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2025年最初のトレーニングを終えて=楠瀬監督、柴田キャプテン
1月6日、チームは2025年最初のトレーニングを実施。選手たちは、時折笑顔を見せながら休み明けの身体に刺激を入れ、1月18日の皇后杯準決勝に向けて準備をスタートさせました。
練習後、楠瀬直木監督と柴田華絵キャプテンが取材に応じました。
【楠瀬直木監督】
「おめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
ーーお正月はゆっくり休めましたか。
「そうですね。ただ、いろいろな高校の試合を見ました。僕は帝京高校出身なので、帝京の試合を見たり。ただ、やっぱりクラシエカップに決勝に行けなかったので、決勝を見て、また悔しさを感じたり、次の対策やらをしたりしました」
ーー2025年のトレーニングがスタートしていかがですか。
「選手たちは相変わらず元気だな、という感じで良かったですね。良い雰囲気で入れたと思います」
ーー猶本選手が部分合流をされました。復帰の目処は立っていますか。
「まだ部分合流というところですし、今日も対人プレーは避けています。ケガからの復帰になりますから、焦らせることはできません。ただ、いるだけで雰囲気が変わりますよね」
ーー2人の新加入選手のリリースがありました。期待している部分はどういったところでしょうか。
「まだ遠慮してるところもありますし、松尾選手はまだちょっとケガもあるので、コンディションを調整しています。ただ、2人とも自分らしく思いっきりね、力を出してもらって、何かしらの良い影響を、チームに与えてもらえたらと考えています。たとえばちょっと萎縮してしまって、参加してますだけじゃ意味がないので、本当にレギュラーを蹴落とすんだというぐらいでやってくれたらいいなと思っています。
若い選手たちの中では、え!と思うこともあると思うので、そういう刺激があるというのが大事だと思います」
ーートレーニングでは、どんなところを意識されましたか。
「個人で練習をスタートさせている選手もいたんですが、このオフはしっかり休んでほしいということを伝えていました。ケガを癒やすことに専念した選手、休んだ選手もいるので、スタートということで、対人を多くやってアグレッシブに楽しくなってしまって、アクシデントというのは避けたいので、じっくりスタートさせました」
ーー1/18にはINAC神戸レオネッサとの皇后杯準決勝があります。いかがでしょうか。
「クラシエカップを見ても、I神戸は相変わらずもう力強さがあるな、という印象でした。見て危機感も感じますし、我々にとってよい緊張感を持てた試合だったと思います」
ーーこの約2週間はどんな部分を上積みしたいですか。
「今やれることにベストを尽くす、というところです。やっぱり点を取れるところでしっかり取れるか、防げるかっていうところが大切になります。
もうこうなってくると、このクラシエカップもそうですけども、決めるところを決めておけば、I神戸だった、広島だったとかもあったと思うし、結局最後はそこになるので、やっぱり得点力というところ。まだ昨シーズンのチームに比べたら、課題があります。ただ失点はその分少ないというところもあるので、そういう良さがちゃんとしっかりと結びつけられれば我々にもチャンスはあるので、そこのためにこの2週間、多分選手たちも身体は休んでも頭の中は休んでいないと思うので、よい準備をして向かっていきたいと考えています」
ーー楠瀬監督の今年の抱負はいかがですか。
「去年非常に成長した年だったと思っています。成長をと言っていたんですけど、やはりそれをね、今年は花開かさなきゃいけないと考えています。大事な、日本にとってもアジアにとっても大きい、AWCLの第1回大会というのがあるので、そこでやはり成果を出したいです。今年は本当に結果を出していきたいです。今まで蒔いてきたものの、花を咲かせる時期だと考えています。そういう時期だと思って、今年は懸けています」
【柴田華絵キャプテン】
ーー新年を迎えましたが、トレーニングをスタートしていかがでしょうか。
「ちょっと休みがあったからか、みんな元気に今日、賑やかなスタートを切れていいなと思っています。私も負けじと頑張りました(笑)」
ーー年末年始はいかがすごされましたか。
「久しぶりにのんびりしました。ちょっと長めの年末年始があったのでゆっくりできました。帰省はしませんでしたが、友人のお宅に行ってごちそうになったりしました。栗きんとんが好きなので、結構栗きんとんを食べていました」
ーー年末年始の休みまで昨年は、試合数も多かったと思います。
「そうですね。連戦があったり、アウェイが最後に続いていたり、1点差のゲームとかも多かったので、メンタル的な部分も含めて、正直、たぶん疲れていたんだと思います。なので、本当にゆっくりできて、またフレッシュな状態になれましたので、皇后杯の準決勝に向けてよい形で向かっていけると思います」
ーー若い選手も出場数を重ねるなどしていますが、キャプテンとしてはチームをどう見ていますか。
「そうですね。昨年は若手で今まであまり試合に絡んでいなかった選手が出場していました。そういった部分では底上げができてきているとは思います。ただ、本当に勝たないといけないと思っているので、しっかりゲームをコントロールできるようにしていきたいです」
ーー2人組では部分合流をした猶本選手とプレーしていました。
「そうですね。光(猶本)も久しぶりに全体練習に合流しましたが、あまり久しぶり感はなく、スムーズにやれていたと思います」
ーーまた負傷している選手たちも戻ってくると思いますが、いかがですか。
「今、ケガしている選手たちが何名かいるので、そういった選手がリーグの後半戦に絡んできてくれるとうれしいなと思っています」
ーー皇后杯に向けてはいかがですか。
「まずは2週間あるので、コンディションをしっかりとそこに持って行くことと、チームとしてどうやって戦うかというところですね。準決勝を勝たないと次がないので、内容ももちろん大事ですけど、勝つということ、試合に勝つということを一番に考えて準備したいと考えています」
ーーINAC神戸レオネッサが相手となります。
「みんな周りが何もいわなくても、モチベーションは上がる相手ですし、気合いも入ると思います」
ーー今年の抱負はいかがですか。
「もう試合に負けたくないと率直に思います。今シーズン残り皇后杯とWEリーグ、そしてAWCLもどの試合も負けたくないので、全部勝つ気持ちで臨みたいです」
(URL:OM)