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24.01.27

皇后杯 JFA 第45回全日本女子サッカー選手権大会 決勝 vs INAC神戸レオネッサ 試合後選手コメント

【清家貴子】
「特に前半は、内容としては完璧だったという印象です。(猶本)光さん(安藤)梢さんがいない中で、厳しい試合になることを予想していましたけど、自分たちがここまで戦えるんだと、自分たちの狙い通りの形、サッカーが体現できたのかな、というのが90分間の印象としてあります。

ただ、それで終わらないのが勝負の世界ですし、こういう舞台だと思います。そこはやっぱり詰めなければいけないところで、詰められるところなのかは分からないですけど、日頃の練習などからもう一度向き合っていきたいと思います」

(左手に猶本選手の8番、安藤選手の10番を書いて試合に臨んでいました。2人のおもいを背負って、というところもあったのでしょうか)
「背負えるものではないですけど、2人の分も自分がチームを引っ張っていけたらというおもいと、2人に尻を叩かれながら、自分に喝を入れるおもいで書きました」

(この敗戦を、どのように今後に生かしていきたいですか)
「負けはしましたけど、自信になった試合でもあります。こういう戦い方ができる、チームとして強くなれたと思っているので、もちろん悔しいおもいを忘れずに、自分たちらしくもっとやっていきたいなと思います」



【柴田華絵】
「90分を通して私たちのやりたいことができていた中で、最後の最後に失点してしまって、負けてしまいました。本当に悔しいですけど、自分たちがやりたいこと、やらなければいけないことはできていたと思います。ただ、勝負は勝たないと意味がないので、そこはI神戸さんの勝負強さを感じました」

(柴田選手がうまくチームを落ち着かせてリズムを作っていたように見えました)
「いつもそういう感じでプレーするようにはしています。みんながいいテンションでできていたので、私もすごくやりやすかったですし、相手が本当に嫌そうな感じでプレーするようにさせることができていました。そこは良かったと思います」



【角田楓佳】
「I神戸さんと試合をするのは高校2年生のとき以来でした。自分のところでボールを奪い切れたり、限定できたりというシーンが今日は多かったので、そこは良くできたところだと思います」

(準決勝のサンフレッチェ広島レジーナ戦では延長の途中で足をつってしまいましたが、今日は最後のPKまでやりきりました)
「前回の試合で足をつったのは本当に悔しかったのですが、それでだいぶ筋肉も強くなりました。前回の試合でも気持ちは入っていましたけど、今日は決勝ということもあって、いつも通りを意識していたとは言え、最後は気持ちで押し切りました」

(この試合の悔しさを今後にどう生かしていきたいですか)
「今日は本当にいいゲームをしていて、最後の最後、みんなで守った結果があのPKになってしまいました。それはみんなの頑張りが裏に出てしまっただけで、そこに至るまでの最後の1分とかについて『またここから頑張ろう』というところはやっていきたいと、今回の試合では思いました」



【伊藤美紀】
「自分たちで話していたような前線の守備が、前半はすごくはまっていました。ボランチのところで相手の中盤をつぶすのと、ロングボールに対してはすごく警戒していましたけど、後ろの選手がしっかりと負けずに弾いてくれたので、セカンドボールをしっかり拾って自分たちの攻撃につなげることは、終始できていたと思います。そこからもっと点が入ればよかった、という試合でした」

(中盤でボールを奪えるような守備を前線の選手がうまくやっていて、そこからいい攻撃も見られました)
「全員の意図がしっかり共有できていたので、持たせているという感覚で守備もできていました。慌てて取りに行くこともなく、取りどころを決めていて、それを本当にクオリティー高くできました。ハードワークが必要な守備だとは思いますけど、それをみんなでできたのは、チームの良さだったと思います」

(こういうゲームを勝ちきるために、どんなことが必要だったと感じていますか)
「I神戸さんは後半のアディショナルタイムなどで点を取れる、すごくタフなチームだと思います。私も実際に昨シーズンまで所属していて、最後のワンチャンスとか、そういうものがあるから勝てると思いながらプレーしていました。そういうチームに対してもっとしっかり守りきるなどしていけると、どんなチーム相手にも勝てていけると思います。

それ以外は完璧だったと思いますし、最後は少し不運なところもありました。あそこまで守備陣が体を張ってくれての結果でしたし、仕方がないとは思います。ただそれで終わりではなく、もっと突き詰めていきたいと思います」
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