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堀 孝史監督、トレーニング後の囲み取材について

3月26日のトレーニング後、堀孝史監督が報道陣の囲み取材に対応しました。
ーー初日の練習を終えて、率直な感想を教えてください。
「こういう状況でしたが、選手たちはしっかり切り替えて元気よくやってくれたのでありがたかったです」
ーー女子を指導するのは、初めてだと思います。いかがでしょう?
「何にでも初めてというのはあると思います。ただ、選手たちは素晴らしい人間性で、一生懸命取り組んでくれているので、よいものを渡せるようにしたいです」
ーー強化としてご覧になっていたと思いますが、どういった部分を付け加えていきたいとおもいますか。
「リーグを見ていてもそうですが、失点が少ないというのは特長としてあると思います。AWCLでも失点はしませんでした。その中で攻撃のところをもう少し付け加えることができたら、いいのかなと。ただ、そのバランスは難しいので、試行錯誤しながらしていきたいです」
ーーどういうサッカーを目指していきたいですか。
「それはクラブが共有してくれているところがしっかりあります。ボールとスペースを支配するというのがありますし、その中で楽しんで魅せてプレーする、というのがあって、やっている選手たちも楽しくプレーして、見ている人たちも楽しんでくれるのが自分自身も好きなのでそういったものを築きたいと思っています」
ーーINAC神戸レオネッサ戦への印象を教えてください。
「外国籍選手だったりとか、パワーがあるチームだなと言うのが印象です。自分たちに関してはやっぱりメンタルの部分がこの前の敗戦もそうですし、今回監督が替わったということで、一番大事になると思うので、選手たちにしっかりと躍動してもらえるように持って行きたいと考えています」
ーー堀監督からも見ても、メンタルは切り替わっているように見えましたか。
「心の中はわかりませんが、ピッチでは切り替えてプレーしてくれていたと思います」
ーーI神戸戦まで時間がない中で変えることが必要な部分がある場合、多くは手をつけられないのではないかと想定します。どこを一番にアプローチするのか教えてください。
「さきほども言いましたが、メンタルのところをしっかりすることが大切だと考えています。彼女たちは力がある選手たちですし、力があるチームです。そのメンタルの部分を整えるのが大切だと考えています」
ーー得点を増やすということだと思うんですが、今までのスタイルを変えるのか、今までをベースに必要な修正を加えるのか、いかがでしょうか。
「それは今までのベースをもとに作っていきたいと考えています」
ーー就任が決まった経緯、タイミングというのは日曜日の試合が終わった後ですか。
「基本はそうです。急遽という形でしたし、まだ仕事も残っていたので、それをやっていました。なので、すぐに話があったということではありませんし、決まったとかでもありません。
即決もできないですし、もろもろ時間をもらった中での決断です」
ーーレッズレディースを率いる覚悟や決意はいかがでしょうか。
「今年の頭から見させていただいている中で、今回のことで少なからず責任というか、ショックな部分はありました。AWCLの敗戦も含めて。
その中で思い入れのあるクラブに今回オファーをいただいて、何か自分ができることがあるんじゃないかというところの思いが強いです」
ーーオファーを受けた際にはどのような気持ちになりましたか。
「引き受けるべきか、そうではないのか、ということでした」
ーー決断とありましたが、その一番の理由は?
「本当に自分自身もいろいろな経験をさせてもらって育ててもらったというのもありますし、その中で恩返しができればという気持ちです。
あとは強化に入ってくるときもそうでしたが、旧知の仲の人たちと働けること、そういうことは幸せなことだと思ったので、決断しました」
ーーレッズに対する思いをあらためて聞かせてください。
「どこのクラブにもよいところと課題があると思うんですが、あらためて浦和に帰ってきてやっぱり思ったのは、選手も含めてスタッフのみなさんも人間がいいなというのをすごく感じます」
ーー選手たちにはどんなことを伝えましたか。
「監督を引き受けることになったこと、しっかりと切り替えてやっていきましょうということ。自分の経験をしっかり共有して、さらに一緒にトレーニングの中で創っていきましょうということを伝えました」
ーー女子サッカーの中でやっていきたいことはありますか。
「いろいろと過去を否定するわけではなく、新しいものへ挑戦しているという部分があると思うので、それをどうにか良い方向に持って行くのに僕自身が貢献できればと思っています」
ーーファン・サポーターへのメッセージをお願いします。
「選手たちは次の目標に向かって戦っていますので、僕自身もできることをやっていきますので、またよろしくお願いします」
