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リーグ開幕に向けて=楠瀬直木 監督、柴田華絵 キャプテン
リーグ開幕前に今週、楠瀬直木監督と柴田華絵キャプテンが囲み取材を実施しました。
『手応えはあり、期待している=楠瀬直木 監督』
ーーいよいよリーグ開幕というところで、現在のチーム状況と監督の心境はいかがですか。
かなり選手たちも目つきが変わってきましたし、やらなければいけないという雰囲気が出ています。
そのあたりのコントロールはしっかりできている選手たちです。ただやはり相手はすでに公式戦を2試合やっていますし、こちらは初戦ということで、その違いはあると思います。
ただ、我々は我々にしかできないことがあるので、順調にはきていると思います。
ーー初戦を迎えるにあたって大切なことはどんなところだと考えていますか。
やはりいつも来てくださっている人への感謝とか、試合をできることへの感謝。そういったものを持って、やっぱり来た人にいいなと思わせられるようにするのが我々の仕事だと思っています。
もちろんその中で勝利を大優先にしなければいけないと思いますが、やっぱり自信を持って。今季も日本を代表してアジアで戦っていくチームなので、そこは彼女たちも自覚を持ってきていると思います。
そうした部分の成長を見せていきたいと考えています。
ーーWEリーグは4年を迎えますが、ここまでの楠瀬さんの3年と今季の1年、気持ちの違いはありますか。
正直言うと、看板選手たちが他クラブも含めて海外に出ていってしまっている、そういうところはあると思うので、正直言うと、そうした選手たちと一緒にもう少し国内女子サッカーを盛り上げたかったというのはあります。
ただ、若い選手たちも出てきていて、勢力図もちょっと変わりつつあるというか、均一化してきているので、ここからが勝負だなと感じています。WEリーグ全体が勝負をしていかないといけないと考えています。
リーグカップを見ていても、まだまだ観客が少ないというのはわるので、我々もそういうところで見てくださる人を増やさないと成り立たないんだと、それをどうやって呼ぶんだというのは自覚を持ってやらないといけないと思っています。
ーー新潟とのトレーニングマッチのスコアはびっくりしましたが、それを経てプラスになったところはありますか。
少し手を緩めるだけで、もうどこの相手も点を取る力はあるし、今までちょっと出番が少なかったからというのは、失点する理由にはならないです。今回は誰でも即戦力としてプレーするぐらいの人数でやっているので、そうした意識がちょっと芽生えだしています。
ーーベレーザ戦への具体的な対策などはありますか。
やはりスタートから攻守において仕掛けていくというところですね。待って守るとか、隙ができるまで待つではなくて、自分たちの力を攻守に出して行く。ベレーザさんの脅威なところはたくさんあるんですけど、逆もあると思っているので、そこを出していきたいです。
スタートからかけられるかどうかでスピード感が違ってくるので、もちろん結果も求めますし、勢いを出したいです。
ーー具体的にトレーニングで強化した部分はありますか。
特に大きくメンバーも変わるわけじゃないですからね。ただ、主力選手が抜けたというのはあるので、もっとみんなが点に絡まないといけないし、みんなで守っていかないといけないと考えています。
柴田や栗島なんかは、以前より3メートル、4メートル前でプレーするところが多いと思うんですよね。ゴール前のシーンはちょっと増やしたいと思っています。
ーー手応えはいかがですか。
浮かれることはないですが、手応え自体はあります。選手の話している内容やふるまいを見ていると、こっちはもうそこまで余計なことを言わなくてもよいようにはなってきています。
レベルの高い話、中身の濃い話をしているなというのは感じているので、意気込みをすごく感じますし、期待しています。
ーーレッズレディースとして見てほしい部分は?
