ハートフルサッカーinアジア2023 ネパール・チェンマイ・バンコク(ハートフルサッカーinアジア)
2023年8月8日から11日までネパール、8月9日から11日までチェンマイ、8月12日・13日はバンコクにて浦和レッズハートフルクラブがアジア諸国の子ども達にサッカーの楽しさ「こころ」の大切さを伝え「草の根国際交流」を実施いたしました。
日 時:2023年8月9日(水)~8月14日(月)
訪問先:
①ネパール(カトマンズ)8/9~8/11
②タイ(チェンマイ)8/9~8/11
③バンコク8/12~8/13
共 催:国連の友アジア-パシフィック
協 賛:三菱重工
特別協力:DHLジャパン株式会社、ムアントンユナイテッド
協 力:NPO法人REALE WORLD (ネパール)、NPO法人 バーンロムサイジャパン(チェンマイ)
ネパールは2019年以来の訪問となり「NPO法人REALE WORLD」協力のもと、現地小学校2校、現地クラブチームの子どもたちと交流いたしました。
チェンマイは2008年より交流している「バーンロムサイ」協力のもとバーンロムサイと現地小学校2校を訪問しました。
「バーンロムサイ」とは、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設として1999年12月、タイ北部のチェンマイ郊外に設立され、当時タイではエイズが猛威をふるい治療薬も行き渡らず、たくさんの人が感染し亡くなっていきました。この病気により両親を失い、自らもHIVに母子感染した子どもたちが増加、バーンロムサイには国立孤児院からそのような30名の子どもたちがやってきました。開設から3年の間に10名のこどもたちがエイズを発症し命を落としましたが、やっと普及し始めた抗HIV療法を取り入れた後、2002年10月以降はだれ一人亡くなっておりません。 HIV/AIDSはその後の躍進的な医療の発達により、投薬を続けていれば普通に生活を送ることが可能となり、子どもたちは全員、元気に暮らしています。また母子感染を防ぐことが出来るようになり、タイのエイズ孤児やHIV感染児童は激減しています。そのため2012年より、バーンロムサイにもHIVに感染はしていない、しかし様々な事情で孤児となってしまった子どもたちや、親と一緒に生活出来ない子どもたちも入園してくるようになりました。 一方、タイの法律により18歳を超えた子どもたちは園外で生活をしています。卒園した子どもたちのうち、学校へ通っている子どもには教育費と生活費の支援をしており、体調を崩した子どもたちへのケアなど、園外に暮らしていても繋がりを持ち続けています。またHIVに感染したこどもたちの中には、病気の影響により軽度の知的障害を持つ子もおり、彼らの支援も行っているところです。
この施設に2008年に初めて訪問し交流がスタート。サッカーを通じた交流は、村人たちの意識を変える大きなきっかけとなり、現在では近所の子どもたちがバーンロムサイを訪れ、一緒に勉強をしたり、サッカーなどのスポーツに参加しています。
2021年ムアントンユナイテッドと提携したことからムアントンユナイテッド協力のもと昨年に続き開催。
三菱重工タイのスタッフの方々とムアントンユナイテッドのアカデミーの子どもたちと交流いたしました。
「NPO法人REALE WORLD」「バーンロムサイ」「ムアントンユナイテッド」の協力を得て共催することで、浦和レッズの理念やハートフルクラブが大事にしている「おもいやりのこころ、一生懸命やるこころ、楽しむこころ」を伝え「草の根国際交流」として活動をいたしました。
現地の方々が一生懸命に話を聞き、実技を楽しんでやってくれ笑顔の多くこれまでの活動が間違っていなかったことの確認もでき、一方で現地小学校ではいろいろな子どもがいて教えること、伝えることの難しさを改めて気付き今後の課題になったのでこれからも継続して「草の根国際交流」をおこなうなかで日々の活動で改善していきながら、この経験をホームタウンである埼玉で還元していきながら伝えていけたらと思います。
8/9(水)
トリブバン国際空港着(ネパール)に到着したらたくさんの関係者が温かく迎えてくれました。額に赤い粉をつけ、花で作成したネックレスもいただきました。
飛行機が3時間ほど遅れ、ネパールに到着してからは、ホテルによる時間もなく、直接FCレアーレキッズの練習場へ向かいました。
練習場に向かう途中の道も舗装はされておらず、車も左右に揺られながら1時間ほどで到着しました。
