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24.09.22

2024-25 SOMPO WEリーグ 第2節 vs INAC神戸レオネッサ 試合後監督コメント

【楠瀬直木監督】
「悔しいのひと言です。最後は頑張ってはいましたけど、勝とうという気持ちはI神戸さんのほうがちょっとだけ強かったかなと思います。前半は特にそれを感じて、受けてしまっていました。よくFWには言っていますけど、ファーストシュートをどちらが先に打つか、というところで先に打たれ、ましてやクロスを上げさせないと言っていたのに上げられて、フリーで打たれてしまいました。そこで勝負あり、とまでは言いませんけれども、難しい戦いになってしまいました。

そこを自分たちのサッカーで突いていけるか、というところでは、前半はかなり蹴り込まれたので、我々も同じように合わせた感じが少し見受けられました。早く同点に追いつきたい、早くシュートに行きたいというメンタルが落ち着いて、自分たちのサッカーをして崩していくんだ、相手の足を止めるんだということができていけば、また違ったと思います。

後半はその感じも少し出てきましたけど、相手はもちろん守りに入ってきます。前節は藤﨑(智子)がいい活躍をしてくれたので、またユースの子に望みを託してしまいましたが、少しプレッシャーが重かったかなと思います。シュートも打ちましたし、光も見えましたけど、ゴールが遠かったです。そういうところも含めて、気持ち的にはI神戸さんのほうが最後まで切れませんでした。もちろん、審判がファウルを取るかとか、ファン・サポーターの方がいろいろ言ってくださったとかはありましたけど、サッカーなので、そのくらいの激しさは当然です。相手は負けたくない気持ちをそういう面で表してきました。我々はある意味でカードをもらえなかった、カードをもらうくらい際どいプレーをしても、それはルールなので、やってはいけないわけではありません。勝つためにはそういうことも必要だというところでは、私の甘さ、人の良さが出てしまったのかもしれません。

ジョルディ・フェロン監督からは、昨年からメラメラと火を絶やさずにやってきた印象を受けました。たしかにうちも主要メンバーがいないのはありますけど、今のメンバーでそれを耐えてなんとかしたかった、というところはあります。その点ではI神戸さんがこういう勝ち方をしてくれたので、我々にとってはすごく悔しさが残った、そういう点ではいいゲームだったかなと思います。

負けに不思議な負けはないので、そういう気持ちの面で、もっと自分たちがやらなければいけないところがあります。みんな疲れも多少あるでしょうけど、もっとトップで収めて展開するところなど、やりたいことが少しできなかったという点で、課題が残りました。こういうことを大事にして次の試合で勝って、AWCL(AFC Women’s Champions League 24/25)を獲って、これを無駄にしないように、次に向かっていきたいと思います」

【質疑応答】
(特に後半はボールを保持して攻めに転じる場面も多かったのですが、決定機までにはなかなかつながりませんでした。どういうところが改善点になるのでしょうか)
「そこで強く気持ちを持てるか、というところだと思います。具体的に言うと、上げられるからと言ってクロスを簡単に上げて、相手のセンターバックは大きかったので、同じ弾かれ方が続いていました。じゃあ下で何かできないか、もうひとつ入って行く勇気はないか、というところです。その点では、藤﨑なんかはグッと入って行ってやれていたので、そういうことにもう少しトライしてもよかったと思います。たらればですけど『こうしたらよかった』というのを次はできるようにしていく、そういうチャレンジをしていこうと思います」
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