2020ハートフルスクール後期くまがやドーム募集(ハートフルスクール)


前期(4月~9月)スクールがコロナウイルスによる影響で開催できず、開校が7月となってしまいました。本来であれば前期後期と2回の募集をさせて頂き一人でも多くの子供たちとハートフルスクールで楽しめたらと思っておりました。
しかしながら、今年度に限りましては、全スクール前期開催時期をスライドさせていただき7月の開校式から16回で開催させていただきます。
後期募集を楽しみにしていただいた方々には大変申し訳ございませんが、今年度のハートフルスクール後期募集は「くまがやドームスクール」のみとさせていただきます。埼スタスクール、与野八王子スクール、浦和駒場火曜・金曜スクール、レッズランドスクールの募集はございません。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。


■2020ハートフルスクール後期募集概要■

◆募集期間◆

2020年7月1日(水)~2020年7月27日(月) 

※1人が応募できるスクールのお申し込みは1回のみです。

1人が複数のお申込みをされた場合や、記入漏れに関しては書類不備となり、落選となりますのでご注意ください。また、応募者多数の場合は抽選となりますので予めご了承ください。

◆募集対象スクール◆

スクール名:くまがやドームスクール  

開催場所:熊谷スポーツ文化公園彩の国くまがやドーム
募集対象: 小1、小2、小3年(男・女)16:15~17:30(予定)
     小4、小5、小6年(男・女)17:45~19:00(予定)
参加費用:29,000円(税込)
開催日程:(予定)
10月9日、16日、30日
11月13日、27日
12月4日、11日、18日
1月15日、22日、29日
2月12日、19日、26日
3月12日、19日

※鴻巣上谷スクールは、前期募集のみとなります。後期募集はありません。
※人数によっては、開催時間の変更および2学年合同での開催の場合もあります。
※キャンセルは入金前まではご対応させていただきますが、入金後のご返金に関してはいたしかねます。予めご了承ください。

 

◆応募方法◆

WEBでの応募  (応募期間:7月1日~7月27日)

https://business.form-mailer.jp/fms/5f3c4d29124502

 

◆当落発表◆

7/30(木)発表予定

応募多数の場合は抽選後、浦和レッズホームページ内、「ハートフルクラブ掲示板」にて発表いたします。

◆コロナウィルス◆

◆政府、自治体が社会活動についての現状の方針を転換する場合

→発表された方針に基づく
→再度「緊急事態宣言」が発令された場合は、前回同様速やかに順守し活動中止とする
→感染者がいた場合は中止もしくは延期。状況によっては全ての活動中止とする

※今後の状況により活動方針の内容を変更させていただくことがございます。予めご了承ください。

 


ハートフルスクール後期募集概要(ハートフルスクール)


前期(4月~9月)スクールがコロナウイルスによる影響で開催できず、開校が7月となってしまいました。本来であれば前期後期と2回の募集をさせて頂き一人でも多くの子供たちとハートフルスクールで楽しめたらと思っておりました。
しかしながら、今年度に限りましては、全スクール前期開催時期をスライドさせていただき7月の開校式から16回で開催させていただきます。
後期募集を楽しみにしていただいた方々には大変申し訳ございませんが、今年度のハートフルスクール後期募集は「くまがやドームスクール」のみとさせていただきます。埼スタスクール、与野八王子スクール、浦和駒場火曜・金曜スクール、レッズランドスクールの募集はございません。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

■2020ハートフルスクール後期募集概要■

◆募集期間◆

2020年7月1日(水)~2020年7月27日(月) 

※1人が応募できるスクールのお申し込みは1回のみです。

1人が複数のお申込みをされた場合や、記入漏れに関しては書類不備となり、落選となりますのでご注意ください。また、応募者多数の場合は抽選となりますので予めご了承ください。

◆募集対象スクール◆

スクール名:くまがやドームスクール  

開催場所:熊谷スポーツ文化公園彩の国くまがやドーム
募集対象: 小1、小2、小3年(男・女)16:15~17:30(予定)
     小4、小5、小6年(男・女)17:45~19:00(予定)
参加費用:29,000円(税込)

※鴻巣上谷スクールは、前期募集のみとなります。後期募集はありません。
※人数によっては、開催時間の変更および2学年合同での開催の場合もあります。


ハートフルクラブ活動再開について(お知らせ)