FCレアーレキッズでのハートフルサッカーは曇りの26°~28°と比較的過ごしやすいなかでの実施となりました。
グラウンドに到着する前の道で子どもたちがみんなお出迎えをするために待ってくれていました。
講話は酒井コーチが担当し、グラウンド近くの階段になっているところで実施いたしました。ハートフルクラブのキーワードでもある「おもいやり、一生懸命、楽しむ、考える」を伝えるとともに、ACL優勝についてもスタジアムの写真を交えて話しました。
野良犬が多いネパールらしく、最前列に犬が座り、子どもたちと一緒に講話を聞いていました。
講話を担当した酒井コーチは、「今日はFCレアーレというサッカーチームとサッカーをしました。サッカーをする前に少し僕が講話をしてハートフルクラブがどういったことを子どもたちに伝えているかということを子どもたちに話をして、一生懸命やるとか楽しむとかおもいやりを持つということをみんなに聞いてもい、それをサッカーで表現してもらうということをやりました。
「おもいやり」という言葉もみんな日本語も覚えてくれ、また今度来た時に「おもいやり」という日本語だったり一生懸命やって楽しむということを覚えてくれていたら嬉しいなと思います。4年前もここのクラブに来た時に、落合さんの話やサッカーをしたことを覚えてくれている子たちもいて、すごく嬉しい気持ちになりました。
今日みんな子供たち元気よくやってくれたので、嬉しかったです。楽しかったです。僕自身も楽しめました」
実技は室井コーチと盛田コーチが担当しました。
コーチたちがタイ語で自己紹介をした後に学年で2つに分けてサッカーを開始しました。
最後は人数ゲームで締めくくり、子どもたちも自分のチームを必死に応援し、盛り上がりを見せました。
実技を担当した室井コーチ、盛田コーチは
室井コーチ「僕自身は2回目のネパールで、前回もすごく元気で楽しく子どもたちと一緒にやりましたが、今回は前回以上にすごく元気で、目をキラキラさせながらみんながサッカーをやってくれて、僕自身もすごく楽しい時間となりました。
日本でも伝えていることをネパールの子どもたちにも少しでも心の中に残ってくれればなと思います。また機会があればこの地でみんなと一緒にサッカーをやりたいと思います。
一人でも多くの子どもたちにサッカーの楽しさとサッカーの大切なことを伝えらたらいいなと思います。
盛田コーチ「今日はレアーレの子たちの高学年の子たちを担当しました。勝負のところでどうやって勝てるか、あとは次の人の為にこういうことをやるんだよというのを伝えました。みんなで相談しながら勝つために色んな工夫をして、みんなで「おもいやり」というのを日本語で「おもいやり」伝えて、みんな日本語で「おもいやり」と覚えてくれていたので、いいなと思いました。試合も含めてですが、すごく一生懸命やる子たちで、応援もそうですがすごく盛り上げてくれました。今回僕は初めてでしたが、また来てみんなの成長を見てみたいなと、あとは技術的にもすごく上手な子もいたので、その先も見てみたいなというのをすごく感じました。
8/10(木)
午前中は、Advance Schoolのコンクリートのグラウンドで31名の子どもたちと一緒にハートフルサッカーを実施いたしました。気温は33°まであがり、晴天のなかでの実施となりました。
グラウンドには、写真が飾ってあり、レッズのビブスを着てサッカーをする子どもたちも写っていました。ハートフルクラブの歴史を感じることが出来ました。
講話は西川コーチが担当し、ステージの日陰があるところで実施いたしました。
ハートフルが大事にしている4つのこと(おもいやり、一生懸命、楽しむ、考える)を伝えるとともに、ACL優勝についてもスタジアムの写真を交えて話しました。
講話を担当した西川コーチは、「初めて海外で講話をしたんですけれども、自分が話していう事を通訳してもらって伝えるということの難しさを感じました。本当に伝わっているのかなということが少し分からなかったところもあったのですが、頷いてくれたり反応してくれたりするのが分かりやすく、それは世界共通だなと思ったので、またこういう機会があればやりたいと思います。素晴らしい経験ができたと思います」
実技が始まる前には、先生がコンクリートの地面をきれいに掃除していて、優しさに心が温まるシーンもありました。
実技は島田コーチが担当。コンクリートの狭いグラウンドの中、創意工夫しながらサッカーをしました。最初は緊張していた子どもたちも島田コーチの笑顔に心を開き、最後はすごく盛り上がりました。
2人1組でサッカーボールを使ったものから、最後は人数ゲームで終わりました。