プレッシャーかけちゃうんですけど、島田がね、よい例なんですが、自覚を持ってくれていて、そうした若い選手の活躍を期待してほしいと思っています。
島田に関しては、まずゴール見るというところが変化してきています。以前は菅澤がいたら菅澤を見たり、猶本を探したりしていましたが、自分がゴールを見ているという姿勢、まず一つ自分がゴールに仕掛けるというところがあって、非常に大きいことだと思っています。
ーーそれは島田選手に伝えたところがあったからなのか、自分で変わったんでしょうか。
プレッシャーも感じるだろうし、自覚として成長もしてるだろうし、そうすると自分がというところですかね。特に大きくこうしろとは言っていないですけど、方向性が見えてきたなと。だから、あえてプレッシャーをかけちゃうんですよ(笑)。でも、それをもう受け止められる選手にはなってきていると思います。
『仕上がってきている=柴田華絵 キャプテン』
ーー開幕への準備はいかがですか。
完璧ではないですが、開幕戦に日テレ・東京ヴェルディベレーザさんと対戦できるので、すごくみんなの気持ち的にもやるぞ!という気持ちが練習でも出ていますし、仕上がってきているかなとは思います。
ーー完璧ではない部分というのはどんなところでしょう。
例年そうなんですけど、公式戦を重ねていく中でやっぱり徐々に良くなっていくのいくと言いますか、公式戦はまた違う感じなので、大体、開幕戦で完璧というのはないですかね。むしろ完璧をどんどん塗り替えていくというか試合ごとによくしていくという感じなので、これからですね。
ーー相手は実戦を2試合積んでいますが、レッズレディースは開幕初戦になります。
ベレーザさんは2試合やっているので、公式戦に慣れている部分はあると思うんですが、こちらはそれを見て対策が立てられるところもあるので、ポジティブな部分もあると思っています。
ーー相手の印象はどうですか。
そうですね。昨季からフォーメーションも変わっていないですし、メンバーが一寸抜けているのはあると思いますが、だからといって、レベルが変わっているわけではないので、本当に個人個人の能力が高い選手がいっぱいいて、守備の時間も長くなるかもですけど、そこは慣れているので、みんなわかっていると思います。
ーー主力選手が抜けた部分では、去年と違った変化はありますか。
抜けた選手も負傷している選手もいますし、いままであまり試合に絡めていなかった選手たちがピッチに立って新たにやっているという感じというか、この1か月くらいですかね、うまくいかない部分ももちろんありますけど、新しい選手の良さとかまた違ったチームの形というのも今年見せられるかなと思っています。
チームの変化で言うと、ダイナミックさというのはちょっと減っているかもしれませんが、その分個々の質、技術の部分でそれを補える選手が代わりに入ってきたりしているので、そこは変化があるところだと思います。
ーー今シーズンに懸ける思いはいかがでしょうか。
昨年がうまいこと勝ち過ぎちゃったと言えるくらいな状況で、勝てるマインドがあったんですが、今季それが約束されているわけではないですし、むしろうまくいかないこともたくさんあるだろうというのは承知の上なので、その中でやれば、うまくいかなくてもなんとかなるだろうと考えています。
ーー若い選手との中で柴田選手が声掛けの部分で意識しているところなどはありますか。
今まで言わなくてもよいだろうと思っていた部分も、たぶん言わないと若い選手には伝わらない部分もあるだろうと思っていて、前段階でこうしよう、ああしようというすり合わせの部分は増えていると思います。
そうしないとうまくいかないと思いますし、チームがうまくいかないと自分も周囲もやっぱりつらいし、うまく回るようにサイクルをつくれるように、できることはやります。
ーー開幕がベレーザという相手に対してはいかがですか。
いつも点の取り合いに最近はなっているので、見てくださる方が楽しいと多分思ってもらえる試合にはなると思っています。楽しんでもらえるかなと。
ーーチームとしてみてほしい部分はありますか。
継続している部分ですね。一つ一つの質を上げるとかそういった部分になると思います。
