MENU

NEWS

アレックス シャルク 加入会見

8日、アレックス シャルクの加入会見がオンラインで行われ、シャルクと会見に同席した西野 努テクニカルダイレクター(TD)がメディアからの質問に答えた。

【西野 努TD】
「みなさん、こんにちは。本日、アレックス シャルク選手の記者会見をおこなわせてもらいます。年末のウインドーから攻撃力の強化が一つの課題であり続けました。今回、ウインドーの最後で強力な戦力になってくれるストライカーを獲得できたことを非常にうれしく思っています。ここ最近の試合でも決め切れずに勝ち点を逃していることが少なからずありますので、そうしたチームの課題を解決する上での1つのオプション、戦力になってくれると期待しています。本日はよろしくお願いします」

【アレックス シャルク】
「こんにちは。アレックス シャルクです。29歳です。オランダ国籍です。オランダのリーグ、スコットランドのリーグ、スイスのリーグとさまざまな土地を渡って、経験を積んできました。新しいチャレンジを始めたいと思います。すごく興奮していますし、楽しみにしています」

[質疑応答]
(シャルク選手へ質問です。レッズからオファーが来たときの最初の気持ちと加入の決め手は?)
「スイスでの契約が終わるころで、自分の体が新しいチャレンジを求めていたタイミングでした。スカウトの方やさまざまな方から新たな機会の話を得て、このプロジェクトに興味を持ち、興奮した記憶があります。それから代理人、スカウトたちとしっかりと話をし、セルヴェットFCとの話を白紙にし、レッズに来る決心をしました。

そして、浦和レッズというビッグクラブに来て、タイトルを勝ち取りたいということが大きな理由の一つでした。自分の中でも引き金になり、自分のメンタリティーにマッチする要素が多かったですので、浦和レッズに加入すると決心しました」

(西野TDに質問です。昨季もキャスパー ユンカー選手を同じようなタイミングで獲得したが、トレーニングキャンプに間に合うタイミングで獲得したいと思っていただろうが、どういうところを大事にして時間をかけたのか?)
「難しい質問です。選手の移籍はタイミングや保有元クラブの事情など、いろいろな要素が絡み合います。理想としてはシーズンの最初から合流することですが、さまざまな要素が絡み合い、今回はこのタイミングになりました」

(西野TDに質問です。これまではAFCチャンピオンズリーグでの外国人枠の問題もあったと思うが、今年のレギュレーションではシャルク選手は全体の35人の枠に入り、試合ごとにメンバーに入るかどうかを選ぶ状態になるのか?)
「シャルク選手のACLへの登録は済んでいますので、プレー可能です。試合ごとに監督、コーチたちがメンバーを選んで戦うことになると思います」

(シャルク選手に質問です。自分の最大の長所は?ゴールに喜びを感じるのか?それとも攻撃のいろいろなことに関わることが好きなのか?)
「得点することの重要性も感じますが、相手にとって脅威、特にボックスの中で相手にとって脅威になるような存在、そういうところに攻撃の選手としての特長を感じています。アシストも重要です。常に100パーセント、120パーセントを出し、1分1分、どの試合でも最後まで闘い続けるメンタリティーを持っていると自負しています」

(ファン・サポーターやチームメートに呼んでほしい愛称はあるか?)
「ヨーロッパではシャルキーと呼ばれることが多かったです。アレックスでもいいです。そこまで決めてはいません」

(シャルク選手に質問です。シャルク選手はボックス内での動きに特長があると思う。そういうストライカーはヨーロッパではボックス イン ザ ボックスと言われたりもするが、自分の動きをどういう動きだと思っているか?)
「おもしろい質問です。基本的には両足が使えますし、必要なときにターンをして難しい角度からシュートを狙うところ、ボックスに侵入する走りの質やスピードや角度、トップ下の選手からボールを要求する動き、ウイングからのクロスに対するランニング、そのような要素を重要に思っていますし、ストロングポイントだと思っています。ゴールへの嗅覚と言いますが、嗅覚でどこに来るかを予想しながらボールに向かい、繊細なボールタッチでコントロールしてゴールを狙っていくことがポイントだと思っています」