周りには、他の学年の子どもたちも周りを囲み、盛大な盛り上がりをみせました。
午後は、Shankhadhar Memorial Schoolを訪問、こちらもコンクリートのグラウンドで41名の子どもたちとサッカーを実施いたしました。午前とは変わり曇りの中、気温も27°まで下がり過ごしやすくなりました。こちらも学校前で子どもたちが出迎えでくれました。
学校の周りは自然やネパールを感じることが出来る景色が広がっていました。
講話は盛田コーチが屋根のあるところで実施をしました。
こちらもハートフルが大事にしている4つのこと(おもいやり、一生懸命、楽しむ、考える)を伝えました。盛田コーチも終始笑顔で子どもたちに対しての講話を楽しんでいました。
実技は西川コーチが担当。グラウンドがコンクリートの上、そこまで広くない中、西川コーチも考え工夫しながら行ないました。
2人1組でサッカーボールを使ったものは、他の人にぶつからないように小さくコンパクトにできるメニューが多く、最後は人数ゲームで終了。
途中から他の学年の生徒がグラウンドを囲み、盛り上がりました。西川コーチが実際にドリブルを披露した際には、周りの子どもたちも盛り上がり、人数ゲームの際は、周りの子どもたちも掛け声をあげて、みんなが笑顔な時間となりました。
実技を担当した西川コーチは、「日差しが出る中で少し暑かったのですが子どもたちはすごく元気にやってくれてとても良かったです。小学校3年生から中学3年生約50人が参加してくれたのですが、バスケットコートの広さしかないなかで、みんなが一生懸命応援してくれたり、試合も一生懸命プレーしてくれたので、楽しんでやってくれたかなと思います。
やはり通訳を介しての人数ゲームはなかなか難しいところもあったのですが、ポイントが入る時に喜んでくれたりする姿も見られたので良かったです。素晴らし経験ができました。
ありがとうございました」
今回のハートフルサッカーinネパールを通じて、ネパールの子どもたちの優しさや明るさに元気をもらいましたし、コーチたちの子どもたちに関心をもってもらい、大切にしている4つのことをサッカーを通じて伝え、実践している姿をみました。子どもたちもすぐに心をひらき、笑顔な姿をみせてくれており、こちらも笑顔になりました。
もちろん、先生とは違い毎日子どもたちと触れ合っているわけではなく、1回のみの交流ですので、子どもたちもコーチたちに興味津々であり、サッカーを一緒に出来ることに喜びを感じておりました。毎日子どもたちを触れ合う先生たちのすごさも実感いたしました。サッカーを通じて浦和レッズハートフルクラブの理念である「おもいやり」「信頼」「一生懸命」の大切さを伝えて「草の根国際交流」を行えたと感じました。
ネパールの現状として、経済的に成長している国としてはやむを得ないことかもしれませんが、貧富の格差は広がっていると話しをよく聞きましたし、実際に街を歩いていて服などからもそれを感じました。実際に20万上の月収がある層がいるものの、月収8000円ほどで生活している層も一定数いる事実をみさせていただきました。しかしながら、思っていたよりも国としては豊かになっているのかと感じました。たしかにネパールの物価はまだ安いですが、そこまでの安さも感じなかったため、円の力が弱くなっていることは痛感させられました。
ネパールの方々は優しく、基本的には笑顔であると感じました。もちろん今回関わるのが、レッズに理解がある方たちであったのもありますが、車の中から街を見ても、下を向き暗い人たちは少なかったと思います。
8/10(木)
8/9にチェンマイに到着し、10日午前中はチェンマイ市内にあるBan Huai Nam Khao Schoolを訪問。雨季という事もあり天気を心配していたが快晴のなか実施できた。
参加した子どもたちは小礒コーチの講話を真剣に時には笑いながら聞いていました。
実技は池田コーチ指導のもと、講話同様に一生懸命、楽しくやってくれました。
講話を担当した小礒コーチは、「講話を初めて行いました。初めてやるので講話のイメージはしていたのですが、上手くいかないだろうなというのは少しあり、海外でどんな子が来るか分からないというので上手くいかないというイメージもあって色々な想像をしていたのですが、実際やってみて質問形式を多くやりました。もう少し質問が返ってくるかなと思ったのですが、自分のイメージとは違いあまり質問が返ってこなかったり反応が薄かったりと、もう少し海外だと反応があるかなと思いました。反省点としてはもう少し自分が惹きつけられる間だったり、そういうことがもっと勉強だったり必要かなと思いました。
