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2025年最初のトレーニングを終えて=工藤輝央スポーツダイレクター
1月6日のトレーニング後、工藤輝央スポーツダイレクターが取材に応じ、昨年の振り返りや2024-25シーズンの後半戦に向けて話をしました。
ーー年明け最初のトレーニングをご覧になっていかがですか。
「約1週間ぶりにこうやってみんなで集まって、元気よくやれているのがいいなというのと、試合があるからやっぱりモチベーションが高いなというふうには感じています」
ーー前半戦振り返ってみて、出来たところでできなかったところとあったと思いますが、チームをどう見ていますか。
「試合ではメンバー的なこともありますけど、メンバーに入らなかった選手がメンバーに入るとか、 やっぱり本番の経験みたいなものを積めたというのはすごく良かったというところです。ただ、現実的に勝ち点を取りこぼしてるところもあるので、 そのあたりは課題です。あとは得点のところは去年に比べると物足りないというふうにも感じているので、もっとゴールに迫るというプレーは増やしていかなきゃいけないんじゃないかとは感じています」
ーー昨年で言うと、AWCLのグループステージがあり、しっかりと勝ち点が取れたのは良かったとっていうところは良かったところでした。
「実際にそこで試合経験を積んだ若い選手というのも多くいたし、また海外でプレーするというふだんと違う環境でみんなができたというのはすごく大きなことかなと思ってます」
ーー国内リーグの中では、良いゲームで勝てた試合もありながら、一方で勝ち点を逃す試合、リーグカップの敗退もありました。
「それ自体は、基本的にノーマルなことだと思っています。やっぱり2年連続でリーグ優勝しているチームだから、その相手からいかに勝ち点1を獲るかという戦い方をしてくるチームがあって普通だし、そこにもこっちが対応していかなきゃいけないということです。逆にそういう意味では、今チームが鍛えられている部分もありますし、本当の力を示せるかどうかというところなんじゃないかと感じています」
ーー昨日発表がありましたが、2人の新加入選手がありました。
「まだまだ若く、フレッシュな選手ですけど、まず2人とも非常にモチベーションが高い。レッズでやりたいというところが良かったのと、練習参加は何日もしてもらって長く見ていって、その参加の中で順応していく、もしくは成長していくところを見せてくれた部分があって決めた選手です。非常に楽しみだなと思ってます」
ーー櫻井まどか選手に期待する部分はどんなところでしょうか。
「彼女は非常にアグレッシブです。それはプレーだけじゃなくて、性格的にもすごくアグレッシブ。本当に『ピッチ内外で私は貢献できる自信があります』というのを言ってくれるぐらい、そういうギラギラしたというか、 非常に楽しみな部分を持っている選手で、それを表現してほしいと考えています」
ーー松尾美月選手はどうでしょうか。
「松尾選手はちょっと今怪我してますけど、やはりスピードと運動量のところです。スピードと、ほんとにダイナミックなプレーというのが彼女の特長だと思うんですよね。なでしこリーグを直接見たときにやっぱり非常に目についたし、ハードワークを本当にできるので、そういう献身性もまた彼女も魅力の1つだと思いますから、そういう部分を含めてチームに良い影響を与えてくれるんじゃないかなと思ってます」
ーーコーチングスタッフでは山田GKコーチが加入しました。GKの指導体制は2人になりましたが、ここの意図は?
「山田さんに関しては、私が浦和レッズの育成にいたときも一緒に仕事していた方で、キーパーコーチとして育成で指導されていました。男子トップチームでも一緒に仕事しましたけど、 本当に性格も含めて熱心で、選手思いの良い指導者だと思っているので、 キーパーの3人、非常にレッズレディースのレベルは高いので、その3人をより切磋琢磨させて、グループとしても上に導いてくれるんじゃないかなと期待しています。
また内藤コーチも一生懸命やってくれていて、彼は育成との兼任になりますが、育成との橋渡しを含めて、より良いキーパー、グループとして下から上までこう同じものさしでやっていくという意味で、すごく大事な今回の補強だと思ってます」
ーーそういう意味では、育成とトップの繋がりみたいなのをすごく意識されているんでしょうか。
「はい。やっぱりこれがクラブの良さだし、ジュニアユースからユースを含めて6年間プラスアルファのトップというところで、育成はより大事にしていかなきゃいけないと考えていますし、そこは取り組むべき大きな要素の一つだと考えています」
ーーマネジャーも1人増えました。こちらに対してはどんな意図でしょうか。
「WEリーグが始まって、プロ化になり、やはり求められてることに環境作りも含めてとなっています。ここまで前任から引き継ぎ、柏木マネジャーが1人で頑張ってくれていましたが、より良い環境で選手をサポートするという意味では、 2人体制にすることが現時点では大切だと考えました。1人よりも2人の方ができることが増えますし、選手やスタッフがスムーズにプレーや指導に集中できる環境を整えるという意味でも大切ですし、また2月以降に改善していきたいこともあるので、取り組んでいきたいです」
ーー環境面も含めて改善していくということですね。
