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2024-25 SOMPO WEリーグ 第12節 vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 試合後監督コメント
【楠瀬直木監督】
「おかげさまで無事に勝つことができましたが、正直に言って、すごく苦しいゲームでした。最初に先制できたことはいいものの、ゲームを支配したわけではなく、ミスが多かったり、ミスを誘われてミスしてしまったところがありました。相手のプレッシャーが強かった部分と、うまく人数をかけてはめられていた感じもありましたが、個々のアイデア、サポートでしのいでいこうという話をして、成功したところもあれば難しいところもありました。
そういう中でも無失点に抑えたディフェンス、みんなの働きぶりはすごく評価できる部分です。ただ、これから後半戦に向けてはまだまだ課題が多いのと、AWCL(AFC女子チャンピオンズリーグ)で必ず次のステージを突破するという部分では、まだ未熟なところは多いと感じています。
その中で、若い選手が出場するチャンスをもらえたり、試合に出てもおかしくない内容とトレーニングを積めているので、誰が出ても高い水準でプレーできるように、また精進して頑張っていこうと思います。今日は伊藤(美紀)にしても、ダブルボランチや後ろの選手が本当によく頑張ってくれました。また次に向けて頑張っていきたいと思います。
また、この場をお借りして、今日は多くの関係者、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(千葉L)のスタッフの方も交えて雪かきをしてくれて、無事に試合を開催することができました。本当に、感謝を申し上げたいと思います」
(苦しい試合の中でセットプレーの流れから2得点して、そういう試合をしっかり勝てることが大きいと思いますが、その点をどう評価されていますか)
「確かに、はたから見ているとそう思われるのではないかと思います。苦しいときでも勝つのが大事ですし、そういうチームは強いと思います。実際にやっていて苦しい場面が多かったので、セットプレーで助かりました。確かにセットプレーもトレーニングしていますし、集中力も上がってきているのは確かですが、もっと崩してチャンスを作るところもできていけばと思います」
(今日は猶本 光選手が怪我からの復帰後初スタメンで、終盤までプレーしてアシストも記録しました)
「少し長く使いすぎたな、というのがあります。前半だけか、後半開始10分くらいまでと思っていましたけど、バースデーゴールも取れそうでしたし、交代したら怒られるかなと思ったので(笑)。足が少しつりだしたので代えましたけど、交代しなくてもいいような働きをしていて、浦和駒場スタジアムでの試合ということで、できるところまで行かせたいと思っていました。アシストもしてくれましたし、守備や攻撃のスイッチを入れる部分は、彼女ならではのものだなと思います。今日はよく頑張ってくれました」
(猶本選手は、試合の復帰を待った部分があったと思います。その過程を見て、彼女の選手の価値をどう感じたか、そこからどう進化したと感じていますか」
「同時に怪我をした安藤 梢もですが、すごく慎重かつ、復帰したときには試合に100パーセントで出られるように、という考えで来てくれています。普通なら徐々に入っていくのですが、そこまでの身体の他の部分は前以上に超回復してきて、いつでもできるぞ、後は膝待ち、という感じでやってきてくれました。
私からすると、もう少し早く部分合流でもいいのでやってくれるとコンビネーションやチームプレーにしてもいいのですが、その辺は2人ともいい意味で頑固で、『雇っているのはクラブだぞ』とは思いながら(笑)、やはりあの怪我ばかりはこちらから強制もできないですし、自分がアスリートとして長年やってきた分、自分のフィット感というのもあったと思います。
猶本が怪我をした少し後に『同じパフォーマンスができなければ引退する』と言っていましたが、さらにサッカーが面白くなるとは思っていましたけど、同じレベルのパフォーマンスができるところまで、他の部分を非常に戻してきてくれています。試合勘がどうかなと思いましたが、練習試合でもあまりそれを感じさせなくて、さすがにそこに持って来るだけの力があるのだなと、今回感心しました。今日もアシストしたり、点も取れそうだったりしましたので、怖さもあると思いますけど、そこは頭が下がるところです」
(今日は塩越柚歩選手がベンチ外で、竹内愛未選手が終盤に出場しました。昨シーズンと比べて得点力は課題だと思いますが、新しい力の底上げを中断期間でどのように感じていましたか)
