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24.04.25

シーズン終盤、メディアデーを開催(選手・監督コメント)

4/25、『FINAL5 勝利を積み重ねてその先へ』の一環としてメディアデーを実施し、シーズン終盤、リーグタイトル獲得へ向かうチームをメディアのみなさまに取材いただきました。

オフィシャル取材による選手コメントは下記になります。


FINAL5で盛り上がってくれれば自分たちの力になる=柴田華絵



ー残り5試合となり、今の心境はいかがでしょうか。
「まだ5試合あるので、まだそんなに、というのが正直なところです。目の前の試合を勝って勝ち点を積み上げて、それを続けることでいつの間にか1位に立てたな、という感じなので、あと5試合ですけど先を見るのではなく、1試合1試合を戦って勝ち点を積み上げるという今までの戦いができれば、おのずと優勝が見えてくると思います」

ー今シーズンはどういうところがうまくいっていると感じますか。
「昨シーズンもほとんど負けていないですし、この何年かで少しずつ積み上げてきたもの、試合の運び方やメンタリティーの部分で、チームとして構築できているのではないかと思います。

今シーズンは入りで点を取れている試合が多いと思いますけど、入りの部分でしっかり入ろうとチームでも話していて、そういった部分で相手を圧倒できて点も取れているというのが、チームの勢いとしてもとてもいいところだと思います。そして、そこで取れなくても焦ることなく、90分で決めればいいという心の余裕もあると感じています」

ー怪我で長期離脱した選手もいましたが、今シーズンのチームの成長についてはどのようにとらえていますか。

「そういったときにも選手たちが『どうしよう、どうしよう』ではなく『誰がいなくてもやるしかない』というスタンスで戦えて、しかもその中で勝ちを積み上げてこられていること、そして代わりに出た選手がしっかり結果を残すこともできています。チーム全体としてみんなが成長できていると思います」

ー残り5試合で気をつけるべき点についてはいかがでしょうか。
「期待されて『優勝、優勝』と言われている中で、さらに試合が少なくなればいろいろなプレッシャーも出てくると思います。そういったときに自分たちで崩れないということと、いつも通りの三菱重工浦和レッズレディースとしてのサッカーをできればと思っています」

ークラブとしても『FINAL5 勝利を積み重ねてその先へ』という形でファン・サポーターのみなさんへ後押しを呼びかけています。
「そこで盛り上がっていただければ私たちがパワーをもらえるのはもちろんですし、それによって女子サッカー、WEリーグがもっと盛り上がっていってもらえればと思います。いつもは男子の試合しか見ていないという方にも『レディースが優勝するなら』ということで、見に来てくださるきっかけにもなってもらえればうれしいです。そして、来シーズンにはまた3連覇ということで盛り上がってもらえるように、ここでまた結果を残していきたいです」



“記録”よりもチームで残り全試合勝つことが一番大事=清家貴子


ーWEリーグも残り5試合となりました。今はどのような心境で迎えられていますか。
「気持ち的には、今までとそこまで変わりません。1試合1試合勝つことが全てです」

ー今のチーム状況については、どのようにご覧になられていますか。
「これまでのシーズンよりも勝ち方が分かってきたと言いますか、安定して勝ててきているという印象はあります。でも、リーグ優勝はそんなに簡単なことではないですし、必ずもう一山二山来ると思うので、それが来たときにどうやって乗り越えるかが大事かなと思っています」

ー10試合連続ゴールという結果を残していることについてはいかがでしょうか。
「周りの人たちが喜んでくれるのはうれしいです。自分自身もこれからのキャリアの中でこんなことはないと思いますし、他の人でも無理なんじゃないかな、と自分でも思うくらいの記録なのでやっぱりすごいことだと思います。けど、そこにとらわれたくない、という気持ちが一番です。チームで残りの試合に全て勝つことが一番大事です。連続得点記録についてはいったん終わったものとして、これからも勝つために得点を狙っていきたいです」