ーー今季のプレシーズンとしてはトレーニングマッチを行ったり、ファンサービスをしたりとか事業側の部分でも変化をしてきていると思いますが、そのあたりはどうですか。
何かを変えていかないといけないというふうにクラブとしても思ってくれているんだというのはすごく感じます。
いろいろと大変だとは思うんですが、選手としてもそういう状況をうまく活かしてレッズレディースをもっと応援していただける素地ができたらとは思っていますし、ありがたいと感じています。
※コメントは内容の意図を損なわない範囲で整えています。
『手応えはあり、期待している=楠瀬直木 監督』
ーーいよいよリーグ開幕というところで、現在のチーム状況と監督の心境はいかがですか。
かなり選手たちも目つきが変わってきましたし、やらなければいけないという雰囲気が出ています。
そのあたりのコントロールはしっかりできている選手たちです。ただやはり相手はすでに公式戦を2試合やっていますし、こちらは初戦ということで、その違いはあると思います。
ただ、我々は我々にしかできないことがあるので、順調にはきていると思います。
ーー初戦を迎えるにあたって大切なことはどんなところだと考えていますか。
やはりいつも来てくださっている人への感謝とか、試合をできることへの感謝。そういったものを持って、やっぱり来た人にいいなと思わせられるようにするのが我々の仕事だと思っています。
もちろんその中で勝利を大優先にしなければいけないと思いますが、やっぱり自信を持って。今季も日本を代表してアジアで戦っていくチームなので、そこは彼女たちも自覚を持ってきていると思います。
そうした部分の成長を見せていきたいと考えています。
ーーWEリーグは4年を迎えますが、ここまでの楠瀬さんの3年と今季の1年、気持ちの違いはありますか。
正直言うと、看板選手たちが他クラブも含めて海外に出ていってしまっている、そういうところはあると思うので、正直言うと、そうした選手たちと一緒にもう少し国内女子サッカーを盛り上げたかったというのはあります。
ただ、若い選手たちも出てきていて、勢力図もちょっと変わりつつあるというか、均一化してきているので、ここからが勝負だなと感じています。WEリーグ全体が勝負をしていかないといけないと考えています。
リーグカップを見ていても、まだまだ観客が少ないというのはわるので、我々もそういうところで見てくださる人を増やさないと成り立たないんだと、それをどうやって呼ぶんだというのは自覚を持ってやらないといけないと思っています。
ーー新潟とのトレーニングマッチのスコアはびっくりしましたが、それを経てプラスになったところはありますか。
少し手を緩めるだけで、もうどこの相手も点を取る力はあるし、今までちょっと出番が少なかったからというのは、失点する理由にはならないです。今回は誰でも即戦力としてプレーするぐらいの人数でやっているので、そうした意識がちょっと芽生えだしています。
ーーベレーザ戦への具体的な対策などはありますか。
やはりスタートから攻守において仕掛けていくというところですね。待って守るとか、隙ができるまで待つではなくて、自分たちの力を攻守に出して行く。ベレーザさんの脅威なところはたくさんあるんですけど、逆もあると思っているので、そこを出していきたいです。
スタートからかけられるかどうかでスピード感が違ってくるので、もちろん結果も求めますし、勢いを出したいです。
ーー具体的にトレーニングで強化した部分はありますか。
特に大きくメンバーも変わるわけじゃないですからね。ただ、主力選手が抜けたというのはあるので、もっとみんなが点に絡まないといけないし、みんなで守っていかないといけないと考えています。
柴田や栗島なんかは、以前より3メートル、4メートル前でプレーするところが多いと思うんですよね。ゴール前のシーンはちょっと増やしたいと思っています。
ーー手応えはいかがですか。
浮かれることはないですが、手応え自体はあります。選手の話している内容やふるまいを見ていると、こっちはもうそこまで余計なことを言わなくてもよいようにはなってきています。
レベルの高い話、中身の濃い話をしているなというのは感じているので、意気込みをすごく感じますし、期待しています。
ーーレッズレディースとして見てほしい部分は?
