試合速報
2016JリーグYBCルヴァンカップ
ノックアウトステージ 決勝
2016年10月15日
(土)
13:09 KICK OFF
- 会場
- 埼玉スタジアム
- 観衆
- 51,248人
- 天候
- 晴
- 主審
- 佐藤 隆治
更新
ガンバ大阪
1 - 1
1
前半
0
0
後半
1
浦和レッズ
- 17分
- アデミウソン
GOAL
- 76分
- 李 忠成
選手交代
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警告
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退場
選手
- 1
- 東口 順昭
GK
- 1
- 西川 周作
- 14
- 米倉 恒貴
- 5
- 丹羽 大輝
- 6
- 金 正也
- 4
- 藤春 廣輝
DF
- 46
- 森脇 良太
- 6
- 遠藤 航
- 5
- 槙野 智章
- 21
- 井手口 陽介
- 15
- 今野 泰幸
- 11
- 倉田 秋
- 19
- 大森 晃太郎
- 7
- 遠藤 保仁
MF
- 24
- 関根 貴大
- 10
- 柏木 陽介
- 22
- 阿部 勇樹
- 3
- 宇賀神 友弥
- 9
- 武藤 雄樹
- 13
- 高木 俊幸
- 9
- アデミウソン
FW
- 30
- 興梠 慎三
- 18
- 藤ヶ谷 陽介
- 8
- 岩下 敬輔
- 22
- オ ジェソク
- 25
- 藤本 淳吾
- 27
- 内田 達也
- 20
- 長沢 駿
- 23
- 呉屋 大翔
SUB
- 15
- 大谷 幸輝
- 4
- 那須 大亮
- 16
- 青木 拓矢
- 18
- 駒井 善成
- 11
- 石原 直樹
- 20
- 李 忠成
- 21
- ズラタン
スタッツ
10
シュート
19
16
GK
12
5
CK
8
13
直接FK
16
1
間接FK
3
1
オフサイド
4
0
PK
0
試合後コメント
ミハイロ ペトロヴィッチ
監督
- 「昨日の前日会見でもコメントしましたけど、レッズとガンバというすばらしいチーム同士の対戦というのは、一発勝負の決勝であれば、どちらに勝負が転ぶか分からない、厳しいゲームになるでしょう。そういう、我々が考えていたとおり、非常に難しいゲームになりました。
ファイナルの戦いで、これまで我々は勝負弱いと言われてきました。私は監督として、そして選手たちも含めて、メディアにも出ていました。それも事実ではありますけど、そうした過去のある中の戦いでした。そういったプレッシャーの中で戦っていくというのは、決して簡単なことではありませんでした。
そういった過去の経験が選手たちに対してプレッシャーになったのかは分かりませんが、前半は我々が狙いとするサッカーができませんでした。特に、後ろからの攻撃の組み立てのところで、狙いとするところをうまく出せず、一つひとつの球際の争いでも、相手に負けている場面が多かったです。
ただ、前半はあまりいい出来ではなかったですけど、相手にもそこまでチャンスらしいチャンスを与えていなかったのではないかと思います。前半は0-1でリードされましたけど、あのシーンは、相手の選手がハーフウェーライン付近でボールを受けて、そのままカウンターで行かれてしまいました。ああいうシーンは、我々がカウンターを受けて失点する、典型的なシーンです。長い間、そういうシーンは相手に作らせていませんでしたけど、残念ながら、今日の試合では典型的な我々のミスで、失点をしてしまいました。
ハーフタイムに、私は選手を叱りました。何人かの選手は、我々が求めている戦い方をできていなかったからです。
後半に入って、いくつか修正をした中で、自分たちが狙いとするサッカーをピッチで表現できたと思います。その中で同点に追いつき、逆転できるチャンスも多く作っていました。ガンバに対し、後半は我々が圧力をかける回数が多かったのではないかと思います。
