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21.12.01

メディア公開トレーニング後の監督・選手コメント

12月1日、三菱重工浦和レッズレディースはさいたま市内で、メディア公開トレーニングを実施。選手たちは、大雨が上がったピッチでパス回しやゲーム形式のトレーニングを行いました。レッズレディースは確かな手応えをつかみ、課題や修正点と向き合いながら、明るく厳しい雰囲気の中で、今後に向けての積み上げを行っています。




また、トレーニング後には、楠瀬直木監督、水谷有希、柳澤紗希、福田史織がオンライン会見に出席。メディアからの質問に答えました。

【楠瀬直木監督】
「前節の結果は1-1で、シュートは何本も打ちましたが、なかなか入らないゲームになりました。ああいうゲームをしっかりと勝ち切らないといけないのですが、最初に失点してしまったことが尾を引いてしまいました。どのようなカテゴリーでも、こういうゲームはありますが、ああいう場面でもう一つリーダシップを取って、勇気を持って進んでいってもらえたらと思います。ただ、正直なところベンチも、いつか入るだろうというような、高を括っていたところは否めません。同時に、森(栄次)総監督が、その前の試合からお休みしていたのですが、勝利を届けようということで、気合が入っていたと思います。セットプレーなどの精度を上げて、守り切られているところでも、一つ突破口を開けるようなことをやっていかないといけないという思いです。3連敗をしてから、マイナビ仙台レディース戦で脱したかなと思いましたが、まだメンタル的にも、もう少し整理が必要だと感じています。試合が1週空きましたが、代表で選手が抜けても残ったメンバーは慣れたもので、気持ちを入れてトレーニグに励んでいます」

【質疑応答】
(前節から1週空きましたが、この間に取り組んだポイントやチームの雰囲気を教えてください)
「チームの雰囲気は残ったメンバーも慣れているので、メンバー入りを目指す選手たちの気持ちも入っています。その中でテーマとしては、DF面の強化に取り組んできました。いたって、普段どおりでやっていますし、1週間空いたので、少し疲れが溜まっていた選手や傷んでいる選手のケアもできたので良かったなと思っています」

(リーグ戦が進んできた中で、チームの課題や手応えをどのように感じていますか)
「森総監督がお休みをしていたので不安なところもありましたが、みんなで力を合わせて勝利をしたゲームもありました。前節は引き分けでしたが、最初の失点はミスのような形でした。満足は誰もしていないのですが、ボールも握っていましたし、負けないで良かったという結果ですが、1-1で勝ち点1をアウェイでしっかりと取ったということで、ポジティブに捉えています」

(代表選手の不在の時間でしたが、若手選手などには大きなチャンスだと思います。チーム力の底上げに関して感じていることを教えてください)
「代表選出やケガもありますが、チャンスが生まれますし、覚悟の上です。選手もチャンスだと感じている選手もいますし、緊張感を持って、誰が出てもトレーニグは積んでいますので、いい方向に作用するように働きかけていきたいと考えています」


【水谷有希】
「前節は立ち上がりに失点したのが痛手となった試合でした。3連敗したあと、勝ってからの試合だったので、そこで勝ち点3を確実に取って流れに乗りたかったのですが、最後に追いつけたのは大きな進歩というか良かった点だと思います」

【質疑応答】
(この2週間に取り組んできたことを教えてください)
「1週空いたので、個人的には自主トレでロングキックに取り組んできました。最近、ロングキックの感覚があまり良くなかったため、時間が空く中で多少負荷がかかってもいいなと考えて、数を蹴り込むようにしました」

(ロングキックに取り組んでいるのはボランチでの出場が増えていることも影響していますか?)
「そうですね。影響しています。真ん中の選手が大きく蹴れることはすごく大事だと思いますし、ゴールへ飛ばすことも大事です。そこが必要だなと思っていたので、取り組んできました」

(リーグ戦が進む中でチームとしての手応え、課題が見えてきていると思います。どのように捉えているか教えてください)
「試合の立ち上がりに得点することの大切さ、失点することの難しさを感じています」

(その中で改善していきたい点、個人的に心掛けていることを教えてください)
「立ち上がりはどのチームも勢いが良いので、ゴール前にボールを運ばれると苦しいですし、逆に運べるとイケイケ、押せ押せという雰囲気になります。ボールをゴール前にいかに運ぶか。いかに運ばせないかが大事だと思います」

(今後に向けてのアピールポイントや意気込みをお願いします)
「今シーズン、私の出場の仕方を見ると、例年より出場数が少ない状況です。何かが足りていないということなので、守備を求められていることもそうですが、自分の良さ、自分がいることで安定するというところを見せていけたらいいなと思います」


【柳澤紗希】
【質疑応答】
(この2週間に取り組んできたことやチームの雰囲気を教えてください)
「1週間、試合が空くというところでケガをしないこととコンディションを上げていくところに重点をおいてきました。継続して行うことは継続して、新しく足りない部分や上げないといけない部分はしっかりとやってきています。チームは前節は引き分けましたが、ギリギリ追いついたことを前向きに捉えています。悪い方向にいかないように、いつもどおり明るく楽しく、ときには厳しく練習ができていると思います」

(コンディションやケガは大丈夫ですか?)
「今は痛いところもなくできているので、良かったと思います」

(試合では柳澤選手はベンチから大きな声を出しています。チーム一丸ととなって戦っている気持ちが伝わりますが、意識されていることを教えてください)
「サッカーはチームスポーツなので、どのような立場であってもチームのために自分ができることを常に考えています。ベンチにいたら自分は声が大きいので声を出すこと。同時に、メンバー外になることも経験しているので、メンバー外の選手たちの気持ちを背負いながら、試合に出られなくてもチームのためということを心掛けています」

(今後、アピールしたい点、意気込みをお願いします)
「まだWEリーグの試合に絡めていないのですが、チャンスがあったときには最大限の力を発揮できるように常に準備をしておこうと思っています。自分のストロングは、ミドルシュートや積極的なシュートなので大きな展開も含めて、長所を出せるように、アップから自分を鼓舞するためにも声を出して、盛り上げていきたいと思います」


【福田史織】
【質疑応答】
(オンライン会見は初めてだと思いますが心境を教えてください)
「新加入会見のときにも、経験しているのですが少し慣れた感じはありますが、緊張しています」

(この2週間に取り組んできたことはどのようなことですか?)
「この間、GKは文道(美音)選手と2人だったのですが、ビルドアップのパスを多めに入れて、取り組んできました」

(1年目のシーズンですが、自分の中で手応えを感じているところを教えてください)
「昨シーズンからトップチームで練習をしてきましたが、シュートの速さが(アカデミー時代とは)全然違いました。だいぶ慣れてきて止められるようになってきましたし、ビルドアップもトップはつなぐサッカーなので、自分の中でも出来ているかなと感じています」

(リーグ戦が進む中で、同期である島田(芽依)選手などの活躍は刺激になりますか?)
「刺激になりますし、試合に早く出たいなと感じています」

(今後に向けてアピールしたい点、意気込みをお願いします)
「シュートストップの部分を出していきたいと思います」



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