【清家貴子】
「連戦はきつかったですけど、その中で培ってきた得点の形は出せました。ただ、疲労の部分も見えて、3失点につながってしまったと思います」

(得点シーンを振り返ってください)
「いい形で裏に抜け出して、GKとうまく駆け引きできて決めることができました。今日はああいう形が多かったので狙っていましたし、狙い通りという感じです」

(これで7試合連続ゴールとなりました。結果を出し続けられていることについてはいかがでしょうか)
「1試合1試合を大切にして、その中で自分に何ができるかを考えながらやってきた結果だと思います」

(清家選手はこの5連戦でフル出場でした。疲労もあったと思いますが、5連勝という最高の結果で終えられたことについては)
「プロなので、連戦でも試合が決まったらやるだけです。そこを怪我なく乗り越えられたのは自信にもなります。その中で得点もできて、結果を見れば良かったですし、自分もすごく成長できたと思います」


【島田芽依】
「前半は前線からプレッシャーをかけにいって、得点をしっかり重ねていこうという話をしていました。お互いに点が入った中で、もう少し試合自体を落ち着かせなければいけなかったと思います」

(得点シーンについてお聞かせください)
「前節のシュートシーンではボールを持ってからがワンテンポ遅くて、(安藤)梢さんから『ボールを持ったらもっと早くシュートまでいかなきゃ』と言われていました。1点目はそれを意識して、うまく相手を外してシュートを決められたので良かったです。

2点目の場面では、相手のアンカーのところは意識しながら守備をしていたので、狙い通りだったと思います」

(相手が人に厳しくあたってくる分、スペースが空いているところもあったと思います)
「味方選手からボールを出してもらってから走っても抜け出せたところがありました。個人としては背後への狙いはもう少し出していかなければいけなかったと思います」

(連戦を終えて、この先の戦いに向けてはいかがでしょうか)
「次の試合まで少し空くので、一度しっかりと休んで、オフ明けからチームとして次の試合に向けて突き詰めてやっていきたいと思います」


【塩越柚歩】
「守備の部分と組み立ての部分で課題が多く残る試合だったと思いますけど、この連戦をしっかりと勝って終われたことが、チームにとって何よりプラスかなと思います」

(前半の20分までに6点が入るゲームとなりました。その中で、中盤ではどのようなことを意識しながらプレーしていましたか)
「相手が前から来ているので、前線で起点になるプレーをもっとできたらと思っていました。でも、ディフェンスラインがなかなかいい状態で持てなかったりボールを蹴れなかったりしていましたし、自分たちの受ける場所もあまりよくなかったり、裏に抜けるプレーが少なかったりしたかなと思っています。自分たちらしい組み立てが、相手の勢いに飲まれてうまくできなかったと思います」

(ご自身の得点についてはいかがでしょうか)
「(栗島)朱里さんが(清家)貴子とうまく入れ替わったときに、ニアとファーにシマ(島田芽依)とイトキンさん(伊藤美紀)が走っている気がしたので、一つ止まってマイナスの部分をつくっていたら、うまくボールを出してくれました。きれいに入ってくれて良かったです」

(1点差に迫られてすぐのゴールだったので、チームとしても大きかったと思います)
「攻撃の部分は自分たちの強みでもあるので、1点差になったときも、取り返せるという自信はありました。それが自分のゴールで、というのはうれしいです。ただ、チームとして得点を積み重ねていきたいですけど、失点の部分も減らしていくために、もう少し課題をクリアにしていけたらと思います」


【福田史織】
「チームとしては連戦で、自分はWEリーグで今シーズン初出場でした。久しぶりに試合に出る中で、本当に気は引き締めてやっていたのですが、自分の少しのミスもあって、そこからメンタル的にも立て直せず失点が重なってしまったのは、まだまだ未熟なところだと思います。でも、攻撃陣が5点も取ってくれたことで、試合に勝つことができました。もっと自分が頑張らなきゃ、というところがあった試合でした」

(相手のことも踏まえ、試合の入りではどんなことを意識していましたか)
「相手が蹴ってくるという情報もあったので、自分たちは前からプレスをかけて、蹴ったところから背後をケアしていく、ということは意識していました。また、サイドのケアもしていたのですが、1失点目はそこからやられてしまい、その後にミスもあって、チームも崩れてしまいました。そこでもっと自分が立て直せれば、と思いました」

(今後のポジション争いに向けてはいかがでしょうか)
「GKは1人しか試合に出られないですけど、怪我などのアクシデントで急に出場することもあります。今回は急に試合に出たというところで、自分自身がチャンスをもらった試合で結果を残せなかったのは、自分に全然足りないところだと思います。そういう場面が来ても大丈夫なように、常にサッコさん(池田咲紀子)や試合の状況を見ながら準備していけたらと思います」


【丹野凜々香】
「3月の連戦では残り数分での出場が多かったので、チームのために走るのは当たり前ですけど、結果を出すことを目標にしてプレーしました」

(最初は1トップに入りました。あまりやったことがないポジションだと思いますが、どういうことを意識してプレーしていましたか)
「練習でもやらないポジションだったのですが、前線のポジションには変わりないので『そうなんだ』ぐらいの感じでした。入るときには守備のことは言われていたので、まずは守備から意識しました。守備が狂うと失点にもつながるので、交代する島田(芽依)選手にどういう感じで守備をしていたかを聞きながら入りました」

(ご自身でも結果を強く求めていたと思いますが、この先に向けてはいかがでしょうか)
「3月の連戦では本当に決めたかったのですが、そこはもう終わったことなので切り替えて、4月からの試合では出場時間が短いかもしれないですけど、チームの結果はもちろん個人としてもこだわってやっていきたいと思います」