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11.12.14

頂点を目指し、今年最後の戦いへ

元日の国立競技場を目指す、浦和レッズレディースの次なる戦いが始まる。

すでに12月3日に開幕した『第33回全日本女子サッカー選手権大会』。浦和レッズレディースは3回戦から登場、初戦は岡山のFC高梁吉備国際大学との対戦となる。

この大会で、チームは2年連続決勝に進出。2009年は日テレ・ベレーザ、2010年はINAC神戸レオネッサを相手にいずれも敗北を喫している。準優勝のメダルを受け取り、悔しさを胸に優勝セレモニーを見つめた選手たちにとっては、強くリベンジを誓う大会でもある。

もう一つ、晴らしたいのは今シーズンのリーグ戦で残った悔しさだ。レッズレディースは序盤戦でいま一歩、波に乗れず。岡山湯郷Belle、アルビレックス新潟レディースには勝ちきれず、INAC神戸レオネッサ、日テレ・ベレーザに敗戦をするなど、思うように勝ち点を伸ばせなかった。結果として優勝争いからは脱落。3位という成績に終わった。チームに所属する誰もが、今シーズン最後の戦いで、頂点に立ちたいと意気込んでいる。

ただ、そのリーグ戦は9月24日のASエルフェン狭山戦から8戦負けなし。チームが好調の波に乗っていることは間違いない。最終戦でも強豪、日テレ・ベレーザを向こうに回し、堂々の完封勝利を挙げた。この勢いをそのままに選手権に挑み、栄光への階段を上りたい。

「残っている選手権では優勝を目指してやっていきたい」とキャプテンの矢野喬子。またチーム得点王でリーグの新人王に輝いた吉良知夏も「自分がゴールしてチームに貢献して、優勝をしたい」と力強く語っている。

折しも、なでしこジャパンがドイツワールドカップで世界の頂点に立った2011年。各チームで躍動する選手たちにもいっそう、注目が集まっている。そんな「なでしこ」たちの1年を締めくくる最後の大会へ寄せられる関心もまた高いものがあるだろう。

もちろん、いつもと同じく、選手たちの背中を後押ししてくれるファン・サポーターの存在は欠かせない。試合中は、苦しい時間も必ずある。いっそうの励ましが欲しいときもある。そんなとき、リーグで随一の声援と拍手は、間違いなく選手たちを後押しする頼もしい力となる。

全日本女子サッカー選手権大会3回戦、FC高梁吉備国際大学との試合は12月18日(日)14時、岡山県美作ラグビー・サッカー場でキックオフとなる。赤きなでしこたちが懸命に疾駆し、そして輝く姿に、期待したい。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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