延長に入っても我々のチームは、より相手のゴールに迫る回数は多かったと思いますし、選手たちは得点する強い意志を持ってプレーしてくれたと思います。運というものもよく言われますけど、今日は相手のシュートがポストに当たって入らず、PK戦で勝利できました。多くのガンバとの戦いで、我々は負けてきましたけど、私は、そのほとんどの戦いで相手を上回れていたと今も思っていますし、その中で、勝負どころで負けてきたのも確かです。今日のゲームも我々が相手を上回っていた部分が多かったと思いますし、そして、今日は自分たちが勝負どころで勝利できたと思っています。
PK戦によって、今日は我々が勝利しましたけど、PKは運がすごく反映されるものだと思っています。ただ、昨年のチャンピオンシップの準決勝を思い出せる方が多いと思いますけど、相手のバックパスがポストに当たって、その跳ね返ったボールがカウンターにつながって、我々は得点されて敗れました。反対に、90分のゲームの中では、アディショナルタイムに武藤選手のシュートがバーに当たって入りませんでした。私は、あの試合はいまだに、運がなかったと思っています。ただ、あの試合では、ガンバが勝利に値するという評価がされたのではないかと思っています。
今日のゲームを、みなさんがどういうふうに捉えるのか。我々が勝利に値するプレーができたから勝ったのか、あるいは運があったのか。みなさんは、どういうふうに試合を評価するでしょうか。
昨年のチャンピオンシップの準決勝は、私にとっては、この5シーズンの中で5本の指に入るくらいすばらしいゲームだったと思います。その試合で我々は負けましたけど、試合後にみなさんがどういう評価をし、今日の試合をどう評価するのか。結果だけで、みなさんが物事を評価するのかどうか、メディアのみなさんの捉え方、評価の仕方には、興味深いところがあります」
相手チームコメント
長谷川 健太
監督
- 「本当に、選手がすべてを出し切って戦ってくれたと思います。両チームとも、第1回のルヴァンカップ決勝にふさわしい試合をして、すばらしいスタジアム、両チームのサポーターの前で、最後まで勝負にこだわって、両チームが出し尽くした試合をしたと思います。
細かい内容はいろいろあると思いますが、両チームの選手、特にうちの選手は、2週間前は戦えないで敗れ去ったリーグの試合でしたが、この2週間でよくここまでの試合を見せてくれたと思います。
最後のPKは残念でしたけど、こういうゲームを続けていくことが、チームの成長につながると思いますし、個人の成長にも、日本サッカーの成長にもつながっていくんじゃないかなと思います。
決勝戦で負けると、だんだん悔しさがこみ上げて、たぶん大阪に着く頃にはMAXになるのではないかと思います。『なんであのときああしなかったのか』とか、『なんで呉屋を指名したかな?』とか(笑)。
最初は他の選手にPKを蹴らせようと思っていたのですが、その選手が拒否しました。その後に呉屋と目が合った瞬間『蹴ります』と言ったので、『なんて勇気のある、すごい気持ちのある選手なんだ』と思いました。呉屋が外しましたけど、蹴らなかった選手、決勝戦のPKでは蹴りたがらない選手も中にはいて、そういう選手よりは勇気のある、気持ちのあるPKを蹴ってくれたのではないかと思います。セーブされましたけど、ここから呉屋が成長してくれれば、いつかはまた、ガンバにタイトルをもたらしてくれるのではないかと思います。
ただ、泣いていなかったのはちょっとなあ(笑)。新人で外したら、『すいません、すいません!』って号泣するのがPKの常なんですけど(笑)。悔しそうな顔はしてましたけど、他の選手にいじられたというのもあるのかもしれません。これからの彼は、この悔しさを自分の成長につなげていってほしいと思います。
今日は最後の最後まで、足をつって、全員が戦ってくれましたけど、やっぱり勝たないと、サポーターもチームも、戦っている選手も喜べないと思います。次の機会があれば、またタイトルを獲れるよう、しっかりとチームとして準備していきたいと思います。今日はありがとうございました」