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25.03.03

2024-25 SOMPO WEリーグ 第12節 vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 試合後選手コメント

【伊藤美紀】
「今日の試合はまずは守備から入ること、セカンドボールをしっかり回収することをすごく意識していました。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースさんの攻撃の形として、シャドーの2枚のところに入れてくることをポイントとしていたので、そこを気にしつつでしたが、前半は気にしすぎて少し前に行けなかったり、こぼれ球が拾いづらかったり、というところがありました。そこを修正しながら、時間と共にみんなの距離感もよくしつつ、最後は回収してマイボールにできる時間が増えていったのは良かったと思います。それを自分たちで修正できたのはすごく良かったと思います。それでもやられてしまうシーンがあったので、細かい部分になると思いますけど、みんなでコミュニケーションを取ってポジション修正をできれば、そこは解決できると思います」

(猶本 光選手との縦関係については?)
「(猶本)光さんはいつもフリーマンという感じで、相手が嫌なところでフリーで受けるのがうまいと思っています。ボランチをやるときは常に光さんの位置を意識していますし、いい位置で受けてワンタッチで精度の高いボールを落としてくれるので、自分で光さんに入れることと、他の選手がボールを持っているときは3人目で入っていくことはすごく意識してやっていました」

(WEリーグでの今シーズン初ゴールを決めました。得点シーンについてはいかがでしょうか)
「分析して、こぼれ球のところが空いてくるというのは、GKコーチから言われていました。みんなその意識を持っていましたし、沖縄キャンプのときからシュート練習をずっとしていました。コースは本当にあそこしかない、という感じでしたけど、自信を持って振り切った結果、そのまま突き進んでくれました。自分ごと入るつもりで打ちました(笑)。

今まではクロスから入るシーンが多かったのですが、チームとしてもミドルシュートがなかなかないということは、自分でも思っていましたし、監督からも指摘があったので、ミドルレンジからのシュートは意識して、トレーニング後にやりこんでいました。まずは足を振ることが大事になってくると思いますし、枠に行けば、弾いたボールを誰かが詰めてくれるとか、ゴールの起点になると思います。それが体現できたのは良かったです」



【後藤若葉】
(ピッチに入るときはどんな指示を受けましたか)
「久しぶりのサイドバックだったのと、ディフェンスで前に行けなくなっているところがあったので、そこは積極的にというところでした。あとは試合終盤だったので、試合の終わらせ方、締め方を言われて、意識して入りました」

(その中で、ご自身の得点もありました。ゴールシーンを振り返ってください)
「セットプレーのこぼれ球で、左サイドにボールが流れたので、自分が左サイドバックに戻るよりは中にいたほうがいいのかな、と思って残っていました。そうしたら(猶本)光さんが抜けたのが見えて、あとは考えるまもなく、気付いたら目の前にボールがあった、時間が止まっていた、という感じで、あとは突っ込むだけでした」

(WEリーグ初ゴールとなりましたが、実感はいかがですか)
「まだ実感が湧いていない、というのが正直なところです。自分はセンターバックをやることが多いですけど、サイドバックでも、いろいろな選手が点を取れるのがこれからは大事になってくると思います。その中の一人に入っていけるよう、これからもチャレンジしていきたいです」

(また、守備陣として無失点で試合を終えたことも大きかったと思います)
「守備のところでは、点を取られなければ負けませんし、そういうところはすごく大事にしています。逆に、点を取れないと勝てないというところが今のチームの課題だと思うので、守ることもですけど、攻撃のスイッチになるパスを入れるとか、流れを変えられるようなプレーも意識してやっていきたいです」



【猶本 光】
「最初は雪も残っていて、チームとしてリズムに乗れない感じでした。どこでボールを引き出したらいいかをずっと見ていたのですが、だんだんどこらへんにボールが来そうかがつかめてきたのと、みんなもピッチに慣れて落ち着いてきたことで、少し時間はかかりましたけど前半のうちにリズムを作れて、その中で(伊藤)美紀のいいゴールが決まりました。それで気持ち的に少し余裕が生まれたと思います」

(後半にはアシストもありました)
「アシストは、あの辺に上げて誰かが突っ込んできたらチャンスかなと思って、空中にボールを置くようにしました。誰がどこにいるとかはあまり分かっていなかったんですけど、(後藤)若葉がいい感じで突っ込んできてくれてアシストをつけてくれたので、感謝です」

(その前に相手を外したところでも、キレを感じました)
「あそこで慌てずに相手を引きつけて、あのときは股を抜いたのですが、フィジカルコーチとのリハビリで1対1をバチバチやってきたことで、自信を持ってできたところがあったと思います」

(中断期間で自身を高める部分についてはいかがでしたか)
「この期間で膝の調子も上がってきましたし、それに伴ってできるプレーの幅も広がってきています。自分自身、もっともっとという感じもあるのですが、そこは欲を出さず、今できることを丁寧にやることを意識しています。今日は決定機を外してしまいましたが、ああいうところはこれからどんどん突き詰めて、しっかりと仕事ができるようにやっていきたいです」

(怪我明けの初先発で、かなり長い時間のプレーとなりました)
「今日は楠さん(楠瀬直木監督)が、バースデーゴールの予感がしたから長く出してくれたみたいですけど、期待に応えられなくて申し訳なかったなと思います(笑)。最後は足がつってしまいましたけど、あんなにプレーできるとは自分でも思っていなかったので、自分でも少しびっくりしています」

(復帰を待ち望んでいたファン・サポーターのみなさんも多かったと思います)
「今日は平日の寒い中にもかかわらず、たくさんの方が応援にきてくださっていましたので、勝利を届けられて良かったと思います」



【長嶋玲奈】
「今日は悪天候の中での試合でしたが、試合前からいろいろな人たちが運営してくれた中で『絶対に勝って恩返ししよう』という気持ちがありました。勝利という形で運営の方々や、今日来てくださった方々に恩返しをできたのは、すごく良かったと思います」

(ピッチに少し雪が残った状態で試合が始まりましたが、プレーのしづらさなどはありましたか)
「雪があった分、パスが少しずれるとか、踏ん張りたいところで滑って踏ん張れないことが何回かありました。パスがずれてボールを失う場面が多かったので、そこをずらさないという修正など、もっと高めなくてはいけない場面が多かったと思います」

(相手の前線の選手には推進力があり、手を焼いていたところもあったと思いますが、対応についてはいかがでしたか)
「前線の選手が裏に抜けてきて私たちのラインを下げながら、ひとつ下の2人が浮く、というシーンを何回か作られてしまっていました。ボランチに消させるとか、前から行かずに1回ブロックを作るという判断を早めにして、試合中になんとか改善できたのは良かったと思います」

(今日は無失点での勝利でした。守備陣として手応えも大きかったのではないでしょうか)
「守備の選手として、絶対に無失点で勝利したい、というのは試合前からみんなが思っていました。点を決められなければ絶対に負けることはないので、しっかり無失点で勝利できたのは、すごく良かったです」

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