実させていきます。
ハートフルクラブ等による青少年の健全育成や、アジアとの相互理解を深める国際交流、様々な活動を通じたホームタウンにおける幸せづくり、長期的視野に立った東日本大震災等支援プロジェクト等サッカーの試合そのものではないもののJリーグが理念として掲げるスポーツを通じた幸せづくりを引き続き継続します。
「Jリーグ百年構想」の具現化を目指すスポーツランド、レッズランドについては、新たな発展のために、スポーツプログラムをはじめとし、内容を充実することに力を注いでいきます。
中長期的にはアジアのリーディングクラブへ
浦和レッズは「強くて魅力あるチーム」、「地域の誇りとなるクラブ」、「自立し責任あるクラブ」をあるべき姿として掲げてきました。また、中長期的なビジョンとしては、アジアにおけるリーディングクラブになるということを目指しています。そのために2016シーズンは、チームだけでなくあらゆる分野でアジアナンバーワンとなることを意識して取組みます。
トップチームや育成は「強くて魅力あるチーム」づくりを継続し、クラブ全体では絆づくりやレッズレディース、ホームタウン活動、ハートフルクラブ、レッズランドといった多種多様な取組みを通じて「地域の誇りとなるクラブ」を目指します。この二つが両輪となって、ホームタウンをはじめとする多くの方々に幸せや誇りを感じていただけるよう全力を尽くしてまいります。
これまでのサポートに改めて感謝申し上げますとともに、2016シーズンも、共に闘ってくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
浦和レッドダイヤモンズ