2月9日、三菱重工浦和レッズレディースは2024年の新加入選手会見を実施しました。会見には仁木俊雄強化担当部長、楠瀬直木監督、新加入の後藤若葉、渡邉莉沙子、森田美紗希、岡村來佳、竹内愛未の5選手が出席し、選手たちは今後に向けての意気込みを語りました。



【仁木俊雄強化担当部長】

「新加入選手を迎えるということで、毎年のことではありますが、非常にワクワクしている気持ちもあります。この選手たちが浦和を背負う責任を持って闘い、ピッチで躍動してくれることを願っています。

この場をお借りして私のほうからまず一つ御礼を申し上げたいと思います。この選手たちを育てていただいた指導者のみなさまがいてこそ、今この場を迎えられています。各年代でこの選手たちに関わっていただいた指導者のみなさまに感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。

ここから先は我々と共に、さらなる高みを目指す挑戦になるかと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。

それでは、選手をご紹介させていただきます。

まず、後藤選手です。早稲田大学からの加入となります。各年代の代表にも選ばれていますし、大学ナンバー1のDFとして活躍をしておりました。私も何度も試合を見に行きましたが、三菱重工浦和レッズレディースの選手として、非常に活躍が期待できると思いました。キャプテンシーがあり、チームをまとめる力も浦和レッズレディースの力になってくれると思います。

日体大SMG横浜からの加入、森田選手です。足元の高い技術を持っており、中盤でボールコントロールができ、併せて左右どちらでもキックができるので、正確なフィードでラストパスを出して得点につなげられる選手です。ゲームメーカーとしての期待をしています。

渡邉選手は、レッズレディースジュニアユース出身の選手です。高校、大学と力を付けて戻ってきてくれました。プレーの特長は、非常に力強いドリブルと突破、そこからのダイナミックなシュート、本当にストライカーという言葉が当てはまると思います。得点を量産してくれると思っています。

竹内選手は、ユース出身で、浦和レッズで育った選手となります。卓越した技術と中盤でのセンスを持つ、攻撃的な選手となります。浦和レッズの魂を持って闘ってくれると思っております。

岡村選手もユースからの昇格となります。非常に体が強く、DFとして相手の攻撃の芽を摘む力を持った選手です。1対1の強さ、ヘディングの強さがあります。レッズレディースには、なでしこジャパンの選手も多くいますが、その中で切磋琢磨して力を付けて、レギュラー争いに食い込んでほしいと思っています」

【楠瀬直木監督】

「今日は晴れて新加入会見をできることをすごく喜んでおります。練習も始まって、選手は今日も元気に練習してくれましたし、彼女たちもその中に混ざってやっています。個々はみんないい選手なので、期待をすることは、チームには日本を代表する選手が大勢いますが、そういう選手から多くを学んで1日でも早くデビューを飾ってファン･サポーターのハートをつかんで、レッズレディースの一員としてWEリーグ・日本の女子サッカーを引っ張っていく存在になってもらえたらということです。

後藤にしても、森田、渡邉にしても、大学では大活躍していて、次世代を担う選手だと思います。ユースから昇格した竹内、岡村も、まだまだ自分の良さに自分で気付いていないところが多いのですが、それを気付かせて引っ張り上げることが我々の仕事、使命だと思っています。三菱重工浦和レッズレディースが末永く女子サッカーを引っ張っていける存在になれるよう、一緒に頑張っていけたらと思います。みなさんに期待していますので、頑張りましょう」



【後藤若葉】

「早稲田大学より新加入することになりました、後藤若葉です。まずは三菱重工浦和レッズレディースという素晴らしいチームでプレーできることを大変うれしく思います。これまで支えてくださったすべてのみなさまへの感謝の気持ちを忘れずにプレーしていきたいと思います。これまでよりもさらに厳しい環境にはなると思いますが、この素晴らしいチームの中で多くのことを学び、吸収して、かつ自分らしいプレーが出せるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」

【森田美紗希】

「日体大SMG横浜から加入することになりました、森田美紗希です。歴史あるこのチームに加入することができて、すごくうれしい気持ちです。また、小さいころからの夢であったこの舞台で戦えることをとても楽しみにしています。私は身長が小さいのですが、小柄でも戦えることを証明できるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」

【渡邉莉沙子】

「日本大学から加入することになりました、渡邉莉沙子です。小さいころからいちファンとして応援すると同時に、すごく憧れていたこのチームに加入できることを大変うれしく思います。中学時代にお世話になったクラブでもあるので、たくさんのことをいろいろな選手から学んで、1日でも早くチームの勝利に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」

