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20.06.24

「タイトル獲得を目指して」森 栄次監督

【森 栄次監督】
「新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方にご冥福をお祈りいたします。また、感染されたみなさまには、お見舞い申しあげます。

そして、最前線で命を懸けてくださっている医療従事者のみなさま、私たちの生活を支えてくださっているすべてのみなさまに心からの敬意と感謝をお伝えいたします。

レッズレディースは、活動休止期間を経て5月27日にチームでの活動を再開しました。久しぶりに会う選手たちはやる気に満ちており、元気で明るく、とてもいい雰囲気です。

選手からエネルギーをもらいましたし、こちらが励まされました。選手たちと一緒にピッチに立てることがどれだけありがたく幸せなことか。改めて感じています。

そして、それは選手たちも同じでしょう。休止期間に入り、サッカーができなかったことは、選手からすれば何より厳しい状態だったと思います。そこから開放されて、ボールを蹴っている姿に、サッカーができる楽しさや喜びを感じるのです。今の彼女たちは『待ち望んでいた』という気持ちで溢れていますから、さらにいい状態で開幕を迎えられるようにトレーニングを積んでいこうと考えています。

そんな選手たちには、チームの活動が再開する中で『チームとしてやるべきことをしっかりとやっていこう』ということと『もう一つ上の段階に行くには、もう少し高い位置で積極的にボールを取りに行くことが大事』だと話しました。

私も選手も手探りの中で進めていた昨シーズンは優勝に手が届きませんでしたが、選手たちの心の中には『このサッカーでいいんだ』という手応えや自信を得たように感じます。その思いをタイトル獲得につなげられるよう、今シーズンは、昨シーズンのサッカーを継続しながら、さらに守備を強化していくことをポイントにしています。

昨年、チームは16失点とリーグ最小結果を得ましたが、これが一桁にできたら…失点しなければ勝利に近づきます。積極的に高い位置でボールを奪い、攻撃へ転じることでゲームを支配していきたいという思いもあります。

こうしたチームとしての戦い方を再確認し、失点を減らすことで『優勝が見えてくる』と選手に伝え、アグレッシブにゴールを狙いながら、ボールを奪いに行くトレーニングに入っています。

積極的にボールを取りに行くことは、何度も繰り返せば体に染みついていきます。体力面を回復させながらも、いいトレーニングになっていますし、ここからさらにコンディションを整え、チーム一丸となって開幕に向かっていきたいと考えています。

リーグ開幕後の数試合はスタジアムで観戦いただけない試合です。選手たちの明るく元気に躍動する姿を見ていただけるように、レッズレディースらしく戦い、みなさんに力を与えられるような勝利を届けたい。そう、思います。

チームにとって、ファン・サポーターの力は大きいものです。今は、寂しい気持ちもありますが、こうした状況だからこそ、みなさんにしっかりと恩を返せるように戦います。

そして、また、みなさんとスタジアムで一緒に戦えることを心から願っています。

最後になりますが、いよいよ2020シーズンが始まります。レッズレディースは悲願のタイトル獲得を目指して戦ってまいりますので、熱い応援をよろしくお願いします」

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