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レディース、新加入選手記者会見

4日、さいたま市内のホテルで、浦和レッズレディース新加入選手記者会見が開かれ、千葉望愛(みのり)、乗松瑠華、三谷沙也加、石井咲希、大戸遙可、中村みづきの6選手と吉田靖監督が出席した。記者会見では、吉田監督が選手たちの紹介を行ったほか、選手たち自ら今シーズンに懸ける意気込みなどを語った。



【吉田靖監督】


「今日は浦和レッズの新加入選手記者会見にお越しいただき誠にありがとうございます。これから6人の新加入選手を紹介しますが、非常に有望な選手を加えることができて大変嬉しく思っています。とても楽しみですし、選手層が厚くなったと思います。これから期待できる6人ですので、今後ともよろしくお願いします。
私の隣にいますのが、早稲田大学出身の千葉望愛です。彼女は浦和レッズジュニアユースレディース(現レディースジュニアユース/レディースユース)の出身で、早稲田大に行ってから戻ってきました。ポジションはDFです。スピードがあって、1対1も安定していて、堅いディフェンスができる選手だと評価しています。千葉の隣にいますのが乗松瑠華です。JFAアカデミー福島に6年間所属していました。ポジションはDFもMFもFWもできる能力の高い選手です。テクニック、フィジカル、戦術的にもしっかりしている選手です。乗松の右隣が、作陽高校出身の三谷沙也加です。ポジションは攻撃的なMFです。攻撃能力の高い選手であり、ボールタッチも非常に柔らかくて魅力的な選手です。現在は左膝の靭帯を損傷していまして、しばらくはプレーができませんが、復帰後のプレーに期待しています。後列の向かって左が、ユース出身の石井咲希です。去年からなでしこリーグに出場しています。スピードがあり身体能力が高く、技術的にもしっかりしている素晴らしい選手です。去年も数試合出ているので、今年はレギュラーを取れるように頑張ってもらいたいと思います。後列の中央が、ユース出身の大戸遥可です。ユースでもキャプテンを務めていまして、非常にリーダーシップのある選手です。ポジションはDFで、フィード能力が高く、クレバーな選手です。そして後列の右が、ユース出身の中村みづきです。石井と同様、去年からなでしこリーグに出場しています。攻撃力があり、シュートもパンチ力があって得点力の高いアタッカーです。今年はレギュラーを取るように頑張ってほしいと考えています」

【千葉望愛】


「こんにちは。早稲田大学から来ました、東京都出身の千葉望愛です。千葉という名字は相手チームにも多いので、望愛(みのり)という名前で憶えていただきたいと思っています。中学、高校と浦和レッズジュニアユースレディースでプレーさせていただきました。その後、早稲田大学でプレーをして、再びレッズレディースに加入できたことを嬉しく思います。加入したことで満足せず、私は新加入選手の中でも一番身長が低いですが、ジャンプ力はあると思っているので、しっかりと持ち味を発揮して、周りの選手との競争にも打ち勝ち、試合に出て、チームの勝利に貢献していきたいと思います。よろしくお願いいたします」

【乗松瑠華】


「こんにちは。JFAアカデミー福島から来ました、背番号25番のDF 乗松瑠華です。幼いころから埼玉県に住んでいて、浦和レッズに憧れていたので、今シーズンからレッズでプレーできることを嬉しく、誇りに思います。いろいろなポジションができるので、試合のいろいろな場面で自分の特長を生かしながら、チームに貢献して優勝を目指してみんなで頑張っていきたいです」

【三谷沙也加】


「こんにちは。岡山県の作陽高校から来ました背番号28番の三谷沙也加です。いま左足の前十字靭帯をケガしています。こんなに大きなケガは初めてなので、復帰するまでも不安がありますが、チームのみんなが頑張っている姿を見て自分も頑張らなければという思いになっていくと思うので、自分なりに一歩一歩成長していきたいと考えています。笑顔を忘れずに、ゴールと個々のスキルアップを目指して、いち早く試合に出られるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」

【石井咲希】


「こんにちは。今シーズン、ユースから昇格しました背番号12 DF 石井咲希です。去年からレッズレディースで練習や試合に出させてもらいましたが、初めてで自分らしいプレーができませんでした。今年は積極的にプレーして、自分の長所であるスピードを生かしたプレーを、たくさんの方にお見せできるように頑張りたいです。よろしくお願いします」

