松尾佑介
松崎 快
帰還した松尾佑介と松崎 快が思い描くレッズでの未来
チームメートになっても、コロナ禍もあり、プライベートの時間を共に過ごすことも多くない。松尾の指摘によれば、松崎は「魚を焼いているだけ」で家をあまり出たがらないこともあるようだが。
でも、感覚は合う。2人で話せば、自由な松尾が冗談を言って冷静な松崎が指摘するという関係性も出来上がっているように見えるが、連絡先を知りたい理由が同じだったように、お互いにピッチで考えていることも分かる。
その理由は主に2つある。まず1つは、プレースタイル。
「話やプレーの感覚が合うのは、松崎選手もドリブルができるから。ドリブラーにしかない悩みやドリブラー目線の話ができるのは助かりますし、合わせやすいです」
松尾の意見に松崎も同調する。
「松尾選手の動きは合わせやすいですね。だいたいこの辺を狙っているな、と分かります。僕は体を後ろに向けながら前に蹴ることがありますが、そういうときに松尾選手は浮いたポジションに動いています」
松尾が返す。
「ひざ下だけで蹴るような形。あれは2人で合わせるみたいなところもあります」
だから両サイドでプレーするのもいいが、近いポジションでプレーしたいと思っている。松尾がトップ下やセンターフォワードでプレーすれば、お互いの良さを生かし、結果を出すことができると自負している。
「自分がやれないなと思った時点が終わりだと思いますが、そういう気持ちはありません。何だろう。苦しいですが、そのうちチャンスは来るだろうという気持ちが常にあります」
J1リーグではこの6試合で1試合、しかも6分となかなか出場機会を得られていない松崎が、それでも悲観的にならない理由をぼんやりと説明すると、松尾が続けた。
「僕らは今までの経験から、出番が回ってくることを分かっているんです」
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