伊藤敦樹
伊藤敦樹が臨む特別な相手との『30周年記念試合』
18日の横浜F・マリノス戦で、レッズはJリーグホームゲーム来場者数1500万人を突破した。Jリーグ史上初めてであることはもちろん、桁違いとまでは言えないが、2位の横浜FMに500万人近い差をつけた圧倒的な数字だ。
そして21日17時から埼玉スタジアムで行われる鹿島戦は『30周年記念試合』として行われる。来場者も今季最多と予想される。
30周年と1500万人。2つの地点を通過し、新たな時代を創るべく戦う試合だ。
「相手が鹿島となれば一味違う雰囲気になるでしょうし、鹿島との試合だから見に行きたいと思う人もいると思います。そういう試合で僕らがやらなければならないのは、勝つこと。鹿島は球際や細かい部分にこだわっているチームだと思いますが、僕らが鹿島以上にこだわり、圧倒する。そして勝ちたいです」
あのころの自分と同じように、将来レッズの選手になりたいと思っている子供たちにどんなプレーを見せてほしいか。そう問われると伊藤は苦笑した。
「僕のプレースタイルは憧れの対象になりづらいと思いますよ。もっと攻撃的な選手で、シュートがうまかったりドリブルがうまかったり。僕はそういったプレーは多くないですし、子供に憧れてもらうのはちょっと難しいかもしれませんね」
それでも、プレーに自信はある。攻撃だけでもなく、守備だけでもない。主なプレーエリアである中盤はもちろん、自ゴール前で球際の勝負を制してボールを奪う。そしてビルドアップやパスワークに絡みながら、敵ゴール前まで飛び出していき、フィニッシュワークに関与する。ボックス トゥ ボックス。そのプレーは誰にも負けたくない。
時期によって記憶の有無や応援の濃淡はあれど、30年のうち20年以上を見て、今は一員として歴史を刻んでいる伊藤。まさにレッズとともに人生を歩んでいる。『30周年記念試合』で埼スタのピッチに立てば、縦横無尽に駆け回り、レッズの勝利のために尽力する。
みなさまと歩みを共にした30年。
先日の試合で、他のどこのクラブも成しえていないJリーグホームスタジアム来場者数1,500万人を突破しました。
これまでのサポートに感謝し、ここからの時代を共に創るべく、5月21日(土)の鹿島戦は「30周年記念試合」として行います。
試合当日は、浦和レッズがある喜びを、みなさまと共に分かち合える一日にできれば幸いです。
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