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24.12.15

皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会 5回戦 vs AC長野パルセイロ・レディース 試合後監督コメント

【楠瀬直木監督】
「延長戦とかが続いていて、そういうものは伝染していきます。緊張感を持って、格下・格上などはこういう大会にはないので、本当に肝に銘じろということで送り出しました。それでもどこかに油断とかが出てくることもありますが、その点ではみんなしっかりやってくれたと思います。ただ、20数本シュートを打って2点しか取れませんでした。この得点力だったら、次の相手のノジマステラ神奈川相模原さんには前回の試合でなかなか点が取れませんでしたし、その次に、となったときに、勝てる保証は全くありません。今からの少ない日数で準備というよりは、その気持ちと精度を高めていかないといけない、というところをやっていかないといけません。

成長するには、次の試合をできることは大きいです。少ない時間ですけど若い選手に試合を経験させられたというところは良かったですし、頑張ってくれた中でいい反省が残っている、という感じがあります」

(反省点は決定力の部分だと思いますが、それだけ決定機をたくさん作れている、という点はポジティブなのではないでしょうか)
「それはそうかもしれませんが、やはり決めてほしいです。なでしこジャパンの監督も決まりましたし、今はチャンスなので、それをものにするかどうかはこれからのレッズレディースにも懸かってきますし、選手の技量にも懸かってくると思います。みんながチャンスをつかんでいけば、おのずと結果もついてきます。結果を先に求めるのではなく、先にそちらを求めていかないといけないということで、仲良しなところはいいですが、そこはもう少し戦ってくれたらと思います」

(このような一発勝負の大会で、若い選手の飛躍に期待するところもあると思います)
「その緊張感の中でもう少し早くから試合に出したかったのですが、僕に勇気がなかったです。その緊張感の中でのプレー、いつもパスコントロールやボール回しはやっていますが、その緊張感の中での技術がどうかを分かってもらわないといけません。そこで、1試合1試合を勝ち抜いて試合に出すチャンスがあるというのは大事なことですし、そうしないといけないと思っています」

(その中で、高塚映奈選手などは慣れてきたところがあるのではないでしょうか)
「今日は良かったですね。ただ、クオリティーも部分で言うと、失うところやパスの質などはレッズレディースのそれに見合うようなことをしていかないといけません。力にはなっていますが、というところで、彼女からすれば十分かもしれませんが、そういう欲を持ってほしいと思います。

今のままでは猶本(光)、安藤(梢)、菅澤(優衣香)などが戻ってきたときに『お疲れ様』となりかねないので、それでも『高塚』という名前が出るためには、そこでのクオリティーを上げていってほしいと思います」

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