5月25日(月)に埼玉県も緊急事態宣言が解除されたことにより、ハートフルクラブ活動についても
段階的に活動を再開させていただきます。
浦和レッズハートフルクラブとして、先ずは子供たちがこれから再開する学校生活に馴染んでもらうことが一番重要であると考え、さいたま市教育委員会の方針やスケジュール等に合わせながら、学校に子どもたちの笑顔が戻ることを心から願って、十分な準備を進めてまいりたいと考えております。
上記考え方のもと、ハートフルクラブの活動を以下の通り再開させていただきます。

※今後の政府等からの発信により、改めて活動の制限や施設使用中止等による期間延長の可能性はあります。予めご了承ください。

【活動再開スケジュール】
  ●小学校授業サポート
   6月16日(火)~
  ●レッズキッズサッカー(幼稚園・保育園)
   6月16日(火)~
  ●キャラバン
   6月16日(火)~
  ●ハートフルスクール【各会場開校式日程】
     7月3日(金)~ 鴻巣スクール
     7月6日(月)~ 埼玉スタジアムスクール
    7月13日(月)~ 与野八王子スクール
    7月17日(金)~ 浦和駒場金曜スクール
    7月21日(火)~ 浦和駒場火曜スクール
※ハートフルスクールに関しては、利用施設の利用確認及びスクール生の新生活のリズム等を考慮し7月からの開校とさせていただく予定です。

ようやく次の一歩が踏み出せるタイミングになりましたが気を緩めることなく、これからも浦和レッズとして子供たちの健康と安全を最優先に考え、各活動に取組んで参ります。
引き続き、浦和レッズ並びに浦和レッズハートフルクラブへのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


【ハートフルクラブコーチによるハートフル体験記】vol12(コラム)


ハートフルクラブコーチ陣がリレー方式でこれまでハートフルクラブでおこなった活動の経験談や体験談、コーチが大事に思っていることなどをハートフルクラブ掲示板で配信いたします。

12回目は「小礒(いそ)コーチ」です。」

『どんな、環境でも一生懸命に楽しむこと』

新型コロナウィルスの影響でハートフルクラブの活動ができなくなりました。
みんなと会えなくなり、サッカーもできなくて、とてもとても残念です。
みんなも、学校に行けなくなって大切な友達に会えなくなったり、勉強や遊ぶこともできなくなってしまい、今までの生活、環境が大きく変わってしまったと思います。
大変な環境になってしまいました。
みんなは環境が変わってしまってどんな生活をしていますか?

今回、僕は、ハートフルクラブでアジアに行って経験し感じたことを書きました。
これを見て、みんなが少しでも前向きな気持ちになってほしくて書いたので最後まで見てくれるとうれしいです!

僕がハートフルクラブのコーチになって初めて訪れた国、タイでのことです。
訪問した場所は、お父さん、お母さんがいない子供たちが生活している施設です。
その施設は日本にある様な建物ではなく、窓もなく、暗い所でした。
これから、サッカーをするので施設の隣にあるグラウンドを見に行くと石や割れたガラスなどがあるデコボコのグラウンドでした。
グラウンドの横にはゴミ置き場があり凄いニオイでした。犬も沢山ウロウロしていました。
僕たちコーチは、石や割れたガラスを拾い準備をして子供たちを待ちました。
待っている間、こんな環境でサッカーしてくれるのかな?僕も初めての経験で不安でした。

さぁ、サッカーが始まる時間になりました。
子供たちは施設から沢山出て来ました。
ほとんどがビーチサンダルの子供たちです、ビーチサンダルでサッカーできるかなぁと思っていると子供たちは施設の中に戻ってしまいました。
あっ!と思ったとき、ビーチサンダルを置いて裸足になって戻ってきました。
ビーチサンダルを履いているとサッカーがやりづらいから脱いで来たのです。
サッカーが始まるとデコボコのグラウンドで裸足の子供たちが凄く楽しそうに笑顔で一生懸命サッカーをしてくれました。
この環境でも、タイの子供たちはこんな楽しそうに笑顔で一生懸命サッカーをしてくれるのだと思いました。

この経験をして、今、埼玉の子供たちにも伝えたいと思いました。
今、みんなは、大切な家族や大切な人たちを守るためにお家にいなくてはいけません。
凄く大変な環境にいると思います。
ただ、大変な環境でもできることは沢山あると思います、勉強、家の中での運動、家の手伝い、いろいろ考えてみてください。
今は家の中で一生懸命、楽しもう!
そして、自粛生活が終わったら、また一緒におもいっきりサッカーを一生懸命楽しもう!


