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23.02.10

2023年新加入選手会見



9日、三菱重工浦和レッズレディースは2023年の新加入選手会見を実施いたしました。会見には楠瀬直木監督、仁木俊雄強化部長、新加入の伊能真弥、高塚映奈、角田楓佳が出席。選手たちの紹介が行われると共に、楠瀬監督は新加入3選手の印象や3月より再開される2022-23 Yogibo WEリーグに向けて意気込みなどを語りました。

【楠瀬直木監督】
「いよいよシーズンが再開する上で、このタイミングで今日の新加入選手会見を開かせていただき、ご足労いただきまして、ありがとうございます。いい選手たちが来てくれたので、今日はいろいろ質問して、どんな選手か特長をつかんでいただいて、宣伝していただければと思います。

この3人を迎えられることに、すごく喜びを感じております。伊能真弥はアンダーカテゴリーの代表のときから見ていて、日体大でも一緒にやっています。角田楓佳は小さいころから知っていて、いい選手だと思っていたので、その選手と同じピッチで仕事ができるのは、こんなに幸せなことはないので、楽しみにしています。また、高塚映奈は門を叩いてきてくれましたが、一目見て、このメンタルの強さはただ者ではないと思いました。まだどういう花が咲くのかは分かりませんが、非常に楽しみです。そろそろ再開に向けてチームも始動しますが、非常に心強い3人が来てくれました。1年目とか関係なくレギュラーを取ってやると、そのくらいのメンタルを持った選手たちだと思っているので、こちらも容赦せずどんどん試合に使っていろいろな経験をしてもらって、勝ち星を積んで、ファン・サポーターのみなさまと喜びを分かち合えるように努力していきます。また応援のほどよろしくお願いいたします」




【仁木俊雄強化部長】
「みなさま、こんにちは。報道関係者のみなさまには日頃からご協力をいただきまして、まことにありがとうございます。今日、この3人が新たなスタートを切ることができます。ぜひ、これからもこの3人に注目していただければと思います。

報道関係者のみなさまへの感謝の気持ちをお伝えしましたが、日頃から三菱重工浦和レッズレディースを後押しいただいているファン・サポーターのみなさま、パートナーのみなさま、そしてレッズレディースに関わるすべてのみなさまに感謝を申し上げたいと思います。

冒頭で私から、この3人を育てていただいた各年代の指導者のみなさまに、感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。今、ここに3人がいるのは、各年代の指導者のみなさまのご尽力があってこそだと思います。3人にも、そのことを忘れずにサッカーと向き合ってもらいたいと思います。指導者のみなさま、本当にありがとうございました。

それでは、選手の紹介をさせていただきます。

伊能真弥選手は、埼玉県の志木市にあるFC宗岡からレッズレディースのジュニアユースに進み、日体大SMG横浜で4年間活動してきました。プレーの特長としては、シュートストップと状況判断に優れた選手です。また、日体大SMG横浜では、なでしこリーグで試合出場を重ね、実戦経験を積んできました。実戦派の選手であることも特長の一つだと思います。

続きまして、高塚映奈選手です。高塚選手は所沢市の荒幡ビガーズサッカースポーツ少年団から都内のクラブチームであるFCクレセルを経て、常盤木学園高校に進学しました。常磐木学園高校では1年生からレギュラーで中心として活躍した選手です。実は小学6年生のときにレッズレディースのジュニアユースのセレクションに参加してくれています。そのときは我々の見る目がなく獲得しませんでしたが、力をつけて、改めてトップチームにチャレンジしてくれたことに感謝したいと思います。高塚選手が活躍して、今後のレッズレディースを牽引してほしいと期待しています。プレーの特長としては、相手の背後を取るスルーパスや得点につながるラストパスを供給できることです。そしてメンタルの強さがとても素晴らしいと思います。高塚選手のサッカーに対する情熱がプレーにも出ています。

そして、角田楓佳選手です。浦和出身の選手ということで、北浦和サッカースポーツ少年団で活動し、レッズレディースのジュニアユース、ユースと進んできました。各年代の代表にも選ばれていて、将来を有望視されている選手となります。プレーの特長としては、高い技術と展開力やボールを奪う能力が優れていて、視野の広さからゲームをコントロールできる選手です。レッズレディースの育成から育った選手として、日本を背負っていく、そして世界に出ていくような選手になってもらえればと思っています」