(シャルク選手に質問です。センターFWとしては身長が大きくないが、ゴール前の勝負強さを見ると、フィリッポ インザーギ選手やアントニオ ディ ナターレ選手と似たような印象を受ける。これまで参考にしていた選手や憧れていた選手はいたのか?)
「(セルヒオ)アグエロ選手が一番のアイドルでした。若いころからアグエロの動きを見ていました。プレースタイルも多少似ていると思っていますが、自分はアグエロのように9番タイプというよりも、前線でいろいろなポジションでプレーできますし、そこがストロングポイントだと思っています」

(シャルク選手へ質問です。味方とのアイコンタクトやパスの要求がゴールの生命線になってくると思うが、コミュニケーションで大事にしていることは?)
「最も重要なことは、味方選手たちとのフィーリングだと思います。そのフィーリングを分かち合うためには時間が必要です。ここに来て数日しかトレーニングしていませんが、ナチュラルなフィーリングがどんどん芽生えている状況です。コミュニケーションも大事ですが、ピッチ内でのフィーリング、相性もすごく大事だと思っています。自分は前線で走る量が多いですし、走っているタイミングなども味方選手との感覚、相性によってどんどん改善され、局面を打開するためのいろいろな要素が増えていき、その他も向上していけると思います。ただし、多少の時間は必要だと思っています」

(シャルク選手へ質問です。背番号が17番になった理由は?)
「U-21オランダ代表でデビューしたときの背番号が17番でした。それが一番の理由です。思い入れがある番号です」

(西野TDに質問です。レッズとしてはシャルク選手に9番の役割を期待しているのか?それともシャルク選手が説明したようにもっと幅広いプレーを期待しているのか?)
「FWの選手に求めるものを挙げるとすれば、得点能力、周りの選手とのコンビネーション、守備能力が非常に大事な要素になります。シャルク選手はこの3つが平均的に高い選手だと思っていますので、トップだけではなく、ワイドやトップ下でもプレーしてくれることを期待しています。9番かどうかという話については、今シーズンで他の選手も含めて証明してもらい、誰もが認めるエースになってもらうことを期待しています」

(シャルク選手に質問です。ビーガンだと聞いたが、日本に来てから食事の面で苦労していないか?)
「今のところは何も問題なく、すごく良好な状態です。周りのスタッフや栄養士さんが助けてくれていますし、レッズの食堂でもしっかりとそのような準備をしてくれています。先日、非常に素晴らしいビーガンのレストランも見つけ、良いランチを食べることができました。ビーガンを続けることは簡単ではありませんが、自分としては良い判断をしたと思っていますので、ビーガン生活をしっかりと継続し、自分のチャレンジを遂行していきたいです」

(シャルク選手に質問です。合流して数日だが、チームの雰囲気や日本人の特徴についてどう感じているか?)
「現状は本当にアメージング、素晴らしい環境に来たと思っています。それは来た初日から感じていることです。全てがパーフェクトで、練習場のピッチコンディションも素晴らしいと思います。周りの選手の質、トレーニングに対する姿勢、全ての質が高いと思っています。ヨーロッパのクラブですと、多少レベルが落ちる選手が2、3人いたりしますが、浦和レッズの選手は全員が高い質を持っています。非常にいい姿勢でサッカーに臨んでいると思います。毎日が過ごしやすく、ロッカールームでもみんなが話し掛けてくれますし、みんなが手厚くサポートしてくれていますので、現状は非常に満足しています」

(西野TDに質問です。クラブとしても西野TDとしても選手としてのレベルだけではなく人間性も獲得の理由にしていると思うが、交渉の席やここ数日のトレーニングでシャルク選手の人間性や振る舞いをどう感じているか?)
「プレースタイルを見ても彼がどういう人柄か伝わってくると思いますし、トレーニングにも常に100パーセントの姿勢で取り組んでくれています。他のチームメートのために汗をかくこともいとわないパーソナリティーや、一般的な性格の部分は非常に重要視しているところですので、その辺りについても事前に情報を集めました。周りの選手をつなぐような冗談を言ったり、話を振ったりという、ロッカールームの人気者だった、またそういう中心選手であったという情報も入っていました。パーソナリティーは大事なところですので、そこが良いということも獲得するにあたって大きな要素となっていました。トレーニングに参加するようになってまだ数日ですが、彼の大きな声が聞こえています。ボールを呼ぶ声や仲間に指示をする声、ピッチの上でもそうしたリーダーシップを発揮し始めていると思います。そういうところもまだまだ期待できるところだと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】





PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • チケットぴあ