【ハートフルクラブコーチによるハートフル体験記】vol11(コラム)


ハートフルクラブコーチ陣がリレー方式でこれまでハートフルクラブでおこなった活動の経験談や体験談、コーチが大事に思っていることなどをハートフルクラブ掲示板で配信いたします。

11回目は「伊藤(けんた)コーチ」です。」

『少年時代のボク』

ハートフルクラブのけんたコーチです。
突然スクールが中止になってしまいスクール生のみんなに会えなくなってしまい寂しいです。
不自由な生活が続いていますがお元気ですか?
今、ボクは自由な行動ができないので人に迷惑がかからないように気をつけながら走ったり、家でできることに取り組んでいます。
こうして人と関わることができなくなると、サッカーは人との関わり合いのスポーツだなと改めて感じさせられています。

仲間と練習に励み試合に臨む。
勝てばもっと強い相手と戦うことになるし、負けても次は勝てるようにとチーム一丸となり練習に励む。
大切な仲間、良いライバルが自分を高めてくれることで成長させてくれるスポーツだと思います。

サッカーはチームで勝利を目指すもので、チームが勝たないと意味がないけど…
自分が試合に出てゴールを決めたり、イメージするようなプレーができるようになりたいですよね。
そうするには、自分自身がうまくならないといけません。
そのために必要なものといえば練習ですね。
そこで自分の小学生時代をこの機会に振り返ってみました。
その中でハートフルクラブのキーワード
①一生懸命
②楽しむ
③思いやり
の内容が入っていると思います。
ぜひ読みながら探してみてください。

今みたいにJリーグが無い時代でサッカー番組も無くサッカーの“サ”の字も知らないときの話です。
サッカーを始めたキッカケはサッカーをやらせたいと思っていた祖父と両親に小1の夏に勝手にチームに入れられました。
自分でやりたいとお願いして始めたわけではありません。

しばらくは攻めるゴールもわからず、スローインを投げればファールスロー。
どこのラインをどう割ると、スローイン? ゴールキック? コーナーキック? そもそもどっちチームのボール??
というぐらいルールも分かりませんでした。

リフティングは3年のころで5回もできず、とにかく下手で、サッカーに興味も持てずそもそもやる気もありませんでした。(当時、落合キャプテンに会っていたら、呼ばれて怒られていたことでしょう。けんたコーチも怒ります。)
うまくなりたいとも思わなかったので、うまくなるための自主練習なんてやるはずもありません。
それぐらいサッカーが嫌でしたが、両親は辞めさせてくれませんでした。

見るに見兼ねた両親は早朝や放課後、練習に付き合ってくれましたが、本人にやる気がないから成果はなし。
試合にも出してもらいましたがその理由も、下手だけど人数もいないし、ボールからは逃げないからとゴールキーパーをやらされたり…。
そんな低学年時代でした。

サッカーイヤイヤ期からの転機が確か4年生のときで宿題としてリフティング100回、ももで100回、ヘディングで20回、できなければ試合に出さないと言われたことでした。

あんなに辞めたかったサッカーですが、そのころちょうどJリーグが始まった時期でサッカーを始める子が多く、チームには同じ学年に20人以上になりがんばらないと試合に出られなくなっていました。
そうなってみるとなぜかレギュラー争いに勝ちたくなり、暗くなるまで、時には暗くなっても住宅街の外灯の下でとにかく1人で練習しました。(人と一緒にやってもダメだと思ってバレないように1人でコソ練。)

するとあんなにできなかったリフティングが5回から10回、10回から20回とできるように。
ただできたと思ったらまた減り。泣きべそかきながら気が付けば50回。コツを掴むとそこからは早くてついに100回。ももでの100回、自分でルールを決めて左右交互とか、右→左→もも→もも→右…とか、あんなにできなかったリフティングがスムーズにできるようになりました。(よく最高記録を聞かれますが、6年で1000回に到達して自分の中でリフティング終了。ヘディング20回は難しかった…)

気が付くと楽しくなり時間があればサッカーばっかりやっていました。(僕はまったく勉強をしなかったけど、みんなは勉強もがんばってね‼)
そうなるとできなかったプレーができるようになったり、上の学年の試合に出てゴールを決めたり、選抜チームに呼んでもらったりしました。

振り返ってみると今もサッカーを続けていられるのは家族、チームメイト、コーチ、対戦相手など関わってくれた人のおかげだと思います。
僕はプロのサッカー選手にはなれなかったので、プロになった人たちは本当に凄いなと思います。

