U15試合結果報告 高円宮杯 JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会 決勝
2024.12.27 ジュニアユース
本日行われましたジュニアユースの試合結果です。
高円宮杯 JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会 決勝
日時:12月27日(金) 14:00K.O
会場:味の素フィールド西が丘
対戦:ガンバ大阪
40分ハーフ 延長10分ハーフ
結果:○ 3(1-2/1-0/延0-0/1-0)2
得失点:4'失点、30'失点、31'井原、80+3'松坂、延長17'三角
GK : 河合
DF : 瀬戸、松坂、岩﨑、髙橋(延7'→菊池)
MF : 和田、横山(延7'→中田)、笠間、蔦澤(61'→三角)、西川(HT→萩原)
FW : 井原
【金生谷 仁 監督】
「この大会は初戦から苦戦続きだったので、決勝でも最後は何かやってくれるだろうな、というのは思っていました」
(失点しても、最後には勝ってきたことが、監督もそうだし選手にも自信になっていた?)
「そうだと思います。選手もスタッフも僕たちも、お互いに信頼し合っていて、俺たちは大丈夫、と何の不安もなかったです。でも優勝できたのはたまたまです」
(ベンチからずっと笑顔で選手たちに声を掛けていたが、それは意識していた?)
「そうですね。大好きな子たちに楽しんでもらいたいというのが一番で、何より勝って楽しんで欲しいという感じで、笑顔を意識してたというか自然とそうなりました」
(G大阪の前線は強烈だったと思うが、それに対してはどうやっていこうと?)
「G大阪さんは攻撃に特長があって、みんな上手なので、それに対してやってきたことは、個で勝負するのも大事ですが、グループで対応するということでした」
(起用の仕方が選手の未来を考えたもののようだったが)
「正直、技術的にはあまり高くないんです。でも、そこに目を向けずにあの子たちの良いところに目を向けてやっていました。だからたくさん失敗しても大丈夫、ということを選手たちには常に言っていました。選手たちも誰かの失敗を責めるということはないですし、こいつの良さはこれだ、というのをわかり合っているから、みんながストレスを感じることもないです。そういう意味では、みんなが良い関係性で、どんなシステムでも、どんなポジションでも、誰が入ってもやれているんじゃないかなと思います」
(勝負の分かれ目になったのは、80分の終了間際の同点ゴールだったと思うが、GKがこぼしてから詰めたのでは間に合わなかっただろう。守備の際に誰かがスライディングに行ってルーズボールを他の選手が奪う形が多いように、あのゴールも仲間のプレーを信じて狙っていったものか)
「僕が何かを言ったわけではないですし、彼らがいろんなことを感じて、その結果がああいうふうに(ボールを)刈り取れたりしているんだと思います。本当にみんながつながってできた結果なのかな、と思います」
(今年は、夏の日本クラブユース選手権に関東予選で負けて出られなかった。そこから選手たちが変わってきたかと思うが)
「そうですね。あの負けをプラスに変えたことは間違いないです。あそこからインターシティカップで優勝したり、関東リーグで1部に昇格したり、それから高円宮杯の関東大会で勝ち進んで全国まで来て、本当にあの敗戦があの子たちを変えたなと思っています」
(こういう舞台で最高のサッカーをしてくれたと思うが、それに対する監督の思いは)
「ハーフタイムに戻ってきたときに、楽しんでいるか、と聞いたら『楽しい』と言うので、じゃあいい、と。戦術的なことも話しましたが、何より選手たちがそう思ってプレーしてくれたのなら良かったと思いました」
(自身、浦和で最後の試合で、思い入れがあったと思うが)
「はい、僕の人生の全てがここなので。でも、それはそれ、というふうに決めていました。とにかく、あの子たちとの試合を本当に楽しみたいと僕自身思えたし、最後にこのエンブレムをつけてやる試合を楽しみたいと思っていました。保護者やスタッフを含めた、このファミリーで闘う試合を楽しみたいというのが一番でした」
(これから平川忠亮監督との新しい戦いが(FC琉球で)始まるが)
「ここで出会った方々への感謝を胸に、浦和で経験したことのすべてを背負ってチャレンジしたいと思います。ヒラさんのためにとことん、やります。それが浦和の漢だと思うので」
【岩﨑篤斗(キャプテン)】
(2点先行されたのは、何がうまくいかなかったのか)
「1点目は相手のシュートレンジが思ったよりも遠くからだったので、そこは読みにくかったのと、2失点目に関しては、DFやボランチが戻るのが少し遅くなってしまったんですが、そこで戻る時間を自分たちが作ってあげるということが大事だったと思います。本当に少しのミスで失点につながってしまったのが悔しいです」
(金生谷監督のパーソナリティは選手から見て?)