ークラブとしても『FINAL5 勝利を積み重ねてその先へ』として、クラブやファン・サポーターのみなさんで一丸となって優勝を目指していこうという取り組みをしています。
「ここからの試合は普通にはいかないと言いますか、もう一つギアを上げる必要があると思います。そこに対してクラブやファン・サポーターのみなさんが盛り上げてくれるのはうれしいですし、多くの方に、特に浦和駒場スタジアムに足を運んでいただいて、私たちに力を分けてもらいたいなと思います」



“応援”ではなく共に“戦って”もらっている感覚=池田咲紀子


ーWEリーグは残り5試合というところまで来ましたが、今のチームをどのようにご覧になっていますか。
「本当にみんなに助けられる試合が多くて、頼もしい背中をいつも見ることができているシーズンだと感じます。私自身が直接セービングをする機会が少ないというのはみんなのたくましさであり、本当に感謝していますし、その一員であることを本当に誇りに思います。だからこそピンチのときには自分もみんなの力になりたい、という想いがより強いシーズンになっていると思います」

ーここからの戦いについてはいかがでしょうか。
「優勝も見えてきて嫌でも意識はしてしまいますけど、意識しすぎず目の前の試合を戦うことは、今は全員ができていると思います。私自身も次の試合に向けて、自分ができる準備を100パーセントできているつもりなので、まずは目の前の相手にワンプレーワンプレーで負けないことが一番大事かなと思います」

ーチームとしては優勝できたら連覇になりますが、池田選手は怪我もあり、昨シーズンの大半の試合をピッチ外から見てきていました。今シーズンは試合に出続けていて、優勝に対するおもいも他の選手とは違ったものがあると思います。
「このクラブにずっといて何度も優勝を経験させてもらっていますけど、その時その時で立場が違っていて、もし今シーズンに優勝できたら、2020年の優勝とはまた違うものを感じると思います。毎回、優勝からいろいろな学びがあるというのは本当にありがたいことです。昨シーズンは力になれなくて申し訳ない想いのほうが強かったですけど、今シーズンが終わった後には『チームの力になれた』と胸を張って言えるよう、最後まで頑張っていきたいと思います」

ーあらためて、ファン・サポーターのみなさんへのメッセージをお願いします。
「言葉だと『いつも応援してもらっている』という言葉になっていますけど、今シーズンは特にそういう感覚ではなくて、『一緒に戦っている』ということをより強く実感しています。力になっていることは間違いないので変わらぬサポートをお願いしたいですし、一人でも多くの人に一緒に戦っていただいて、最後にはみんなで一緒に喜びたいと思います」



浦和の街全体が盛り上がるプレーをしたい=遠藤 優


ー今はチームとしてすごくまとまりがあるように見えますが、チームの一員としてどのように感じていますか。
「今シーズンはWEリーグカップを含めていろいろな選手が試合に出ていて、チーム力の底上げができていました。誰が怪我をしても同じレベルで出られるというのが今シーズンの成果だと思います。ここから5試合、どんな状況になるかは分からないので、誰がどこで出てもいいような準備をしていきたいと思います」

ーWEリーグは残り5試合となりました。今はどのような心境ですか。
「残り5試合というのはもちろんありますけど、周りのプレッシャーを受けずに、まずは1試合1試合を勝ち進む、という気持ちで練習に臨んでいます。次のサンフレッチェ広島レジーナ戦、その次のセレッソ大阪ヤンマーレディース戦と、目の前の1試合に全力で集中していきます」

ー最後の5試合のうち、ホームで3試合を戦えるのは気持ちの面でも大きいと思います。
「それはすごく大きいです。ホームの連戦で、アウェイゲームも一つは同じ埼玉のちふれASエルフェン埼玉戦で、長距離移動もなく、日程には恵まれていると思います。そしてこのラスト5試合に関してはファン・サポーターのみなさんを含めて、浦和の街全体が盛り上がるようなプレーをしたいと思います。

