「第4回浦和レッズ杯山田町ハートフルサッカー大会」(ハートフルサッカーin東北)


浦和レッズ、浦和レッズハートフルクラブは、2011年東日本大震災の発生後、岩手県内の被災地を13年間継続して訪問し、4,600人以上の子供たちと一緒にボールを追いかけ、スポーツの楽しさ、そして仲間へのおもいやり、一生懸命する大切さをサッカーを通じて共有し、東北の未来に向けての活動を実施してきました。
徐々に復興から発展となっているなか、2019年山田町に人工芝が新設されたことを機に新たな試みとして次世代を担う子供たちが交流の場、サッカー技術の向上、地域活性化を目的とし「浦和レッズ杯山田町ハートフルサッカー大会」が始まりました。
そして今年度は浦和レッズジュニアチームがが参加し山田、宮古、大槌、釜石地域6チームの少年・少女たちと交流いたしました。

浦和レッズジュニアチームはフレンドリーリーグとして全チームと対戦。
快晴の中、どのチームも一生懸命プレーをしてあきらめずに頑張っていました。

1試合目:浦和vsロビン

2試合目:浦和vs千徳

3試合目:浦和vs岩泉

1日目は3試合で終了。
試合終了後は、FC山田ヴェルエーニの皆様と昼食懇親交流会を開いていただき、「山田町防災教室」の一環として、「鯨と海の科学館」を訪問し当時の様子などを現地の方にお話をしてもらいました。
山田町は商業捕鯨禁止となる昭和62年まで捕鯨をしており、捕鯨の歴史や、世界最大級のクジラの実物骨格標本をみながらクイズや講話を山田の子ども達と一緒におこないました。

2日目も天候に恵まれ始まりました。
1試合目:浦和vs釜石

2試合目:大槌vs浦和
3試合目:山田vs浦和


  本大会の優勝は 釜石となりました。(※浦和レッズ戦はフレンドリーマッチ)
閉会式では、内舘 秀樹アカデミーダイレクターが総評をして無事に終了いたしました。

今回、参加したジュニア青木コーチは、
今回は4年生中心のメンバーで遠方に出るのは、初めての経験だったので不安要素がありましたが思った以上に、自分でできることをやっていたのであまり手がかからなかった印象があります。試合に関しては6年生を相手に思っていた以上に善戦したのではないかと思っています。
震災から12年が経ちましたが、町自体は穏かな感じの町で印象的でした。クジラの記念館での震災の話は選手たち
の心に響いていて、とても良い経験になりました。ありがとうございました。


今大会を通して、次世代を担う子どもたちが交流の場、サッカー技術の向上、地域活性化を目的として浦和レッズジュニアチームが参加できたことはとても有意義でした。
現地の子どもたちと帰り間際までじゃれたり話をして楽しそうな時間を過ごしていました。復興から発展となっているなか、このような形で今後も交流していければと思います。