「はい。もちろん現実問題としてすぐにというのはあるんですが、やっぱりあるべき姿というのがあるわけで、男子のトップチームで成功している部分、良い部分というのはたくさんあるわけで、 そういうものは採用できるところは採用する、Jリーグで成功しているシステムとか成功しているモデルというのを早くWEリーグでも取り入れることによって、より成功が速くなると思っています。
Jリーグで10年かかったんだったら、WEリーグでは5年でやるとか、そういうこともあると思うので、限られた中で色々判断しなければいけないですけど、より良く 改善していきたいと思います」
ーー西尾葉音選手の期限付き移籍も発表されました。
「西尾選手については、とてもポテンシャルがある選手だと思っていますし、クラブの生え抜きとして非常に期待している選手の1人です。その中で彼女がやっぱりこうチーム
が始まってから悩んでいる姿も見てきましたし、こういったタイミングで成長する1つの機会として期限付き移籍という選択肢が彼女にはありました。
やはり彼女だけの希望、クラブだけの希望でもそれはならないことで、相手方があってのことなので、今回のタイミングで3者間でマッチしたというところです。
彼女が非常に成長した姿で活躍してくれる、 そういう姿を見るのも楽しみだし、実際に戻ってきてまたクラブに貢献してくれるというところを実現できれば、それが1つのモデルになり、後輩たちにも繋がるところだと思うので、いろんな意味で期待してます」
ーー期限付き移籍にはよくある不出場の要件はないようですが、その意図は?
「一番は彼女の成長を考えたというところです。試合数の部分で、実際にもう後半戦が10試合程度というのもありますし、彼女自身の成長を考えたときに、我々と対戦するその1試合というのも非常に貴重な1試合だと思うので、そういったものはつけませんでした」
ーー3つの大会がある後半戦、チームにはどんなことを期待していますか。
「WEリーグで言えば、勝ち点3以上でも以下でもないです。毎回その勝ち点3を取るためのところを追求する。あとはケガ人もちょっとずつ戻ってきてというタイミングもあるので、チーム全体としてのパワーというのを期待しています。
加えて2つのカップ戦があり、全部で3つのタイトルがありますが、もちろん勝たないといけないと思いますし、最後まで勝つ姿勢というのを見せた中で、結果も出すという、そういうところをみんなに求めたいと思います」
(URL:OM)
ーー年明け最初のトレーニングをご覧になっていかがですか。
「約1週間ぶりにこうやってみんなで集まって、元気よくやれているのがいいなというのと、試合があるからやっぱりモチベーションが高いなというふうには感じています」
ーー前半戦振り返ってみて、出来たところでできなかったところとあったと思いますが、チームをどう見ていますか。
「試合ではメンバー的なこともありますけど、メンバーに入らなかった選手がメンバーに入るとか、 やっぱり本番の経験みたいなものを積めたというのはすごく良かったというところです。ただ、現実的に勝ち点を取りこぼしてるところもあるので、 そのあたりは課題です。あとは得点のところは去年に比べると物足りないというふうにも感じているので、もっとゴールに迫るというプレーは増やしていかなきゃいけないんじゃないかとは感じています」
ーー昨年で言うと、AWCLのグループステージがあり、しっかりと勝ち点が取れたのは良かったとっていうところは良かったところでした。
「実際にそこで試合経験を積んだ若い選手というのも多くいたし、また海外でプレーするというふだんと違う環境でみんなができたというのはすごく大きなことかなと思ってます」
ーー国内リーグの中では、良いゲームで勝てた試合もありながら、一方で勝ち点を逃す試合、リーグカップの敗退もありました。
「それ自体は、基本的にノーマルなことだと思っています。やっぱり2年連続でリーグ優勝しているチームだから、その相手からいかに勝ち点1を獲るかという戦い方をしてくるチームがあって普通だし、そこにもこっちが対応していかなきゃいけないということです。逆にそういう意味では、今チームが鍛えられている部分もありますし、本当の力を示せるかどうかというところなんじゃないかと感じています」
ーー昨日発表がありましたが、2人の新加入選手がありました。
「まだまだ若く、フレッシュな選手ですけど、まず2人とも非常にモチベーションが高い。レッズでやりたいというところが良かったのと、練習参加は何日もしてもらって長く見ていって、その参加の中で順応していく、もしくは成長していくところを見せてくれた部分があって決めた選手です。非常に楽しみだなと思ってます」
ーー櫻井まどか選手に期待する部分はどんなところでしょうか。
「彼女は非常にアグレッシブです。それはプレーだけじゃなくて、性格的にもすごくアグレッシブ。本当に『ピッチ内外で私は貢献できる自信があります』というのを言ってくれるぐらい、そういうギラギラしたというか、 非常に楽しみな部分を持っている選手で、それを表現してほしいと考えています」
ーー松尾美月選手はどうでしょうか。
「松尾選手はちょっと今怪我してますけど、やはりスピードと運動量のところです。スピードと、ほんとにダイナミックなプレーというのが彼女の特長だと思うんですよね。なでしこリーグを直接見たときにやっぱり非常に目についたし、ハードワークを本当にできるので、そういう献身性もまた彼女も魅力の1つだと思いますから、そういう部分を含めてチームに良い影響を与えてくれるんじゃないかなと思ってます」
ーーコーチングスタッフでは山田GKコーチが加入しました。GKの指導体制は2人になりましたが、ここの意図は?
