【清家貴子】
「前半は全体的に少し重かったというか、自分たちのミスも多かったですし、なかなかいい形でボールをつなげない時間帯が多かったのですが、その中でもどうにか1点をもぎ取って少しずつ余裕が出てきて、いいリズムでボールを動かせるようになったと思います」

(監督が「攻め急いでいた」というようなことをおっしゃっていましたが、ピッチ内ではどのように感じていましたか)
「攻め急いでいるというより、技術的なミスも多かったですし、個人個人が1週空いたことによって、試合勘のようなものが若干鈍っていたのかな、という部分はあります。でも後半くらいからはしっかり取り戻せたと思います」

(WEリーグ8試合連続ゴールとなりました。得点シーンを振り返ってください)
「前半に再三外していたので『今日はもっていないな』と思っていたのですが、ハーフタイムにGKコーチの上さん(上野拓也コーチ)から『前半はファーを狙っていたので、ニアのスペースが空いているよ。そこに飛び込んで行け』ということを言われて、そこに入っていったら本当に空いていたので、しっかり流し込めました」

(なでしこジャパンの遠征でも得点して、得たものはあったと思います。それを今後のリーグにどう生かしていきたいですか)
「なでしこジャパンでの試合では、チームでしっかり守る守備の部分がうまくいかなかったところがあります。そこはチームと違う部分がありますけど、個人の能力を上げることは十分できると思うのでそこは続けていくしかないと思いますし、攻撃の部分では得点もできて、十分通用するという自信につながったので、続けていきたいです」


【塩越柚歩】
「前回の対戦のときから相手のメンバーが変わってきたり、戦い方も前回と変えてきた中で、少しうまくいかない時間帯が多かったのですが、前半・後半でしっかりと点を取って、無失点で勝てたことがすごく良かったと思います」

(得点シーンを振り返ってみてください)
「トラップでいいところにボールを置けて、シュートの軌道も含めてイメージ通りきれいに決まってくれたな、という感じでした」

(相手の厳しい守備に対して、どのように戦っていこうとイメージしていましたか)
「もう少しワンタッチで剥がして、流動的にボールを回せたらもっとうまくいったと思います。あとは人への食いつきが強い分、裏への抜け出しをもう少し前半のはじめからやれたら、もっとゴール付近でボールを動かすシーンがうまくつくれたと思います」

(次戦は大宮アルディージャVENTUSとの「さいたまダービー」になります。次戦に向けての意気込みをお願いします)
「ダービーはすごく燃える試合だと思いますし、ファン・サポーターのみなさんも含めてレッズファミリー全員で闘って、絶対に勝たなくてはいけない試合だと思います。またダービーとかは関係なく、優勝に向けても絶対に落とせない試合なので、しっかり勝って帰ってきたいです」


【石川璃音】
「ノジマステラ神奈川相模原とは、前回の試合では前半にレッズレディースのいいサッカーができたのですが、後半はうまくボールをまわせず相手の時間のほうが長かったという印象がありました。今回は前半・後半共に見ている方も楽しめるいいサッカーをできるようにしようと思っていました。

自分としては、今日は相手が引いてくるか前から来るかを考えていた中で、ビルドアップのところでタッチ数を少なく、テンポ良くボールを回せたらいいなと思って入りましたが、もう少し自分で運んで優先順位の高いところにボールを出せたかな、という印象です」

(守備面で、スピードがあって裏を狙ってくる選手への対応についてはいかがでしたか)
「あえてそこを空けて対応する、という感じで意図的にプレーできていました。そこは良かったです」

(なでしこジャパンの遠征で世界のトップレベルと対戦し、得たものもたくさんあったと思います。それをどう今後に生かしていきたいですか)
「なでしこジャパンでは5バックでプレーして、前の選手に強く行ける分、自分の良さが出た試合だったと思います。そこは自分の強みだと思ってWEリーグでも出していきたいですし、ビルドアップで意図的にボールを回して行くところもこれから求められていくと思うので、頑張りたいです」


【水谷有希】
「前半で得点できたことと、試合を通じて失点しなかったこと、追加点を取れたという流れに関しては、理想的な試合を展開できたと思います」

(前半は少し攻めあぐねているところもありましたが、ピッチ内ではどのように感じていましたか)
「形はつくれていたので、いつかは入る、と思っていました。そこで変に何かを変えることもなく、このまま続けていけば崩せるだろう、という感覚はあったので、そのまま続けていった感じです」

(伊藤美紀選手との縦関係もかなりなじんできていると思います)
「お互いに目を合わせて距離感と角度を適切に保った中で、(伊藤)美紀さんは背後にボールを出すのがうまいですし、自分も背後に出るタイミングは特長だと思っているので、逃すことなく、ボランチの選手と三角形をつくったり、そこに(塩越)柚歩も関わったりしながらタイミングを見て背後を取ることは、左サイドでできていたと思います」


【岡村來佳】
「今まで6年間、運営の立場で憧れてきた浦和駒場スタジアムでデビューを飾れたことを、本当にうれしく思います。その中で自分のチャレンジしたいことができたので、今日はとても自分の成長につながる日だと思いました」

(最初はサイドバックで入っていきなりオーバーラップを見せるなど、非常にアグレッシブな姿勢が見えました)
「監督には練習のときから『前を見ろ』とすごく言われていたのもあって、縦のラインが空いているのが見えたので、チャレンジできました。自分も試合になじめるようにと思って、そこでは思いきったプレーをしてみました」

(WEリーグの公式戦で感じるものはこれまでの練習や練習試合とは違ったと思いますが、いかがでしたか)
「20分ほどしか出ていないのにもかかわらず、気持ちが上がっていたのもあってか、今までに感じたことのない疲労を感じています。先輩たちは本当に偉大だなというのを感じましたし、これからもどんどん試合を経験していって、チームになじめるようにしていきたいと思いました」

(勝って場内を一周してファン・サポーターのみなさんと接したことで、また意識も変わってくると思います)
「本当に熱い応援で後押ししてくれたのでそのお礼というか、自分もいいプレー、感動できるプレーをしたいなと、今日はあらためて感じました」