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菅澤優衣香[インタビュー]
「タイトルのために、チームのために、これからもゴールを積み重ねていきたい」
(なでしこリーグ通算200試合出場、100ゴールを達成しました。シーズン開幕にあたり、意識はあったのか?)
「特に意識はしていなかったんですよね。実は、200試合出場達成を意識したのは、昨年の長船(加奈)選手の成を見てでしたし、100ゴールのときも興梠慎三選手が150得点間近というニュースを見て『自分はリーグでどれくらいかな』って振り返ったときで……順調にいけば、今シーズンで達成できるかなって思ったんですけど、まずは、シーズンを通してケガなく挑もうという気持ちでした。なので、レッズに関わるみんながいてくれて気づいた感じだったんですよ」
(さらに200試合出場達成も栗島選手の100試合出場達成と同じタイミングになったが)
「試合が進むに連れて『一緒に達成しよう。勝って笑顔で記録達成になるようにがんばろうね』って話していました。それがしっかりとできたのでうれしかったですし、良かったなって思います」
(2つのメモリアルマッチは、ご自身のゴールでチームを勝利に導き、花を添えた形になったが)
「開幕から2試合は得点していましたが、最近はゴールに遠ざかっていました。なので、アルビレックス新潟レディース戦では、まずはチームのために1点を取ることを考えていましたし、ノジマステラ神奈川相模原戦も試合に勝つことを意識していたんです。最終的にはハットトリックでチームの勝利に貢献できたかなという気持ちのほうが強くて、自分で自分を祝えたという感じはないですよ。改めて、ここまでのキャリアを振り返っても、大きなケガでピッチに立てないシーズンもありましたし、新潟L時代には、皇后杯決勝で負けてしまい悔しさを抱えて過ごしたときもありました。今はレッズレディースの赤が似合うような選手になっていたらうれしいですし、FWとしても、もっと貪欲にチームのためのゴールを奪いたいと思っています」
(では、自分へのご褒美などは考えているのか?)
「考えていないですね。むしろ、もっと得点力をあげて、チームの助けになるようなプレーをしたい。今年はタイトル獲得を目指すシーズンなので、レッズレディースでの優勝を叶えて、自分自身へのお祝いにしたいなと思います」
(最後に、優勝への思いとファン・サポーターのみなさんにメッセージを)
「今年はチーム全員でタイトル獲得を一番に考えて戦うシーズンです。FWとしてチームを助けられる得点を試合ごとに積み重ねて、最終的に得点王を取れたらいいですし、1試合、1試合、自分のプレーをしていくことが結果につながっていくと信じて戦っていきたいと思います。そして、いつも温かく、熱く応援してくださるみなさん。200試合、100ゴールと記録を達成しましたが、また、次の記録を達成できるように、みんなで優勝できるようにがんばりますので、これからも一緒に戦ってください!」