「山田さんに関しては、私が浦和レッズの育成にいたときも一緒に仕事していた方で、キーパーコーチとして育成で指導されていました。男子トップチームでも一緒に仕事しましたけど、 本当に性格も含めて熱心で、選手思いの良い指導者だと思っているので、 キーパーの3人、非常にレッズレディースのレベルは高いので、その3人をより切磋琢磨させて、グループとしても上に導いてくれるんじゃないかなと期待しています。
また内藤コーチも一生懸命やってくれていて、彼は育成との兼任になりますが、育成との橋渡しを含めて、より良いキーパー、グループとして下から上までこう同じものさしでやっていくという意味で、すごく大事な今回の補強だと思ってます」
ーーそういう意味では、育成とトップの繋がりみたいなのをすごく意識されているんでしょうか。
「はい。やっぱりこれがクラブの良さだし、ジュニアユースからユースを含めて6年間プラスアルファのトップというところで、育成はより大事にしていかなきゃいけないと考えていますし、そこは取り組むべき大きな要素の一つだと考えています」
ーーマネジャーも1人増えました。こちらに対してはどんな意図でしょうか。
「WEリーグが始まって、プロ化になり、やはり求められてることに環境作りも含めてとなっています。ここまで前任から引き継ぎ、柏木マネジャーが1人で頑張ってくれていましたが、より良い環境で選手をサポートするという意味では、 2人体制にすることが現時点では大切だと考えました。1人よりも2人の方ができることが増えますし、選手やスタッフがスムーズにプレーや指導に集中できる環境を整えるという意味でも大切ですし、また2月以降に改善していきたいこともあるので、取り組んでいきたいです」
ーー環境面も含めて改善していくということですね。
「はい。もちろん現実問題としてすぐにというのはあるんですが、やっぱりあるべき姿というのがあるわけで、男子のトップチームで成功している部分、良い部分というのはたくさんあるわけで、 そういうものは採用できるところは採用する、Jリーグで成功しているシステムとか成功しているモデルというのを早くWEリーグでも取り入れることによって、より成功が速くなると思っています。
Jリーグで10年かかったんだったら、WEリーグでは5年でやるとか、そういうこともあると思うので、限られた中で色々判断しなければいけないですけど、より良く 改善していきたいと思います」
ーー西尾葉音選手の期限付き移籍も発表されました。
「西尾選手については、とてもポテンシャルがある選手だと思っていますし、クラブの生え抜きとして非常に期待している選手の1人です。その中で彼女がやっぱりこうチーム
が始まってから悩んでいる姿も見てきましたし、こういったタイミングで成長する1つの機会として期限付き移籍という選択肢が彼女にはありました。
やはり彼女だけの希望、クラブだけの希望でもそれはならないことで、相手方があってのことなので、今回のタイミングで3者間でマッチしたというところです。
彼女が非常に成長した姿で活躍してくれる、 そういう姿を見るのも楽しみだし、実際に戻ってきてまたクラブに貢献してくれるというところを実現できれば、それが1つのモデルになり、後輩たちにも繋がるところだと思うので、いろんな意味で期待してます」
ーー期限付き移籍にはよくある不出場の要件はないようですが、その意図は?
「一番は彼女の成長を考えたというところです。試合数の部分で、実際にもう後半戦が10試合程度というのもありますし、彼女自身の成長を考えたときに、我々と対戦するその1試合というのも非常に貴重な1試合だと思うので、そういったものはつけませんでした」
ーー3つの大会がある後半戦、チームにはどんなことを期待していますか。
「WEリーグで言えば、勝ち点3以上でも以下でもないです。毎回その勝ち点3を取るためのところを追求する。あとはケガ人もちょっとずつ戻ってきてというタイミングもあるので、チーム全体としてのパワーというのを期待しています。
加えて2つのカップ戦があり、全部で3つのタイトルがありますが、もちろん勝たないといけないと思いますし、最後まで勝つ姿勢というのを見せた中で、結果も出すという、そういうところをみんなに求めたいと思います」
(URL:OM)