【楠瀬直木監督】
「非常に難しい状況でのゲームでしたし、INAC神戸レオネッサ(I神戸)さんのほうが意地を出してくるのではないかという準備の元、選手も集中して入らなければ、というところで、一生懸命頑張っていました。そうしたことで、スタートからお互いにいい集中でできたと思います。

少し隙を見せると、2列目から北川(ひかる)選手が飛び出したり、守屋(都弥)選手からいいボールが入ったり、田中美南選手の一発や髙瀬(愛実)選手の強さもあって、油断できない状況ではありました。ただ、石川(璃音)と高橋(はな)の2センターバックは強いなと、再確認できました。

今日は塩越(柚歩)に痛みがあったので置いてきて角田(楓佳)を出したのですが、非常にいい働きをしてくれたので、そういうところではいいゲームだったのではないかと思います。もう1試合ありますけど、集中力を高めて続けていきたいと思っています」

【質疑応答】
(優勝が決まった後のゲームで、選手のモチベーションの部分についてはいかがでしたか)
「もちろん働きかけはしますけど、思った以上に選手たちがI神戸戦というところ、また遠くまで多くのファン・サポーターのみなさんが来てくださるということも分かっていました。この試合が日本の女子サッカーを引っ張っていく1位2位対決ということで、選手たちにはそういうところを表現しなければいけないという、いろいろな思いがあったのだと思います。もしかしたら私が想像している以上にそのあたりを思っていてくれていたようのかなと選手たちの話を聞いていて思いました。そういう点では結果はどうであれ、安心して送り出せたと思います」