やってみてすごく勉強になりました。またこういう機会があれば、どんどん講話だったり色々チャレンジして、子どもたちにおもいやりや一生懸命楽しむことを伝えていきたいと思います。ただ、最後の実技はみんな子供たち一生懸命楽しんでくれたので、タイに来てすごく有意義な良い時間を過ごせていたと思います。これをまた持ち帰って、日本の子供たちに伝えていきたいと思います」
実技を担当した池田コーチは「講話ではいそコーチがおもいやりについて色々話をしてくれました。トイレのスリッパもそうですし、なかなか日本とこちらで文化が違うところもあるのですが、それをうまくおもいやりにつなげて沢山お話をいそコーチがしてくれました。
僕自身もその中から実技についてそのおもいやりの部分を持ってもらいたいということを念頭に置いて対応しました。最初は女の子も実技をやらないという子がほとんどで、引っ込み思案だったのですが、難しくないからやってみようと声を掛けたところ、高学年の女の子はほとんど参加をしてくれて、最初の引っ込み思案と言いますか消極的な姿勢は打って変わって、ボールを触ったりすると本当に積極的に元気いっぱい取り組んでくれました。
応援もすごく良かったですし、「ドンマイ」だとか「マイペンライ」の掛け声、応援、おもいやりを持つ気持ち、とても良かったと思います。去年初めて来た時にはなかなか大きな声が出せなかったり、僕自身も初めてということで少し余裕がない部分もあったのですが、今回2回目ということで昨年より更に子どもたちの表情を近くに感じることができ、更には元気いっぱいな声だとかを近くに聞けてとても充実した、こちらが元気をもらうような今回の実技となりました」
学校の先生からは「今日は浦和レッズのハートフルクラブの皆さんに来ていただいて本当にありがとうございます。子どもたちはあまりこういった機会には恵まれておらず、今日はとっても楽しそうに遊んでいたのが印象に残りました。
この学校に通う子どもたちは比較的貧しい子供たちが多いので、あまりサッカーと触れ合う機会もありません。そんな子どもたちが今日は一生懸命サッカーに取り組み、また幸せそうな顔をしていたことを教師として非常に嬉しく思っています。
浦和レッズハートフルクラブの皆さん、今日は本当にありがとうございました」
8/10午後は、Romsai FC(バーンロムサイ)の子どもたちとサッカーをしました。午前中と同様、真夏日の中での実施となりましたが。終始笑顔の絶えない時間となりました。
担当した石黒コーチは「昔から知っているバーンロムサイの施設の子どもたちとサッカーをしました。この施設の子どもたちとサッカーを一緒にやるのはすごく久し振りでしたが、ちょっと懐かしい気持ちにもなりながら、浦和レッズとバーンロムサイが一緒にサッカーをするのがすごく時間が空いてしまったので、恐らく初めて一緒に僕たちとサッカーをする子が多かったのですが、以前来た時にプレゼントしたユニフォームを着てくれている子たちが沢山いたのですごく嬉しい気持ちになりましたし、一生懸命すごく暑い中だったのですが、頑張って楽しくサッカーをやってくれたので、コーチたちも嬉しくなりました。
また子どもたちもやりたいと言ってくれていたので、次いつ来られるか分かりませんが、また機会があれば一緒にサッカーをやりたいと思います」
8/11(金)
チェンマイ2日目もチェンマイ市内のBan nam pare schoolを訪問しました。
前日同様この日も真夏日の陽気でした。タイの学校らしくピンクを基調とした校舎の一角で鰺坂コーチの講話を実施。神野コーチが実技を担当いたしました。
学校側からのリクエストで実技後にコーチ陣との対決も行いました。
講話を担当した鰺坂コーチは「今回初めて海外で講話をしました。自分の中では2つキーワードがあって、それはやっぱりハートフルでもキーワードになっている一生懸命とおもいやりということの2つを生徒達には覚えてもらいたくて準備したつもりだったのですが、自分の想像の中ではもっと話を聞かない子やおもいやりとか一生懸命について考えない子がいると予想していました。途中でグループディスカッションを設けたのですが、予想以上にすごく真剣に考えてくれている子が沢山いて、その後ディスカッションをした内容を回収したのですが、自分でも想像しないようなおもいやりの行動とかエピソードが出てきたので、講話している身なのですが自分も勉強になり、とても考えさせられることが多かったので自分の中ですごく為になったと思います」