【竹内愛未】

「ユースから昇格しました、背番号29、MFの竹内愛未です。私の強みは、技術を生かした得点につながるプレーと、ネズミのように駆け回る前線からの守備です。今まで私と出会ってくれた全ての方への感謝の気持ちを忘れず、毎日元気いっぱい頑張ります。応援よろしくお願いします」

【岡村來佳】

「ユースから昇格しました、背番号30、DFの岡村來佳です。私の長所は対人の強さとCKからの得点です。この長所を生かしつつ、偉大な先輩方のプレーを吸収し、チームに貢献できるような選手になっていけるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」


[質疑応答]
(みなさんがサッカーを始めたきっかけを教えてください)
【後藤若葉】
「3つ上の兄がサッカーをやっていたのと、幼稚園の頃から体を動かすのがすごく好きだったのですが、幼稚園には体操かサッカーのクラブしかなかったのでサッカーを選んで、年中の頃からやっています」

【森田美紗希】
「父と2つ上の兄がサッカーをやっていた影響で、私もサッカーをするようになりました」

【渡邉莉沙子】
「私がサッカーを始めたのは年中の頃でした。お母さんとスーパーに買い物に行ったときに少年団の張り紙が貼ってあったのを見て、そこで『サッカーをやりたい』と言ったそうです。私自身はあまり覚えていないですけど」

【竹内愛未】
「父がサッカーをしていたのと、自分の通っていた小学校にサッカースクールがあって、私も始めました」

【岡村來佳】
「4つ上の兄がやっていた影響で、私もサッカーを始めました」

(みなさんはそれぞれの立場から三菱重工浦和レッズレディースというチームをご覧になられていて、特に森田選手は昨年12月16日に行われた皇后杯の試合で対戦されていますが、チームに対してはどのような印象をお持ちでしたでしょうか。また、チームを応援する熱いファン・サポーターのみなさんには、自身のどういうところを見てほしいでしょうか)

【後藤若葉】
「私は中学・高校と日テレ・東京ヴェルディメニーナに所属していましたが、そのときから『強いな』というイメージがありました。それにプラスして、浦和レッズレディースは選手もですし、ファン・サポーターの方々も含めて本当にいいチームなんだなと、皇后杯の決勝を目の前で見させていただいて感じました。その中に入っていけることが本当に楽しみですし、ファン・サポーターの方々はとても熱く、一緒に闘ってくださると思うので、その方々と一緒に、皇后杯でつかめなかった頂点を一緒に喜べるように頑張っていきたいと思います」

【森田美紗希】
「私は皇后杯で対戦したのですが、そのときの会場の雰囲気が、浦和レッズレディースのファン・サポーターのみなさんで埋め尽くされていたな、という強い印象があります。本当にファン・サポーターのみなさんが熱いという印象と、選手のみなさんは本当に高い技術があるので、圧倒されるような試合をされたと思いました。ファン・サポーターのみなさんには、これからリーグが続きますが、その中でも自分が食い込んでいけるようなところを見てほしいですし、そして頂点を獲れるように頑張りたいと思います」

【渡邉莉沙子】
「自分はジュニアユース時代からトップの選手たちを間近で見てきて、その時からの『強い』という印象は変わりません。皇后杯も間近で見させていただいて、本当に一体感のある、ファン・サポーターの方々の心を強く動かすチームだと思っています。ファン・サポーターの方々には、自分はどこからでもシュートを打つのが強みだと思っているので、そこを見ていただきたいと思います」

【竹内愛未】
「私は中学1年から6年間、ずっと浦和駒場スタジアムで運営をして、一番近くで試合を見てきました。ファン・サポーターのみなさんの応援の力や、選手たちが熱意を持ってプレーをする姿に私自身も心を動かされてきて、昇格という目標を一番上に置いて頑張ってきました。自分も早くそのピッチで、ファン・サポーターのみなさんの応援を受け止めたいと思います。そして、がむしゃらに走ってチームに貢献したいので、そこを見てほしいです」

【岡村來佳】
「私も中学・高校から間近でトップの選手たちを見させていただいていました。とてもかっこいいと思っていましたし、かっこいいだけではなく人柄もとても優しいという印象を持っていました。ファン・サポーターのみなさんには、自分の諦めない姿を見てほしいです」

※記事は会見の抜粋となります。後日YouTubeにて会見の動画をUP予定です。