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21.05.29

WEリーグプレシーズンマッチ サンフレッチェ広島レジーナ戦 試合後 監督コメント

WEリーグプレシーズンマッチ vs サンフレッチェ広島レジーナ 試合後 楠瀬監督コメント

【質疑応答】
(試合を振り返って感じたことを教えてください)
「最初は様子を見すぎてしまい、受け身になってしまった。後ろでつなぐことばかりで、攻撃でやりたいことや攻める部分が欠けていたかなと思います。なんとなくうまくいかないなという感じがありましたが、だんだん目が冷めてきました。メンタル的に難しいですが、本番か本番ではないということではなく、試合に向かうメンタル的なコントロールをきちんとやらないといけませんし、チャレンジャー精神をもう一度思い出して、やっていかないといけないなと思います。後半は切り替えて、フォーメーションをもとに戻しましたが、そうすると本来の展開ができ逆転できました。しかし、そこから少し油断もあったのか、ゲームに対する感覚が欠けていたのかもしれません。サンフレッチェ広島レジーナさんが、非常にいいチームに仕上がっていて、すごく謙虚にトライをしていたのが、この結果になったのではないかと思います。こちらもいい勉強、教訓になりました」

(今日は2トップで入ったと思います。意図や狙いを教えてください)
「高橋(はな)は、トップでできるようになったのでスタートで使い、水谷(有希)もサイドでどれくらいできるのか。いいところが出てきている状況です。グループで刺激になって、いい化学反応が起きればと考えました。もっといろいろなオプションも増やしていかないといけないので、いろいろ試しています」

(相手が4-3-3の形でスタートし、中盤の使い方やプレスのかけ方がうまかったと思いますが、どのように中盤を埋めていこうと考えていましたか)
「前からはめ込んでいこうという戦略でしたが、少し間延びしてしまいました。センターバックがスライドしたときに、いきたいけれど遠いなど、1列目、2列目のコミュニケーションがうまく取れていなかったように思います。同時にいかないといけないときも遅れてしまった。相手がワイドにくる中で、うちもサイドが広がったままだったので、いつもチーム内でやっているトレーニングゲームでのプレーとは違ってしまったこともあります。改善も含め、全体がスライドするようなこともやっていかないと行けないと思います」

(後半は修正できたと思います。手応えはいかがですか)
「選手が一丸になって、同じスイッチを入れられれば、あのくらいできるなと思っています。相手も策を練ってくるので、こちらが間延びや油断をするとこういう展開になってしまうところがあります。もう少ししっかりと、みんなが自信を持って取り組まないといけないと感じています」

(今日の試合を踏まえて、開幕まで高めていきたい点は)
「止める、蹴るの技術は大事なので、表現することは変わらずにやっていきますが、ゲームに向かうメンタルの部分。特に昨シーズン、勝利したから、周りから『レッズレディースが強い』といわれますが、そこに浮かれることなく、チャレンジャー精神を持って新たなリーグに向かっていかないと、油断をすれば足元を救われます。各チームが非常によく鍛えられてきていることが、このプレシーズンマッチで感じたことです。そこに負けずに、しっかりと鍛え直していかないといけないですし、みんながいい意味で危機感を持てたと思います」

(プレシーズンマッチは1勝2分1敗でしたが、戦績について感じていることを教えてください)
「プレシーズンマッチということもありますが、成績は、納得も満足もいっていません。ただ、いろいろなことが見えましたし、実際にチームを見るようになって、対戦してみると相手が強かったり、一生懸命やっている。こちらも足りないところや欠けているところが多々見えたので、逆に今、そういうところが見えてきて良かったなと捉えています。しっかりと、自分たちがまだ足りないもの、やらないといけないこと、それを明確にできたのではないかなというプレシーズンマッチでした。それを今後につなげていかないといけないので、生かしていきたいと思います」

(6月19日にクラブオリジナルマッチを行いますが、そのほかに練習試合などの予定やお考えはありますか?)
「6月は代表招集もあるので、選手の人数がそろえば、練習試合などもやりたいなと考えています。特に今は、一人でも多くオリンピック代表に入って、活躍してほしいという思いもありますので、選手たちがチームに戻ってきたら、しっかりと修正をして、と考えています。その期間は、何人くらい代表招集となるかによって、組んでいこうと思います」

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