実技を担当した神野コーチは「小学生から中学生54名の参加者がいました。ハートフルの理念を講話として伝え、その後実技でも鰺坂コーチが伝えたハートフルの活動理念というものも伝えさせてもらいました。子どもたちの反応もとても良くて、とても元気のいい小学生から中学生まででした。こちらの印象としては、得点が1点入った時の爆発力とか応援する力とかそういうものも強く感じました。
そして最後にエキシビションとして中学生の選抜チームと試合をすることになりまして、コーチチームが見事勝利することができました」
この学校のスポーツを担当している先生は「お話や実技を今日はありがとうございました。今日は浦和レッズのハートフルクラブの方が来てくださって大変嬉しく思っています。
この学校は田舎であまり色々な機会には恵まれていないような学校です。
そこにサッカークリニックのような形でチームの方が来て下さり、サッカーのゲームをはじめ様々な役立つことを勉強させてくださったことは子どもたちにとって大変良い機会だったと思います。通常の授業ではこういったアクティビティを含むような指導はなかなかすることができません。子どもたちにとっては大変新しい思い出に残る機会になったと思います。この機会に子どもたちの気持ちは非常に盛り上がったと思いますので、今後もサッカーを通じてあるいはそれ以外においても子どもたちの気持ちを大切に指導していきたいと思います。サッカーの道具、スポーツの道具や技術はまだまだ足りません。
ですが今日教えてもらったこと、心構えを大切にし、この後もサッカーや色々なスポーツを楽しんでいけたらと思います。
最後に浦和レッズハートフルクラブの皆さん、どうもありがとうございました」
8/12(土)
ネパール組、チェンマイ組がバンコクで合流し、ムアントンユナイテッド協力のもとホームスタジアムの隣にあるサンダードームを借りて、三菱重工タイ、ムアントンユナイテッドのアカデミーの子どもたちとサッカーをしました。
バンコクでの講話は日本同様に落合キャプテンが行いました。
三菱重工タイを担当した酒井コーチは「日本人の子ども、現地のタイの子どもがいたりそこの交流もできましたし、コーチと保護者の皆さん、子どもたちとも良い交流ができたと思います。
落合キャプテンが話で伝えてくれた通り、みんなすごく元気に一生懸命やってくれて、楽しむことをみんなサッカーで表現してくれました。
コーチも自分自身もすごく嬉しかったし、皆が本当に一生懸命楽しそうにやってくれたのでそれで十分だと思います。
こういう活動をこれからもできれば続けていきたいですし、いつも海外に行くとそうなのですが、子どもたちから元気を逆にもらうというか、そういう気持ちで帰れるので僕自身もすごくみんなに感謝していますし、こういう形で楽しくサッカーができたのが良かったなと思います。これからもその元気やパワーをもらいながら頑張っていきたいと思います」
ムアントンユナイテッドのアカデミーを担当した鰺坂コーチは「普段からサッカーを一生懸命練習しているだけあって、サッカーに対しての気持ちというのは一緒にサッカーをしていて伝わりました。
一生懸命やるというのはもう当たり前になっているなという印象だったのですが、僕たちとしては何が教えられるかなというところで、おもいやりということを強調して声に出して子どもたちに伝えられるように意識してやりました。
ただ、色んな年代がムアントンの子たちにもいるのですが、年上の子が年下の子に対して思いやりのある行動が多いな、優しいなという印象もすごく見受けられました。そういう思いやりという言葉は知らなくてもおもいやりの行動が普段からできる子が多いということは見ていて感じました。
サッカーをやっていく上でそういう気持ちというのはすごく大切だと思うので、この先ムアントンの子たちがプレーしていく限り、おもいやりと一生懸命やるということを常日頃から忘れないで続けて欲しいなと思うので、今回その2点を強く言葉にして言わせていただきました」
『タイ・チェンマイの子どもたちと途上国の青少年に、浦和レッズのウェアを届けよう!』
6月24日、川崎フロンターレ戦にて『タイ・チェンマイの子どもたちと途上国の青少年に、浦和レッズのウェアを届けよう!』をDHLジャパン株式会社協力のもと実施し、多くのファン・サポーターのみなさまにご協力をいただきました。
そこで回収したユニフォームをDHLジャパン株式会社に物資輸送していただきネパール、チェンマイの子どもたちに寄付いたしました。
チェンマイ