人によってはプロになれないなら、それは「失敗」だと思うかも知れません。
でも何かに一生懸命取り組んだことに「無駄」や「失敗」はないのではないかと思います。
僕のようにプロにはなれないかもしれないけど、一緒にサッカーをやることで楽しいと思ってくれたり、好きになってくれたり、いろいろなことにがんばれる人が増えてくれたらうれしいです。

今、僕達はコロナウイルスという見えない敵との辛い戦いをしています。一人ひとりが自分勝手にならず、他人への思いやりをもって生活をすることでコロナを終息させ、早くみんなと元気に楽しくサッカーをやれる日を心待ちにしています‼
みんなでコロナに討ち勝とう‼


【ハートフルクラブコーチによるハートフル体験記】vol10(コラム)


ハートフルクラブコーチ陣がリレー方式でこれまでハートフルクラブでおこなった活動の経験談や体験談、コーチが大事に思っていることなどをハートフルクラブ掲示板で配信いたします。

10回目は「鰺坂(あじ)アシスタントコーチ」です。」

「あたりまえになってほしいこと」

みなさん、こんにちは、浦和レッズハートフルクラブでアシスタントコーチをしている鯵坂真人(アジコーチ)です。

新型コロナウイルスの影響でハートフルクラブの活動ができなくなってしまいとても残念です。
早く外に出て元気いっぱいサッカーをしたいと思っている子供たちがたくさんいると思います。
ぼくも1日でも早く子供たちの一生懸命な姿や元気な笑顔を見たい気持ちでいっぱいです。
ただ、残念ながら今は全員が安心してサッカーをできる環境ではありません。みんなが気兼ねなく外に出られるような「安心、安全」をぼくたちみんなで作っていかなければなりません。
そのために、一人ひとりが自分のため、他者のために考えて行動することが大切なんだと思います。
青空の下、みんなが笑顔で会えるため1日でも早く、その日を迎えられるようみんなで協力していきましょう!

今回ぼくからは、昨年参加させていただいたハートフルサッカーinアジア2019で訪れたネパールという国での、現地の子供たちとのちょっとしたエピソードについて、思ったことを書こうかなと思います。

まずはこのちょっとしたエピソードを読んでみてください。

ぼくたちはネパールで現地の小学校や施設を訪問し、たくさんの子供たちとサッカーを通じて触れ合いをもつことができました。そんな中、現地の子供たちとのサッカー交流終了後、通訳の人になにやら話しかけている子供がいました。その子たちがぼくの方にかけ寄り大きな声で、「アリガトー!サヨナラー!」
と日本語であいさつをしてくれました。
ぼくはその子供たちの行いが、さもあたりまえに、自然とやっていたものだから、おもわず「こちらこそありがとう」とネパールの子供に日本語であいさつを返してしまいました(せっかくネパール語のあいさつを覚えたのに….)

このエピソードは、ぼくがネパールで実際にやってしまった失敗談ですが、今回はぼくの失敗した部分は置いておきましょう。
みんなにいきなり質問です。これをを読んでみて、ネパールの子供たちのすばらしいと思える部分ってなにかあったかな?

日本人のぼくたちに対して日本語を使ってくれたこと?
もちろんそのおもいやりの行動ってすばらしいと思う。
でも、ぼくが思うすばらしい部分って、その行動を自然に、そしあたりまえのようにやれてたということ。

みんなも経験したことあるかもしれないけれど、相手に対しておもいやった行動をとろうと思っても、ためらってしまったり、恥ずかしがってしまってすぐに動けず、後々モヤモヤした気分になって後悔したことってないだろうか?(相手にボールをぶつけてしまってすぐに謝れなかったときとか)
このときのネパールの子供たちにはそういった素振りが一切なくて、あたりまえのように日本語を聞きに行って、恥じらいもなくすぐに使ってくれた。
だからこそすごく自然なおもいやりに見えたのだろう。
そこで思ったのは、こういうことってその場面になってから考えているとできなかったり、行動に移るのが遅くなったりしてしまうのかなってこと。

「自然にできるおもいやりが身についている人は普段から相手の気持ちを考えられる」

みんなは普段サッカーをしていて、自分では意識していなかったプレーが、コーチや周りの人から「ナイス!」って言われたことってないかな?
それってきっと無意識に良いプレーができているときだと思う。
そして、それは普段の練習や試合の中で、良いイメージを考えてプレーして、それが体にしみついていったからこそ自然と生まれるプレーだよね。
それと同じで、自然に相手をおもいやった行動ができる人って普段の生活の中でも相手の気持ちを考えられる人だと思う。
それが段々と考えなくても自然と思いつくようになり、行動にうつせる。
最終的にそれがあたりまえにできることにつながっていくのではないかな。