【大戸遥可】


「今季ユースから昇格しました背番号27番、DF 大戸遥可です。今まで6年間レッズの下部組織でプレーさせてもらっていました。目標であったレッズレディースに昇格できて嬉しく思います。これで満足せずに、自分の長所である後ろからのリーダーシップを発揮して、ゲームの中でコミュニケーションを図っていきたいですし、センターバックから得点につながるようなボール配給ができるように、日々の練習から積極的に取り組んでいきたいです。応援よろしくお願いします」

【中村みづき】


「こんにちは。今季ユースから昇格しました背番号24番 の中村みづきです。去年からレディースのトップチームの練習に参加させていただいていましたので、そのときに学んだことや経験を生かして、今シーズンから新たな気持ちで頑張りたいです。よろしくお願いします」

【質疑応答】
(吉田監督にお聞きします。補強の狙いと、新加入選手に期待することは?)
吉田監督「ポジションもDF、MF、FWとバランスがとれて、どの選手も各年代の代表に入るような有望な選手です。みんなを即戦力として考えています。もちろん今は誰もレギュラーが決まっていないので、ぜひいい競争をして、試合に出てもらいたいと思います。それがチーム力をアップさせる基本になると思います。新人だからということではなく、明日からでもレギュラー取るつもりで頑張ってほしいと思います」

(選手の方たちにお聞きします。憧れや目標としている選手は?)
千葉「私は、パリ・サンジェルマンのチアゴ・シウバ選手です。献身的な守備と、安定したプレーで攻撃にも絡む選手なので、目標としています」

乗松「私は、スウェーデン代表で、1.FFCトゥルビネ・ポツダムに所属しているアントニア・グランソン選手です。去年、トゥルビネ・ポツダムに練習参加させていただいたときに、彼女がサッカーだけでなく生活面でも引っ張っていて、プレーを見てもワクワクしたので尊敬しています」

三谷「私はクリスチアーノ・ロナウド選手です。スピードに乗ったドリブルと、技術の高さと、ドリブルからのパンチ力あるシュートが、自分が目標としているプレースタイルなので、少しでも近づけるように頑張りたいと思います」

中村「私はイニエスタ選手が好きです。見ていてワクワクするので、私もみなさんにワクワクしてもらえるようなプレーができたらと思います」

大戸「私は、すごく身近な方なのですが、高畑志帆選手です。普段はとても面白く優しい方なのですが、サッカーになると、同じセンターバックとしていいコーチングをしながらも、視野の広いプレーでチームを引っ張っていっているので、自分もそんな選手になれたらいいなと思います」

石井「私は長友佑都選手です。背は大きくないですが、世界で通用するスピードだったり、運動量も豊富で、守備はもちろん積極的な攻撃参加も魅力的なので、自分もそんな選手になりたいと思っています」

(全選手に聞きます。自分の持ち味は?)
石井「私はスピードに乗ったプレーです。今年はそこを見ていただけるように頑張りたいです」

大戸「私はロングフィードを持ち味と考えています。味方のサイドバックがオーバーラップした際に自分がボールを持っていたら、相手の最終ラインの裏に蹴りだすようなロングフィードをするなど、受けた人が次のプレーにつなぎやすいようなプレーを意識したいです」

中村「私は、裏への抜け出しとロングキックが得意です。以前にボランチをやっていたことがあり、よくキックの練習をしていたので、それを生かして積極的にロングシュートを狙って得点に結び付けたいと思います」

三谷「私はドリブルと2列目からの飛び出しが特長です。得点に絡むことが得意なので、2列目から飛び出してGKと1対1になるなど、自分のスピードを生かしたプレーを出していきたいと思います」

乗松「私はいろいろなポジションができるので、センターバックを任された際には、積極的な攻撃参加、他のポジションでも、ボールを散らして、正確なキックでチャンスを作っていきたいと思います」

千葉「私はスピードがある方だと思っているので、カバーリングや1対1の守備で、泥臭く体を投げ出して守備をしていきたいです。大学時代はCKからも得点していたので、そういうところも見ていただきたいと思います。ヘディングが好きなので、ヘディングの競り合いで負けたくない気持ちがあります」

(今シーズンの個人的な目標は?)
千葉「今回新加入した中でもディフェンスの層が厚くなっているので、練習からしっかりと取り組んで、1試合でも多く試合に出ることが目標です」

乗松「1試合でも早く試合に出て、どんなポジションでもみなさんの期待に応えられるようなプレーをして、チームに欠かせないプレーヤーになることが目標です」

三谷「私はケガをしているので、みんなとはスタートが遅れる分、復帰できたらチームの練習や雰囲気に慣れて、自分の思ったプレーができるように、体をレベルアップさせていくことが目標です。できれば、復帰後には今シーズン全部試合に出たいと思っています」

