【伊藤美紀】
「初戦はすごく難しいと思いますし、相手のこともあまり知らない状況での試合だったので、みんなで『最初からどんどん行こう』と話していました。チームとして意識を統一して入れたので、そのまま試合で生かせて、大量得点で終わることができました。初戦をいい入りで、いい終わり方ができたのではないかと思います」

(海外チームとの試合でしたが、ピッチで対面してどのような印象を持ちましたか？)
「海外のチームは1対1がすごく強いイメージがあるのですが、人ばかりを意識して間が空くという印象もありました。それをそのまま試合でも感じて、間で受けてターンしてスルーパスを出すところなど、自分の得意な部分を出すことができたので、そこは良かったと思います」

(後半は2得点を含め、攻撃に多く絡んでいましたが、ご自身のプレーについてはいかがですか？)
「前半はいい形で裏抜けをすることができていましたが、クロスのところでいいボールをあまり上げられていませんでしたし、クロスに対しても自分の動きが早すぎるところがありました。後半はそこを修正して、いいクロスも上げられました。自分も得点に絡んでしっかりと決めきることができたので、試合の中で修正できたのはすごく良かったと思います」


【安藤 梢】
「初めて行われるアジアの大会で、レッズレディースとして歴史的な勝利を挙げることができ、自分もその一員として戦えたことをすごくうれしく思います」

(後半から試合に入りましたが、どんなことを意識してプレーしていましたか？)
「前線からの守備と、より多くのシュートチャンスを作ること、自分自身もゴールを決めることを意識して臨みました」

(安藤選手は海外経験が豊富ですが、チームに伝えたことなどはありますか？)
「チャージが深いとか、いつもと違ったタイミングでボールが出てくるところがあるので、そこは選手に伝えました。あとは食べ物や、スコールが降って練習ができないなど、アジアの厳しい環境の中でもタフに戦って、その中でも勝っていかなければいけないという話をしました」


【角田楓佳】
「最初はトップ下で入りました。トップ下というポジションはタイに来てからの練習試合でほぼ初めてやったくらいだったのですが、そのときの感触が良くて、今回も頑張ろうと思いました。ただ、入りのところでミスが続いて、それからも立て直せなかったりして辛かったのですが、他の選手がすごく声をかけてくれました。そこからポジションが自分の得意なボランチに変わって、いつものプレーに戻って立て直せたことは良かったと思います」

(海外のクラブチームとの対戦はあまり経験がないと思いますが、その中で感じた収穫と課題を教えてください)
「世代別代表では経験があるのですが、インドとかアジアのチームとの対戦は、最近はあまりありませんでした。少し独特な間合いがあって、来るところと来ないところがハッキリしているところが難しいと思いました」


【柴田華絵】
「お互いにあまり知らない相手だったので、探り合いのようになるかと思っていたのですが、いい入りができて早々に点を取ることができました。それでゲームをコントロールしながら90分戦えたので、良かったと思います」

(公式戦では久しぶりの得点でした。得点シーンを振り返ってください)
「『クロスが上がってくるな』と思い、スペースもあったのでチャンスだと思って入ったら、うまくボールが来たのでシュートすることができました。しっかりと狙ったところに蹴れたので良かったです」

(アジアの戦いに臨むにあたって、チームにはどのような声をかけましたか？)
「どういう相手か、どういうやり方をしてくるかがあまり分からない状況だったので『自分たちが前からどんどん行こう、最初から点を取りに行こう』と声をかけていました。自分たちで崩れるのは絶対に避けたかったので、メンタル的なところで積極的に行こうと伝えていけたと思います」


【栗島朱里】
「初戦で、絶対に勝たなければいけない試合でした。無事に勝利できて良かったです」

(公式戦でおよそ4年ぶりの得点でした。得点シーンを振り返ってください)
「シマ(島田芽依)からのこぼれ球でしたが、何も考えずに打ったのが逆に良かったんだと思います。ふかさないことだけを意識してシュートしました。怪我をしていたこともあり点を取りたいと思っていたので、久しぶりに得点できてうれしかったです」

(長いパスで攻撃を組み立てるシーンが多く見られましたが、攻撃面ではどんなことを意識しましたか？)
「相手も間延びしていましたし、中盤でけっこう自由にボールを受けることができたので、やりやすかったですし、遠くも見えました。ただ、後半のプレーで言うと自分はダメだったと思うので、そこは修正して次の試合に臨みたいです」