そしてリリースにあったとおり『AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament 決勝』の開催もあってさらに盛り上がると思うので、リーグと合わせてどちらのタイトルも獲りたいです。WEリーグで優勝すれば初の連覇になりますし、連覇にふさわしいのは三菱重工浦和レッズレディースということで、絶対に優勝したいです」




一つひとつ勝っていくことが大切=楠瀬直木監督

ーWEリーグも、残り5試合となりました。現状のチームについてはどのようにご覧になられていますか。
「リーグの最初のほうで『他のチームにいい流れが生まれている中で、我々は追いかけられる立場なので何かきっかけをつくらなければいけない、それを自分たちで勝ち取っていかなければいけない』という話をしていました。そうしてやってきて今、というところでは、かなりムードはいいです。

最初の話の段階では安藤 梢、猶本 光の2人が怪我をするとは思っていませんでしたが、そういうことも乗り越えてきて、流れも生まれていると思います。

ただ、ここからの5試合に関しては、セレッソ大阪ヤンマーレディースさんやちふれASエルフェン埼玉さんは今になって力をつけてきているチームですし、向こうには一つでも順位を上げたいという気持ちもあるので、侮れない相手です。

取りこぼさない、という戦いもしっかりしてきましたけど、次は『取りこぼさない』ではなく、しっかり『勝たないといけない』、という話は選手にしています。選手もそれは分かっていますし、まずは一つひとつ勝っていくこと、そしてクラブもこの5試合を『FINAL5 勝利を積み重ねてその先へ』としてくれていますので、それをいいものにしていきたいと思っています」

ー主力の長期離脱など決して順風満帆ではなかった中で、今のチームの成長をどのように感じていますか。
「清家(貴子)が自覚を持って、今では打てば入るような決定力をつけてきているのは大きいですし、それに合わせて塩越(柚歩)がアシストをつけられるようになりました。今は少し怪我をしていますけど、長嶋玲奈もしっかりと守ってくれています。

また、中心になる(柴田)華絵、そして(栗島)朱里が前よりも超回復して戻ってきてくれたのも大きいです。そして角田(楓佳)などの若手が次の座を狙っているということで、安藤や猶本がいない現状でも、みんなが責任感を持ってきてくれています」

ーFINAL5の初戦の相手は、WEリーグカップで敗れたサンフレッチェ広島レジーナ(S広島R)さんです。
「S広島Rさんとは、いつも難しい試合になります。向こうの中村 伸監督ともよく話しますけど、やはりお互いに個々の選手がいいですから、お互いに気づかなかったところに気づけるゲームだなと感じています。

ただ、やはり結果を出していかないといけません。

リーグの1戦目は2-1で勝ちましたが、上野真実選手にヘディングで決められていますし、石川璃音も良くなってきていますが、やはりそういう選手の一瞬の力はあるので、次もどうなるかというところです。大変ですけど、やはり清家や島田(芽依)には結果を出してほしいですし、菅澤(優衣香)もかなりフィットしてきたので、決める人が決めていければと思っています」

ー連覇が懸かる残り5試合で、どういうところが大事になるとお考えでしょうか。
「やはり、ネガティブになったらいけないと思います。追われる立場というところで、気持ちで守りに入ってしまったらいけないですし、まだ何も得ていないので、まずはS広島Rさんに勝つことです。全てのところで勝っていかなければいけない、支配していかなければいけない、という気持ちは持たないといけないと思います。メンタルのところはかなり言っていますし、選手もその辺は自信を持ってやってくれていると思っています」

ーあらためて、ファン・サポーターのみなさんに向けてのメッセージをお願いします。
「ファン・サポーターのみなさんは、過密日程のときでも毎試合足を運んでくださっていて、いつもありがたいです。ただ、今は観客数がリーグ3位ということで、今後のことを考えると、そこを上げていかないといけないと思っています。みなさんにはぜひ、この『FINAL5』を楽しんでいただいて、そして勝利を積み重ねていけるように、後押ししていただけたらと思っています」

『FINAL5 勝利を積み重ねてその先へ』の企画についてはこちら
https://tinyurl.com/24tqoz4v

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