「今日は竹内と、若い平川(陽菜)が出ましたが、選手も私も『出してもいい』ということで、選手も驚きはしなかったと思います。あとはこういう場に慣れて、何か爪痕を残すことができたら、本当にレッズレディースの一員として胸を張ってもらえると思います。
今日はそういう選手を出せる状況になったのは、みんなの力だと思います。得点力不足は否めませんが、みんなでそれを勝つために乗り越えようとしているのが、今日のゲームに表れたと思います。そうして勝ち癖がついていって、そういう中で若い選手がいて、どういう空気感でやっているのか、パス1本の重みとかを噛みしめて、成長してもらえたらと思います」
(週末になでしこジャパンの活動から帰ってきた高橋はな選手を早い時間から使いましたが、予定通りの起用だったのでしょうか)
「一応、予定通りでした。『途中からだよ』と言ったら少し不服そうな返事がありましたが(笑)。彼女自身は元気なのですが、自分では分からない時差ボケの兼ね合いなどもあると思うので、そのようにしました。
島田(芽依)もFWとして本当に成長してきましたし、後半からということで、予定通りでした」
(今日は雪が残っていたピッチで、うまくいかなかったことや、選手に気をつけるように話したことなどはありましたか)
「スリッピーだな、ということはありましたが、そこで技術の差が出てきます。そういう点では、千葉Lさんのほうがボールを動かしていた時間帯がありましたが、それは人も動いてというところで、こちらが足元になりすぎたところもあったので、雪のせいとかではなかったです」
(なでしこジャパンがシービリーブスカップでオーストラリアやアメリカにポゼッションして、いい内容で勝ちました。AWCLで外国勢と戦う中で参考になる部分はありましたか)
「もちろん、すごくポジティブなサッカーをしていました。ウチと一緒だとか、大げさなことは言えませんが、日本人の持っている技術、ポゼッション能力を生かして、ある意味で自由にやらせてくれたところがありました。ああいう大会で、お互いどこまでフルメンバーかは分かりませんが、日本の女子サッカーらしい、ボールを動かすサッカーだったと思います。
選手はみんな海外に行っていますが基本は同じで、ボールを動かして、どのくらい持てるのかというところで結果が出たのは非常にポジティブですし、今日本にいる選手たちも『この道を進めばいいんだ』という光が見えた気がします」
「おかげさまで無事に勝つことができましたが、正直に言って、すごく苦しいゲームでした。最初に先制できたことはいいものの、ゲームを支配したわけではなく、ミスが多かったり、ミスを誘われてミスしてしまったところがありました。相手のプレッシャーが強かった部分と、うまく人数をかけてはめられていた感じもありましたが、個々のアイデア、サポートでしのいでいこうという話をして、成功したところもあれば難しいところもありました。
そういう中でも無失点に抑えたディフェンス、みんなの働きぶりはすごく評価できる部分です。ただ、これから後半戦に向けてはまだまだ課題が多いのと、AWCL(AFC女子チャンピオンズリーグ)で必ず次のステージを突破するという部分では、まだ未熟なところは多いと感じています。
その中で、若い選手が出場するチャンスをもらえたり、試合に出てもおかしくない内容とトレーニングを積めているので、誰が出ても高い水準でプレーできるように、また精進して頑張っていこうと思います。今日は伊藤(美紀)にしても、ダブルボランチや後ろの選手が本当によく頑張ってくれました。また次に向けて頑張っていきたいと思います。
また、この場をお借りして、今日は多くの関係者、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(千葉L)のスタッフの方も交えて雪かきをしてくれて、無事に試合を開催することができました。本当に、感謝を申し上げたいと思います」
(苦しい試合の中でセットプレーの流れから2得点して、そういう試合をしっかり勝てることが大きいと思いますが、その点をどう評価されていますか)
「確かに、はたから見ているとそう思われるのではないかと思います。苦しいときでも勝つのが大事ですし、そういうチームは強いと思います。実際にやっていて苦しい場面が多かったので、セットプレーで助かりました。確かにセットプレーもトレーニングしていますし、集中力も上がってきているのは確かですが、もっと崩してチャンスを作るところもできていけばと思います」
(今日は猶本 光選手が怪我からの復帰後初スタメンで、終盤までプレーしてアシストも記録しました)