「本当に愛される監督だなと思います。特に情熱がすごくて、本当に浦和のために、ここまで熱く闘ってくれる監督で、いろんな人から愛されていると思います」
(その監督がこの大会を最後に浦和を離れるが)
「僕は小6、中3とこの監督とやってきたので、この監督の血というのが僕の中に入っています。僕がその監督の思いを背負って、これからはユースでその血と自分の血を合わせて強い浦和レッズにしていくしかないです」
(延長に入るとき、応援席をあおっていたが、力になったか)
「本当に、応援がなければ、この結果はなかったと思うので、応援してくれた人たちに感謝です。試合の流れというのは、応援の良し悪しでも変わってくるというのがあると思うので、応援が自分たちの流れを作ってくれたと思います」
(サッカーの技術はG大阪のほうが上だったかもしれないが、球際の強さで勝ち取ったように思う。その力はどこから?)
「浦和レッズの本質で、『球際、切り替え、運動量』というのを、中1のときから(僕は小3のときからですが)言われてきて、そこで負けたら絶対に勝てないと言われてきているので、練習から『球際、切り替え、運動量』というのを全員が意識してやっているからこそ、こういう試合のときにも、球際で勝って1つの点につながったと思います。練習のときの自分たちの質の高さ、勝つための要素というのを練習からしっかりできていたのが、この勝利につながったんだと思います」
(それがゴールにつながったのか)
「最後は、決めたい、という気持ちがゴールネットを揺らしたと思いますし、2点目(同点弾)は、相手のGKは少しこぼす癖がある、というのをコーチから言われていたので、それで反応できたんだと思います」
(今年は関東2部リーグで始まって、日本クラブユースの関東予選で負け、関東1部リーグも危ない時期があった。そういう苦しい時期にがんばれたのは?)
「この1年間、目標にしていたのは、まずクラブユースで日本一になること、関東リーグで1部に昇格すること、そしてこの高円宮杯で優勝することだったのですが、クラブユースのときは自分たちの質の低さというか、相手に本質で勝てないという心の弱さを実感しました。そこから夏に死にものぐるいで練習して、全員が成長できたというのが一つの要因だと思います」
(ユースは今季プレミアリーグ復帰を果たしたので、来年はまた違う世界が広がる)
「来年からは、しっかりプレミアリーグの試合に出られるように、次はそこしかないと思っているので、プレミアで結果を出したいと思います。次の3年間で、自分たちが日本一を獲れるように、ユースから新しく入って来る選手たちにも浦和の血というのをしっかり知ってもらって、絶対にユースでも日本一を獲りたいと思います」
高円宮杯 JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会 決勝
日時:12月27日(金) 14:00K.O
会場:味の素フィールド西が丘
対戦:ガンバ大阪
40分ハーフ 延長10分ハーフ
結果:○ 3(1-2/1-0/延0-0/1-0)2
得失点:4'失点、30'失点、31'井原、80+3'松坂、延長17'三角
GK : 河合
DF : 瀬戸、松坂、岩﨑、髙橋(延7'→菊池)
MF : 和田、横山(延7'→中田)、笠間、蔦澤(61'→三角)、西川(HT→萩原)
FW : 井原
【金生谷 仁 監督】
「この大会は初戦から苦戦続きだったので、決勝でも最後は何かやってくれるだろうな、というのは思っていました」
(失点しても、最後には勝ってきたことが、監督もそうだし選手にも自信になっていた?)
「そうだと思います。選手もスタッフも僕たちも、お互いに信頼し合っていて、俺たちは大丈夫、と何の不安もなかったです。でも優勝できたのはたまたまです」
(ベンチからずっと笑顔で選手たちに声を掛けていたが、それは意識していた?)
「そうですね。大好きな子たちに楽しんでもらいたいというのが一番で、何より勝って楽しんで欲しいという感じで、笑顔を意識してたというか自然とそうなりました」
(G大阪の前線は強烈だったと思うが、それに対してはどうやっていこうと?)