ぼくはみんなとサッカーを通じて接することが多いから、みんなには「サッカーを上手になってもらいたい」という想いがあるけど、それだけじゃなくて「相手の気持ちを考えて行動ができる人、そしてそれが自然とあたりまえにできる人」になってもらいたいという想いもあります。

「相手をおもいやれる」→「自然にできる」→「あたりまえにできる」

すぐに身につくことじゃないけれど、まずは意識しながらでも、自分以外の相手の気持ちを考えていれば自然と行動となって表れてくるはず。
そして、その自然にできるということをあたりまえにできるような人が増えれば、みんながハートフルな気持ちになれるんじゃないかな?
みんなも「あたりまえにできるおもいやり」を目標に日々生活してみよう!


【ハートフルクラブコーチによるハートフル体験記】vol9(コラム)


ハートフルクラブコーチ陣がリレー方式でこれまでハートフルクラブでおこなった活動の経験談や体験談、コーチが大事に思っていることなどをハートフルクラブ掲示板で配信いたします。

9回目は「鈴木(しんご)コーチ」です。」

「失敗 学び 成長」

スクール生のみなさん、お久しぶりです。元気にお過ごしでしょうか。しんごコーチです。

ここで私が失敗から学び成長した話をしたいと思います。

忘れもしない22年前の12月、あの日の私は人生で初めての大きな挫折を味わいました。浦和レッズのユースチームからトップチームに昇格を果たし1シーズンを終えたばかりの私に突きつけられたのは無情にも戦力外通告という現実でした。プロのサッカー選手として夢と希望に満ちあふれ、これからというときに告げられた予期せぬ通告。プロの世界は厳しいとは分かってはいたものの、まさかその瞬間が、まさかその現実が自分に突きつけられることになろうとは。また戦力外になった理由が、自分自身のスキル不足を指摘されたのならまだ諦めがつくものの、「お前は性格がプロ向きではない!」との一言。そのときはなぜそのようなことを言われたのか、なぜ1年目で自分としては結果を残していたと自負していたにもかかわらず次年度の契約をしてもらえなかったのか。気持ちのどこかではそのときのプロとして必要な心構えが甘かったというのが分かっていたのかもしれません。ただ、当時の私はその事実を認めたくないという気持ちが先行するばかり、現実に目を向けることはありませんでした。

浦和レッズを戦力外になった後、私は縁あって横河電機という社会人チームでプレーすることになりました。横河電機では朝働いて夜に練習するという日々。それでも私はまたプロの世界に戻るという情熱だけは忘れることなく毎日練習に励んでいました。プロとしての心構え、またメンタルの強さを備え合わせてくれたのは紛れもなく横河電機での働いた経験とプレー経験があったからでした。 

浦和レッズ時代の私は「優しすぎる」という自分の性格が災いしてフィールド上でもどこかチームメートに遠慮してプレーしている自分がいたのです。実際プロの世界ではそういった遠慮など必要ないにもかかわらず。また、チームメートが先輩であろうとどんどん自分の意見や思いをぶつけることが必要とされ、そういった強いメンタルを持ち合わせていない限り、プロとしてやっていくことは不可能なのです。浦和レッズを戦力外通告になった当初の私はそのことも分からずにプレーしていたのです。今思えばそれが「一番の大きな失敗」でした。

横河電機を経てまたプロの世界に戻ることができた私は、その後新潟、京都、大分、東京、北九州、シンガポールと日本国内のみならず世界でもプレーする機会に恵まれて、京都では2002年に天皇杯優勝という経験も味わうこともできました。天皇杯で優勝し、みんなと優勝カップを高々と掲げてチームメートやスタッフと優勝の喜びを分かち合った瞬間に初めて、自分自身のプロとしての性格の甘さに気づかせてくれた浦和レッズに感謝することができたのです。 この私の『一番の大きな失敗』は後に私自身を一回りも二回りも成長させてくれただけでなく、かけがえのないたくさんの出会いや経験をもたらせてくれました。

スクール生のみなさんも今後たくさんの壁にぶつかったり、挫折を味わうことがあると思います。大切なことは、失敗しても諦めずに前向きにいろいろなことにチャレンジしていくことです。そうすれば、必ず道は開けていくものだと私は信じています。

