【楠瀬直木監督】
「最初からリズムはつかめて、やりたいようにボールをしっかり動かして攻めていこう、という形で試合に入れましたが、相手の最後のところが堅く、シュートまで行くことがなかなかできませんでした。やられるとしたらそういうところかな、という形で先制されました。ベンチも含めて焦らず信じたことをやっていくしかないということで続けていき、なんとか1点多く取れて勝つことができました。選手たちのメンタルが非常に強くなってきて、諦めず慌てず、我慢強くなってきたという印象を受けました。頑張ってくれた選手たちには感謝したいと思います」

【質疑応答】
(前半はいつもに比べミスが多いように見えましたが、相手の守備が良かったのか、自分たちの問題だったのか、どのように捉えていますか)
「サンフレッチェ広島レジーナさんは本当に立ち上がりからプレッシングが激しく、それをかいくぐれればミスが出てしまうのはあることです。ただ、ミスが出た後にボールを取り返していくことができていました。連戦の疲れが出てきてしまったと思うので、次の試合に向けてどう改善していくかが重要になると思います。ミスのところも、最後のほうは距離感が詰まってきて少なくなってきたと思うので、ケアしながら次に向けていきたいと思います」

(後半はどのように状況を打開しようとして、選手を送り出したのでしょうか)
「0-1のままあと10分とかになってしまったらまた別ですが、点を取られてしまったからといって、やっていることを前半と変えるということはありません。強いて言えば『もう少しサイドを使っていこう』と話しましたが、選手たちの間でコンパクトにもなっていましたし、そこを信じてやれて良かったと思います」

(この後は日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦、INAC神戸レオネッサ戦と、優勝を争う相手との連戦になります。そこに向けてひと言お願いします)
「やっとここまできました。選手たちも、非常に楽しみにしていた戦いです。いいコンディションでベストのゲームをして、もちろん勝ちたいと思っています。特にI神戸さんには土をつけられているので、欲張りを言うと2戦とも勝ちたいですけれども、ますは東京NB戦でいいゲームをしていきたいと思っています」