プレッシャーかけちゃうんですけど、島田がね、よい例なんですが、自覚を持ってくれていて、そうした若い選手の活躍を期待してほしいと思っています。
島田に関しては、まずゴール見るというところが変化してきています。以前は菅澤がいたら菅澤を見たり、猶本を探したりしていましたが、自分がゴールを見ているという姿勢、まず一つ自分がゴールに仕掛けるというところがあって、非常に大きいことだと思っています。
ーーそれは島田選手に伝えたところがあったからなのか、自分で変わったんでしょうか。
プレッシャーも感じるだろうし、自覚として成長もしてるだろうし、そうすると自分がというところですかね。特に大きくこうしろとは言っていないですけど、方向性が見えてきたなと。だから、あえてプレッシャーをかけちゃうんですよ(笑)。でも、それをもう受け止められる選手にはなってきていると思います。
『仕上がってきている=柴田華絵 キャプテン』
ーー開幕への準備はいかがですか。
完璧ではないですが、開幕戦に日テレ・東京ヴェルディベレーザさんと対戦できるので、すごくみんなの気持ち的にもやるぞ!という気持ちが練習でも出ていますし、仕上がってきているかなとは思います。
ーー完璧ではない部分というのはどんなところでしょう。
例年そうなんですけど、公式戦を重ねていく中でやっぱり徐々に良くなっていくのいくと言いますか、公式戦はまた違う感じなので、大体、開幕戦で完璧というのはないですかね。むしろ完璧をどんどん塗り替えていくというか試合ごとによくしていくという感じなので、これからですね。
ーー相手は実戦を2試合積んでいますが、レッズレディースは開幕初戦になります。
ベレーザさんは2試合やっているので、公式戦に慣れている部分はあると思うんですが、こちらはそれを見て対策が立てられるところもあるので、ポジティブな部分もあると思っています。
ーー相手の印象はどうですか。
そうですね。昨季からフォーメーションも変わっていないですし、メンバーが一寸抜けているのはあると思いますが、だからといって、レベルが変わっているわけではないので、本当に個人個人の能力が高い選手がいっぱいいて、守備の時間も長くなるかもですけど、そこは慣れているので、みんなわかっていると思います。
ーー主力選手が抜けた部分では、去年と違った変化はありますか。
抜けた選手も負傷している選手もいますし、いままであまり試合に絡めていなかった選手たちがピッチに立って新たにやっているという感じというか、この1か月くらいですかね、うまくいかない部分ももちろんありますけど、新しい選手の良さとかまた違ったチームの形というのも今年見せられるかなと思っています。
チームの変化で言うと、ダイナミックさというのはちょっと減っているかもしれませんが、その分個々の質、技術の部分でそれを補える選手が代わりに入ってきたりしているので、そこは変化があるところだと思います。
ーー今シーズンに懸ける思いはいかがでしょうか。
昨年がうまいこと勝ち過ぎちゃったと言えるくらいな状況で、勝てるマインドがあったんですが、今季それが約束されているわけではないですし、むしろうまくいかないこともたくさんあるだろうというのは承知の上なので、その中でやれば、うまくいかなくてもなんとかなるだろうと考えています。
ーー若い選手との中で柴田選手が声掛けの部分で意識しているところなどはありますか。
今まで言わなくてもよいだろうと思っていた部分も、たぶん言わないと若い選手には伝わらない部分もあるだろうと思っていて、前段階でこうしよう、ああしようというすり合わせの部分は増えていると思います。
そうしないとうまくいかないと思いますし、チームがうまくいかないと自分も周囲もやっぱりつらいし、うまく回るようにサイクルをつくれるように、できることはやります。
ーー開幕がベレーザという相手に対してはいかがですか。
いつも点の取り合いに最近はなっているので、見てくださる方が楽しいと多分思ってもらえる試合にはなると思っています。楽しんでもらえるかなと。
ーーチームとしてみてほしい部分はありますか。
継続している部分ですね。一つ一つの質を上げるとかそういった部分になると思います。
ーー今季のプレシーズンとしてはトレーニングマッチを行ったり、ファンサービスをしたりとか事業側の部分でも変化をしてきていると思いますが、そのあたりはどうですか。
何かを変えていかないといけないというふうにクラブとしても思ってくれているんだというのはすごく感じます。
いろいろと大変だとは思うんですが、選手としてもそういう状況をうまく活かしてレッズレディースをもっと応援していただける素地ができたらとは思っていますし、ありがたいと感じています。
※コメントは内容の意図を損なわない範囲で整えています。