『1%の可能性がある限り、100%の努力をする』

最後になりますが、現在、私たちは世界中で見えない敵と戦っています。一刻も早く事態を収めるためには、現場で体を張って戦ってくれている医療従事者だけではなく、それ以外の人たちの行動がとても重要になります。今こそ、みなさんの想いを一つにして、この危機を乗り越えましょう。


【ハートフルクラブコーチによるハートフル体験記】vol8(コラム)


ハートフルクラブコーチ陣がリレー方式でこれまでハートフルクラブでおこなった活動の経験談や体験談、コーチが大事に思っていることなどをハートフルクラブ掲示板で配信いたします。

8回目は「石黒(ぐろ)コーチ」です。」

『2つの当たり前のこと』

こんにちは。浦和レッズハートフルクラブコーチの石黒琢也(グロコーチ)です。

今までハートフルクラブのスクールに通ったことがある人、4月からスクールに通う予定だった人、みんな元気ですか?そして、どんな毎日を過ごしていますか?
ヒマだ!!と思っている人が多いのかなと思います。
そんなときはハートフルクラブのコーチたちが一生懸命書いてみた、このコラムを読んでもらえるとコーチたちはうれしいです。もし良かったら読んでみてくださいね。

グロコーチが今から書くのはスクールに通ったら、ぜひできるようになってほしい
「2つの当たり前のこと」です。
何だと思いますか?考えてみて!!
リフティング?パス?ドリブル?サッカーのプレーを考えた人が多いと思いますが、まったく違います。
まったく違うと言ってもサッカーと関係があり、学校、他の習いごと、これからの人生、ずっと必要で、ずっと大切なことです。

その1つ目は、「あいさつ」

みんな、「あいさつ」していますか?
スクールに通ってくれる子供たちの「あいさつ」を見ているといろいろな「あいさつ」の人がいます。
・恥ずかしそうにあいさつをする人
・声が小さいあいさつの人
・自分からはあいさつをしない人
・相手の目を見ないあいさつの人
・昔は元気よくあいさつできたけど元気良くあいさつすることが恥ずかしくなってきた5・6年生の人

いろいろな「あいさつ」をグランドでは見ることができます。
もちろんしっかり「あいさつ」ができている人も中にはいますが、しっかり「あいさつ」ができていない人も多いなとグロコーチは感じています。

グロコーチはいろいろな人と「あいさつ」をする中で、あっ!!この人の「あいさつ」すごく気持ちが良いなと思う瞬間があります。みんなも誰かと「あいさつ」をしたときにこの人の「あいさつ」はすごく気持ちが良いなと思ったことはありませんか?

じゃあ、どう「あいさつ」をすれば良いのか?それが「あいさつ」の「あ・い・さ・つ」にヒントがあると思います。

あ・・・明るく元気に(周りの状況を見て思いやり)
い・・・いつも続ける(1日で終わらないように)
さ・・・先に(相手より先に勇気をもって)
つ・・・伝える(目を見て)

この4つを意識するだけで、ガラッと「あいさつ」が変わると思います。
ただ、「あいさつ」で注意してほしいこともあります。
それは、「あいさつ」しなさいと大人に言われるから「あいさつ」すること、そういう気持ちで「あいさつ」していても相手に気持ちは伝わりません。

良い「あいさつ」がすぐにできるようになるとは思いません。少しずつで良いので当たり前の「あいさつ」を当たり前にできるようになってほしい。

あれ、そもそも「あいさつ」って何で大事なの!?って思った人!!
その答えはしっかり「あいさつ」ができる大人になったら絶対に分かります。
なので、やってみようと思った人は取り組んでみてくださいね。

そしてこの場をかりて。
グロコーチを街中で見かけたとき、埼スタで見かけたとき、「あいさつ」をしてくれる人たち、本当にありがとうございます。
あっ!!スーパーで、電車の中で、大きな声で「グロコーチ!!」って言われると少し恥ずかしいです。
でも、いつも嬉しく思っています。ありがとうございます。

そして2つ目は、2周目のコーチコラムが周って来たときに書きたいと思います。
そして、ここで宿題です。
2つ目にグロコーチは何を書こうと思っているでしょうか?
1つ目は「あいさつ」2つ目は「?」
ヒントは1つ目も2つ目も、お父さん、お母さん、先生、コーチに言われたことがあるはずです。
もし良かったら考えてみて下さいね。
2周目があるかどうかは分かりませんが、もしなかったときはグロコーチに直接聞いてもらえると嬉しいです。
よろしくお願いします。

また、明るく元気にあいさつをして、グランドでみんなとボールを蹴れる日が来ることを楽しみにしています。
グランドで、スタジアムで、元気に会いましょう!!