「少し長く使いすぎたな、というのがあります。前半だけか、後半開始10分くらいまでと思っていましたけど、バースデーゴールも取れそうでしたし、交代したら怒られるかなと思ったので(笑)。足が少しつりだしたので代えましたけど、交代しなくてもいいような働きをしていて、浦和駒場スタジアムでの試合ということで、できるところまで行かせたいと思っていました。アシストもしてくれましたし、守備や攻撃のスイッチを入れる部分は、彼女ならではのものだなと思います。今日はよく頑張ってくれました」
(猶本選手は、試合の復帰を待った部分があったと思います。その過程を見て、彼女の選手の価値をどう感じたか、そこからどう進化したと感じていますか」
「同時に怪我をした安藤 梢もですが、すごく慎重かつ、復帰したときには試合に100パーセントで出られるように、という考えで来てくれています。普通なら徐々に入っていくのですが、そこまでの身体の他の部分は前以上に超回復してきて、いつでもできるぞ、後は膝待ち、という感じでやってきてくれました。
私からすると、もう少し早く部分合流でもいいのでやってくれるとコンビネーションやチームプレーにしてもいいのですが、その辺は2人ともいい意味で頑固で、『雇っているのはクラブだぞ』とは思いながら(笑)、やはりあの怪我ばかりはこちらから強制もできないですし、自分がアスリートとして長年やってきた分、自分のフィット感というのもあったと思います。
猶本が怪我をした少し後に『同じパフォーマンスができなければ引退する』と言っていましたが、さらにサッカーが面白くなるとは思っていましたけど、同じレベルのパフォーマンスができるところまで、他の部分を非常に戻してきてくれています。試合勘がどうかなと思いましたが、練習試合でもあまりそれを感じさせなくて、さすがにそこに持って来るだけの力があるのだなと、今回感心しました。今日もアシストしたり、点も取れそうだったりしましたので、怖さもあると思いますけど、そこは頭が下がるところです」
(今日は塩越柚歩選手がベンチ外で、竹内愛未選手が終盤に出場しました。昨シーズンと比べて得点力は課題だと思いますが、新しい力の底上げを中断期間でどのように感じていましたか)
「今日は竹内と、若い平川(陽菜)が出ましたが、選手も私も『出してもいい』ということで、選手も驚きはしなかったと思います。あとはこういう場に慣れて、何か爪痕を残すことができたら、本当にレッズレディースの一員として胸を張ってもらえると思います。
今日はそういう選手を出せる状況になったのは、みんなの力だと思います。得点力不足は否めませんが、みんなでそれを勝つために乗り越えようとしているのが、今日のゲームに表れたと思います。そうして勝ち癖がついていって、そういう中で若い選手がいて、どういう空気感でやっているのか、パス1本の重みとかを噛みしめて、成長してもらえたらと思います」
(週末になでしこジャパンの活動から帰ってきた高橋はな選手を早い時間から使いましたが、予定通りの起用だったのでしょうか)
「一応、予定通りでした。『途中からだよ』と言ったら少し不服そうな返事がありましたが(笑)。彼女自身は元気なのですが、自分では分からない時差ボケの兼ね合いなどもあると思うので、そのようにしました。
島田(芽依)もFWとして本当に成長してきましたし、後半からということで、予定通りでした」
(今日は雪が残っていたピッチで、うまくいかなかったことや、選手に気をつけるように話したことなどはありましたか)
「スリッピーだな、ということはありましたが、そこで技術の差が出てきます。そういう点では、千葉Lさんのほうがボールを動かしていた時間帯がありましたが、それは人も動いてというところで、こちらが足元になりすぎたところもあったので、雪のせいとかではなかったです」
(なでしこジャパンがシービリーブスカップでオーストラリアやアメリカにポゼッションして、いい内容で勝ちました。AWCLで外国勢と戦う中で参考になる部分はありましたか)
「もちろん、すごくポジティブなサッカーをしていました。ウチと一緒だとか、大げさなことは言えませんが、日本人の持っている技術、ポゼッション能力を生かして、ある意味で自由にやらせてくれたところがありました。ああいう大会で、お互いどこまでフルメンバーかは分かりませんが、日本の女子サッカーらしい、ボールを動かすサッカーだったと思います。
選手はみんな海外に行っていますが基本は同じで、ボールを動かして、どのくらい持てるのかというところで結果が出たのは非常にポジティブですし、今日本にいる選手たちも『この道を進めばいいんだ』という光が見えた気がします」
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