中村「去年はなかなか試合に絡めずにいたので、今シーズンはたくさん試合に出て、チームの勝利に貢献することが目標です。もっとレディースのサッカーを理解して、自分らしさを出していきたいと思います」

大戸「当然のことですが、新加入だから試合に出られなくてもしかたがないという気持ちではなく、新加入だけど、こいつはすごいぞと思われるように、先輩の選手たちに危機感を持ってもらえるような、刺激を持ってもらえるような1年にしたいです」

石井「去年のように試合にたくさん出られるように、日々の練習を大切にして、特長であるスピードを生かしたプレーをお見せできるように頑張りたいです」

(千葉さん、乗松さん、三谷さんにお聞きしたいのですが、昨年は成績が振るいませんでしたが、そのことについては? そして、レッズレディースの環境や雰囲気などで気づいたことは?)
千葉「順位についてはあまり深く考えていませんでした。ユースのころからお世話になっていましたし、レッズレディースに対する思いは強かったので、順位がどうであろうと加入したいと考えています。また、私がいたころより環境は整っているなと感じました。フェスタのときもそうでしたが、トップチームと交流できる場があったり、スタッフの方の多さも変わってきていると感じました。女子サッカーブームの影響なのかなとも思いますし、周りのサポートしてくださっている方が多くなってきたのかなと感じました。練習では知っている選手が多いので、みんな親しくしてくれているので、私もピッチの内外で盛り上げていきたいと思います」

乗松「私も順位はあまり気にしていません。いろいろなチームに練習参加させていただきましたが、ここでなら自分の目標を達成するためのスキルアップができると思いレッズレディースに決めました。そして、私もトップチームとの交流が多いと感じています。練習でも一人一人の能力が高いですし、女子の中でも交流が多いのでいいチームだなと思っています」

三谷「順位はあまり気にしたことはありませんが、自分の考えの中では、優勝したことのあるチームよりは、優勝を狙えるチームに自分が入って勝たせたいという気持ちがあります。昨シーズンよい成績を残せなかった浦和レッズに加入して優勝したいという気持ちはあります。また、チームの雰囲気などは、トップチームとも交流があり、応援してくれる人もたくさんいていい環境だと感じました」

(全選手に聞きます。ファン・サポーターの印象は?)
三谷「フェスタでもそうですが、あんなに大勢の人に見られる経験がなかったので、さすがレッズということは感じました。トップを見て、レディースも応援しようかなという人もいると思うので、とてもありがたく思っています。トップに負けないようにレディースも頑張って、一人でも多くの人に応援してもらえるように頑張っていきたいと思います」

乗松「私は埼玉県出身なので、よくトップチームの応援に行かせてもらいました。私がレッズへの加入が決まったときに、いろいろな人から、レッズのファン・サポーターってすごいよねということを言われて、本当に自分でもそのとおりだと思いますが、男女ともにたくさんの人に応援していただいて、そのおかげで選手たちも頑張れるのだと思います」

千葉「ファン・サポーターの方たちの中には、ユースのころから応援してくれている人たちがいます。大学に行っても応援してくれる人もいましたし、その方が『これからも応援しているよ』と言ってくださって、とても熱い方たちだなと感じました。イベントを重ねていくごとに、選手たちや周りの方々の力もあって、ファン・サポーターも増えていっているのではないかと感じています。私たちも頑張って、試合を見に来ていただけるように魅力あるプレーをしていきたいと思います」

石井「男女ともにたくさんの方に応援していただき、恵まれていると思っています。たくさんの方に楽しんでもらえるようなプレーをしなければいけないと考えています」

大戸「レッズレディースは、なでしこリーグの中でもファン・サポーターの数が多くて、他のチームの選手からもうらやましいとよく言われます。ファン・サポーターの中には、トップだけでなくレディースユースも見に来てくれる方がいて、私が昇格したことを自分のことのように喜んでくださるファン・サポーターの方々がいます。そんな方たちに、レディースに加入した自分のプレーを見てもらいたいですし、レディースのサッカーの楽しさを知ってほしいと思います」

中村「レッズは男子だけでなく、レディースのファン・サポーターも多くて、とても恵まれていると思います。ユースのときも、遠くまで応援に来てくださる方もいて、そういう方たちの存在は、チームにも個人にも力になりますから、これからもそういうファン・サポーターのみなさんのために自分らしく頑張っていきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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