「G大阪さんは攻撃に特長があって、みんな上手なので、それに対してやってきたことは、個で勝負するのも大事ですが、グループで対応するということでした」
(起用の仕方が選手の未来を考えたもののようだったが)
「正直、技術的にはあまり高くないんです。でも、そこに目を向けずにあの子たちの良いところに目を向けてやっていました。だからたくさん失敗しても大丈夫、ということを選手たちには常に言っていました。選手たちも誰かの失敗を責めるということはないですし、こいつの良さはこれだ、というのをわかり合っているから、みんながストレスを感じることもないです。そういう意味では、みんなが良い関係性で、どんなシステムでも、どんなポジションでも、誰が入ってもやれているんじゃないかなと思います」
(勝負の分かれ目になったのは、80分の終了間際の同点ゴールだったと思うが、GKがこぼしてから詰めたのでは間に合わなかっただろう。守備の際に誰かがスライディングに行ってルーズボールを他の選手が奪う形が多いように、あのゴールも仲間のプレーを信じて狙っていったものか)
「僕が何かを言ったわけではないですし、彼らがいろんなことを感じて、その結果がああいうふうに(ボールを)刈り取れたりしているんだと思います。本当にみんながつながってできた結果なのかな、と思います」
(今年は、夏の日本クラブユース選手権に関東予選で負けて出られなかった。そこから選手たちが変わってきたかと思うが)
「そうですね。あの負けをプラスに変えたことは間違いないです。あそこからインターシティカップで優勝したり、関東リーグで1部に昇格したり、それから高円宮杯の関東大会で勝ち進んで全国まで来て、本当にあの敗戦があの子たちを変えたなと思っています」
(こういう舞台で最高のサッカーをしてくれたと思うが、それに対する監督の思いは)
「ハーフタイムに戻ってきたときに、楽しんでいるか、と聞いたら『楽しい』と言うので、じゃあいい、と。戦術的なことも話しましたが、何より選手たちがそう思ってプレーしてくれたのなら良かったと思いました」
(自身、浦和で最後の試合で、思い入れがあったと思うが)
「はい、僕の人生の全てがここなので。でも、それはそれ、というふうに決めていました。とにかく、あの子たちとの試合を本当に楽しみたいと僕自身思えたし、最後にこのエンブレムをつけてやる試合を楽しみたいと思っていました。保護者やスタッフを含めた、このファミリーで闘う試合を楽しみたいというのが一番でした」
(これから平川忠亮監督との新しい戦いが(FC琉球で)始まるが)
「ここで出会った方々への感謝を胸に、浦和で経験したことのすべてを背負ってチャレンジしたいと思います。ヒラさんのためにとことん、やります。それが浦和の漢だと思うので」
【岩﨑篤斗(キャプテン)】
(2点先行されたのは、何がうまくいかなかったのか)
「1点目は相手のシュートレンジが思ったよりも遠くからだったので、そこは読みにくかったのと、2失点目に関しては、DFやボランチが戻るのが少し遅くなってしまったんですが、そこで戻る時間を自分たちが作ってあげるということが大事だったと思います。本当に少しのミスで失点につながってしまったのが悔しいです」
(金生谷監督のパーソナリティは選手から見て?)
「本当に愛される監督だなと思います。特に情熱がすごくて、本当に浦和のために、ここまで熱く闘ってくれる監督で、いろんな人から愛されていると思います」
(その監督がこの大会を最後に浦和を離れるが)
「僕は小6、中3とこの監督とやってきたので、この監督の血というのが僕の中に入っています。僕がその監督の思いを背負って、これからはユースでその血と自分の血を合わせて強い浦和レッズにしていくしかないです」
(延長に入るとき、応援席をあおっていたが、力になったか)
「本当に、応援がなければ、この結果はなかったと思うので、応援してくれた人たちに感謝です。試合の流れというのは、応援の良し悪しでも変わってくるというのがあると思うので、応援が自分たちの流れを作ってくれたと思います」
(サッカーの技術はG大阪のほうが上だったかもしれないが、球際の強さで勝ち取ったように思う。その力はどこから?)
「浦和レッズの本質で、『球際、切り替え、運動量』というのを、中1のときから(僕は小3のときからですが)言われてきて、そこで負けたら絶対に勝てないと言われてきているので、練習から『球際、切り替え、運動量』というのを全員が意識してやっているからこそ、こういう試合のときにも、球際で勝って1つの点につながったと思います。練習のときの自分たちの質の高さ、勝つための要素というのを練習からしっかりできていたのが、この勝利につながったんだと思います」
(それがゴールにつながったのか)
「最後は、決めたい、という気持ちがゴールネットを揺らしたと思いますし、2点目(同点弾)は、相手のGKは少しこぼす癖がある、というのをコーチから言われていたので、それで反応できたんだと思います」
(今年は関東2部リーグで始まって、日本クラブユースの関東予選で負け、関東1部リーグも危ない時期があった。そういう苦しい時期にがんばれたのは?)
「この1年間、目標にしていたのは、まずクラブユースで日本一になること、関東リーグで1部に昇格すること、そしてこの高円宮杯で優勝することだったのですが、クラブユースのときは自分たちの質の低さというか、相手に本質で勝てないという心の弱さを実感しました。そこから夏に死にものぐるいで練習して、全員が成長できたというのが一つの要因だと思います」
(ユースは今季プレミアリーグ復帰を果たしたので、来年はまた違う世界が広がる)
「来年からは、しっかりプレミアリーグの試合に出られるように、次はそこしかないと思っているので、プレミアで結果を出したいと思います。次の3年間で、自分たちが日本一を獲れるように、ユースから新しく入って来る選手たちにも浦和の血というのをしっかり知ってもらって、絶対にユースでも日本一を獲りたいと思います」