【伊能真弥】
「日体大SMG横浜から加入しました、背番号23番、GKの伊能真弥です。私は中学・高校と、レッズレディースジュニアユース・ユースでプレーをさせていただいていました。4年ぶりにレッズレディースのエンブレムを背負ってプレーできることを大変うれしく思います。

今シーズン、私は特別指定選手としてレッズレディースで試合や練習に参加させていただいていました。改めて、素晴らしいクラブ、素晴らしい環境でプレーできることに感謝の気持ちでいっぱいです。この感謝の気持ちを忘れず、今まで支えてくださった方々に恩返しできるように、日々努力し成長し続けられるように、練習からこだわっていきたいと思います。また、ファン・サポーターのみなさまに応援していただける選手になれるよう、まずは試合に出ることを目標に、チームの勝利のため精一杯がんばります。応援よろしくお願いします」




【高塚映奈】
「常磐木学園高等学校から新加入しました、背番号37番、MF・高塚映奈です。この大きな三菱重工浦和レッズレディースというチームに加入することができ、とてもうれしく思います。自分の一つの夢である、多くの人に自分のサッカーを見てもらえるということに感謝をし、1年目など関係なく、1年目からスタメンの座を奪っていくという強い気持ちを持って、日々練習に取り組んでいきたいと思います。また、多くのファン・サポーターの方々の期待に応えられるよう、精一杯がんばります。よろしくお願いします」




【角田楓佳】
「レッズレディースユースから昇格しました、背番号29番、MFの角田楓佳です。まずは、今日はお集まりいただき、ありがとうございます。浦和の少年団出身で、幼い頃から浦和レッズというクラブが身近にあり、そのクラブのトップチームの一員として全力で戦えることをうれしく思います。シーズン途中での加入となりますが、後半戦、優勝まで少しでも多くの勝利に貢献できるようにがんばります。よろしくお願いします」




[質疑応答]
(3選手にお伺いします。レッズレディースの試合では毎試合、熱いファン・サポーターのみなさんがスタジアムに足を運んでくださいます。そうした方々に、自分のどんなプレーを見てほしいでしょうか。また、ファン・サポーターのみなさんにはどんなふうに呼んでほしいでしょうか)

【伊能真弥】
「私の得意なプレーはシュートストップなので、試合に出場したときは、シュートストップでチームを勝たせられるようにがんばりたいと思います。また、他の部分でもたくさん挑戦して成長したいと思っていますので、そこの部分も見ていただけたらうれしいと思います。呼んでいただくときは、『マヤ』って呼んでほしいです」

【高塚映奈】
「絶妙なゴールへつなぐパスや、裏への抜け出しのタイミング、オフザボールのところを見てほしいと思っています。私は『エナ』とか、高塚なので、『タカ』とか呼んでほしいです」

【角田楓佳】
「特に見てほしいプレーは、守備範囲の広さが特長なので、攻撃もそうですけど、守備のところに注目してほしいです。呼び方はなんでもいいので、名前をたくさん呼んでほしいです」

(高塚選手にお伺いします。おそらくいろいろなチームからオファーがあったと思いますが、三菱重工浦和レッズレディースに加入を決めた一番の要因はどんなところだったのでしょうか)
【高塚映奈】
「練習に参加させていただいたときに、多くの先輩方が優しくフォローしてくださり、自分がプレーしやすいようにしてくれました。サッカーにおいての上下関係もあまりないように感じたので、自分らしさが一番発揮できるかなと思って、加入を決めました」

(楠瀬監督にお伺いします。シーズンの再開まで1ヵ月程度の期間がありますが、再開に向けてはいかがでしょうか。また、新加入した3名の選手をどのように融合させていきたいでしょうか)
【楠瀬直木監督】
「皇后杯の敗戦がかなり大きかったのですが、あれが非常にいい薬になったのも確かです。今まで何人か怪我人がいましたが、若い福田(史織)や島田(芽依)、石川(璃音)が穴を埋めてくれて、よくここまでやってきてくれた、というのがあります。再開に向けては、怪我人も徐々に戻ってきます。大きいのは長船(加奈)がそろそろ実戦をできるかな、というところまできていて、彼女たち3人も含めていいニュースしかないので、再開に向けて手応えを感じています。トレーニングはこれからですが、選手も非常に充実している時期だと思っています。スタートダッシュの1試合2試合をしっかり勝っていかないといけないので、まずはその試合をしっかり取るということと、選手が競争を勝ち抜いて、レギュラーポジションを取っていってほしいと思います。そこには彼女たち3人も並んでいるので、そこを煽っていって、最後までそういう競争の中で、みんなで勝ち取っていければと思っています」

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