【ハートフルクラブコーチによるハートフル体験記】vol7(コラム)


ハートフルクラブコーチ陣がリレー方式でこれまでハートフルクラブでおこなった活動の経験談や体験談、コーチが大事に思っていることなどをハートフルクラブ掲示板で配信いたします。

7回目は「神野(かみ)コーチ」です。」

「今が未来の土台になる」

 

みなさん、こんにちは。 ハートフルクラブの神野(かみコーチ)です。

新型コロナウイルス感染拡大防止のためハートフルクラブの活動ができなくなりましたが、みなさまにはご理解とご協力をしていただき感謝申し上げます。

ハートフルスクールに通ってくれたみなさんは長いあいだ通ってくれたのに最後に突然会えなくなってしまったのでコーチたちも残念な気持ちでいっぱいです。6年生で通ってくれたスクール生は会う機会が少なくなりますが駒場スタジアムや埼玉スタジアム、レッズランドなどでコーチ達のこと見かけたら声をかけてくださいね。

スクールの最終回にみんなに伝えようとしていたことをこのコラムで書きたいと思います。 まずは僕のサッカー歴をお伝えします。 高島平サッカークラブ(板橋区)→板橋区立西台中学校サッカー部→浦和スポーツクラブ→浦和レッズユース→浦和レッズに入団しました。それから会社員を経てハートフルクラブのコーチとして浦和レッズに戻り今に至ります。 僕が大事だと思っていることを経験談など交えてお伝えします。

『今が未来の土台になる』

みんなは今までにいろいろなことをしてきたと思います。少し時間のあるこんなときだから昔の写真やビデオ、日記やノートなどを振り返ってみてください。きっと、できることが多くなったなーと感じるはずです。サッカーやダンス、ピアノが上手になったとか、計算が早く解けるようになった、字が上手に書けるようになったとか。 今までやってきたことの積み重ねを土台としてその上に“今”みんなは立っています。そして“未来”で夢を叶えたり、上手になるためには“今”いろいろな経験や練習をしてその土台を広く大きくしましょう。その時に下の2つを意識してください。

【まず、やってみよう】

もし、できなそうだなって感じたときは、 “今まで(過去)やってないだけ。今から始めれば絶対できるようになる” と思ってください。こういう気持ちをもつと初めてやることやうまくいかないことにチャレンジしやすくなると思います。やらないより、やってみたことで感じる感覚、得た経験は必ず未来で活きてきます。

【理由をみつける】

そして、考えることも必要です。

チャレンジする  

  ↓

成功した(失敗した)  

  ↓

なんで成功したか(失敗したか)考える、 次は何をしようか工夫する

  ↓

またチャレンジする この成功した(失敗した)理由をみつけることが上手になるスピードを上げるために重要になります。

サッカーの練習でいうと、リフティングがわかりやすいですね。回数がものさしになって前より上手くなったって感じとれると思います。5回しかできなかった子が次の日いきなり100回できるようになるとは思えません。でも諦めず続けて練習すれば記録は絶対伸びて行くと思います。 コーチも小学生のときにリフティングが苦手でした。うまくできなくて泣きながらやったのを思い出します。できないことが悔しかったしうまくなりたかったから続けてやりました。リフティングが上手な人からも学びました。リフティングしている時の姿勢や、ボールの回転、足のどこでボールのどこを蹴っているか、蹴ったときのボールの音とか。それをマネして練習を続けていたらちょっとずつできるようになりました。

次は中学校サッカー部時代のこと、僕より当たりが強くて動きも早くて、ボールを奪いに行ってもボールにすら簡単にさわれない、そんな1学年上の先輩がいました。その存在が僕を上手に、強くしてくれました。紅白戦では毎回相手チームでポジションも重なっていつも対戦していました。奪えなくても倒されても何回もぶつかって行きました。それでもボールが奪えなかったので、いつ、どこから、どのくらいの強さで奪いに行けば良いのかを考えたら少しずつ奪える回数が増えていきました。最後までその先輩にはかなわなかったけど毎回全力でぶつかって行けたことが僕のサッカー人生で大きな成長につながったと感じています。

一生懸命やってもちょっとずつしか上手にならなかったり、どんなに頑張っても試合で上手くいかなかったり負けたり…、でもそのときそのときで頑張ってやっていれば、未来で振り返ったときに“あのとき頑張っていて良かったな”と思えるものです。だから今はいろいろな経験をしてほしい。夢があるならそれに向かって全力で取り組んでほしいと思います。 今、頑張っていることは必ず未来につながります。 『今が未来の土台になる』

最後になりますが、今回の新型コロナウイルスの影響や昨年10月の台風でレッズランドが使用できなくなり、楽しみに通っていただいたスクール生とそのご家族の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今後もどうなるか不透明な状況が続きますが、まずは健康第一を考えて未来につながる今を過ごしてほしいと思います。そして事態が終息した際には、ハートフルクラブをはじめ浦和レッズ、浦和レッズレディース、アカデミー部門の男女各チームへの更なる応援をしていただけることを願っております。


【ハートフルクラブコーチによるハートフル体験記】vol6(コラム)


ハートフルクラブコーチ陣がリレー方式でこれまでハートフルクラブでおこなった活動の経験談や体験談、コーチが大事に思っていることなどをハートフルクラブ掲示板で配信いたします。

6回目は「盛田(もり)コーチ」です。」

「経験」

みなさん、こんにちは。ハートフルクラブコーチの盛田剛平です。
新型コロナウイルスの影響で学校へ行けなかったり、外で友達と遊べなかったり、いろいろなことを制限されてストレスを感じてる人もいるかもしれません。でも、こんなときこそ、自分勝手なことはせず、いろいろな人の気持ちになって行動する「おもいやり」の心を持って過ごしてね。

今回、盛コーチが話をするのは「経験」についてです。

いろいろなことを実際に見たり、やったりすることね。
みんななら、今までやったことがないことで、でも別にやってもやらなくてもいい、どっちかというと面倒くさいことが目の前にあったとき。どうする?
何もしなければ楽だよね。でも、盛コーチはそういう場面になったとき、積極的にやってみることにしてます。
だってそのほうが絶対に自分にとっての「経験」として身につくから。
「やらなくてもいいこと」なのかもしれないけど「自分が今までやったことのないことを習得できる人生で1回しかないチャンス」と盛コーチは考えるの。
そんなふうに考えると、ほら、やらなきゃ損だし、勿体ないと思えてくるでしょ?
そりゃうまくいかなかったり、失敗することもあります、でもそれさえもやらなければ味わえなかった「経験」です。失敗から学ぶことの方がたくさんあるしね。
みなさんにはすごく大きな可能性が秘められています。
だから、いろいろなことに興味を持って、そしてチャレンジしていってほしいです。そのチャレンジすべてが「経験」として自分に備わっていきます。やりたくないことでも、自分のためになる、成長できることだと思えば、「やろうかな?」と思うでしょ?


盛コーチ、ちょっと前までサッカー選手してました。
試合に出られたり、出られなかったりを繰り返す、二流までもいかない、三流くらいの選手でした。それでも41歳までの19年間プレーできたことは誇りです。
FW→DF→FWとポジションを変えたり、クビになってもトライアウト受けたり、サッカー選手でいるためにいろんなチャレンジをしてきました。良いことも悪いことも含め、すべてがいい経験でした。
そして今も、ハートフルクラブで、すばらしい経験をさせていただいてます。
小学校や幼稚園・保育園に行って、スクールを行い埼玉の子供たちと触れ合い、海外で子供たちとサッカー交流、そしてその国の歴史や現状、文化を知ったり、東北被災地での活動で実際に見たり、聞いたりしていろいろなことを感じたり。すごくありがたい経験です。


そして、いつも感じるのは、日本の日常の生活はすごく恵まれてるなということです。
でも、それをどうやってみんなに伝えればよいのかをずっと考えて、悩んでました。
当たり前だと思ってることに感謝したり、幸せを感じるなんてなかなかできないですからね。
でも、今のこの状況なら、普通に学校へ行って、机並べて友達と勉強したり、公園で思いっきり遊んだり、サッカーすることがどれだけ幸せかということがみんなにも気付けたはず。
そして、そう思えたのは、このコロナウイルスの影響で自宅で過ごしてる今の「経験」があるから。
だから、この自粛が解除されて、普段の生活がもどったら、この日常はすごく幸せなことなんだと感じつつ、いろいろなことに一生懸命チャレンジしてもらいたいです。
もちろん、今だからできることもたくさんあると思うから、それもみつけてね。

はやくみんなとグランドやスタジアムで元気に会える日がくるのを心待ちにしてます。
ラーメン大好き盛コーチより