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NEXT MATCH▶︎楠瀬直木監督「“優勝した力が本物か”試されるシーズン プロとして、より高い要求をー」
みなさん、こんにちは。
三菱重工浦和レッズレディースは、今シーズン初戦となるWEリーグプレシーズンマッチ マイナビ仙台レディース戦を1−1で終えました。現在のチーム状況や選手それぞれの状態を考えると、課題も手にした一戦となりましたが、「このままではうかうかしていられない」と感じたことは、大きな収穫です。マイナビ仙台レディースはとてもいいチームで、「やられてしまうのは当然かもしれない」という気持ちが心に浮かびました。どんな状況でも油断してはいけないし、謙虚に取り組まないといけない。それを忘れないようにしないと足元を救われることを実感した試合になったのです。
もちろん、決して選手たちが油断をして、おごっていたわけではありません。
昨年、レッズレディースはなでしこリーグを制しました。森総監督と選手たちが作り上げているサッカーは、本当に素晴らしいものです。その上で、WEリーグ初年度は“それが本物か”試されるシーズンになる。どのチームも、レッズレディースに“追いつけ追い越せ”で挑んできますが、それを上回るのは並大抵なことではありません。
レッズレディースのスタイルは、決めごとがあってプレーをするシステマチックなものではなく、個々の発想やアイデアをみんなで共感、共鳴するサッカーです。そこで他を上回っていく。それには苦労もありますが、今よりも1ステップ、2ステップと飛躍していけば、もっと強く美しく華麗なチームになっていき、世界でもトップを目指すポテンシャルがあると思っています。もちろん、WEリーグが開幕し、そこで積み上がっていくものもある。だからこそ、その道を間違えないようにしないといけないのです。
選手たちへの要求も、その一つ。
例えば、プレシーズンマッチでは、交代枠が7枚あり、いろいろな選手を試すという考えもありますが、そこに「使ってみたいから」などという“温情”はないのです。ベンチ入りすれば試合に出られるほど、プロは甘い世界じゃない。ベンチやメンバーに入れなかった選手たちは、ピッチに立つ選手より何か一つでも上回るものがないと、あの舞台にはたどりつけません。その一つは明るさでもいい。誰より声を出すでもいいのです。自分が試合に出るためにはどうすればいいのかを考え、日々、トライしてほしい。そうすれば試合で「自分はこれをやるんだ」という明確なプレーを出すことにつながり、つかめるものがあるのです。
そして、それこそプロの世界。
まだプロリーグが発足したばかりで、選手たちは、本当の意味での“プロ”の世界を知りません。プロとは、チームに関わるすべての人に対しての責任がともないます。試合に負けて勝利給がもらえない。優勝ができないというようなことが続けば、応援してくれる人が減り、クラブ経営も苦しくなる。個々の生活も成り立たなくなるかもしれません。
だからこそ、ここからの一勝一勝に、自分だけではなく家族やクラブ、スタッフも含めて、チームに関わる100人以上の人たちの生活がかかってくるのです。
そこで求められるのは、ピッチに立って勝利に導き、結果を出すこと。その一勝が、応援してくれるファン・サポーターやパートナーの喜びとなり「また来よう」「支援しよう」ということにつながって、プロとしての人生は、より豊かなものになっていきます。
「選手としてピッチに立ってナンボ」。
そのために日々何をしないといけないかという点でも、アマチュアとは違うことを知っていかないといけないのです。すると、必然と一本一本のパスが変わってくる。そうした面も含めて、より一層、選手たちには厳しい要求をしていきます。でもそれは、日本のトップにいるレッズレディースの選手たちだからこそ。
こうした気持ちを再確認したマイナビ仙台レディース戦を経て、次のノジマステラ神奈川相模原戦に挑んでいきます。難しい試合になることが予想されますが、多くの得点を奪い、みんなで喜ぶシーンを作っていきたい。決しておごらずに、強いメンタルを持って、しっかりと差を出して勝利につながるプレーをしていきますので、応援をよろしくお願いいたします。
三菱重工浦和レッズレディースは、今シーズン初戦となるWEリーグプレシーズンマッチ マイナビ仙台レディース戦を1−1で終えました。現在のチーム状況や選手それぞれの状態を考えると、課題も手にした一戦となりましたが、「このままではうかうかしていられない」と感じたことは、大きな収穫です。マイナビ仙台レディースはとてもいいチームで、「やられてしまうのは当然かもしれない」という気持ちが心に浮かびました。どんな状況でも油断してはいけないし、謙虚に取り組まないといけない。それを忘れないようにしないと足元を救われることを実感した試合になったのです。
もちろん、決して選手たちが油断をして、おごっていたわけではありません。
昨年、レッズレディースはなでしこリーグを制しました。森総監督と選手たちが作り上げているサッカーは、本当に素晴らしいものです。その上で、WEリーグ初年度は“それが本物か”試されるシーズンになる。どのチームも、レッズレディースに“追いつけ追い越せ”で挑んできますが、それを上回るのは並大抵なことではありません。
レッズレディースのスタイルは、決めごとがあってプレーをするシステマチックなものではなく、個々の発想やアイデアをみんなで共感、共鳴するサッカーです。そこで他を上回っていく。それには苦労もありますが、今よりも1ステップ、2ステップと飛躍していけば、もっと強く美しく華麗なチームになっていき、世界でもトップを目指すポテンシャルがあると思っています。もちろん、WEリーグが開幕し、そこで積み上がっていくものもある。だからこそ、その道を間違えないようにしないといけないのです。
選手たちへの要求も、その一つ。
例えば、プレシーズンマッチでは、交代枠が7枚あり、いろいろな選手を試すという考えもありますが、そこに「使ってみたいから」などという“温情”はないのです。ベンチ入りすれば試合に出られるほど、プロは甘い世界じゃない。ベンチやメンバーに入れなかった選手たちは、ピッチに立つ選手より何か一つでも上回るものがないと、あの舞台にはたどりつけません。その一つは明るさでもいい。誰より声を出すでもいいのです。自分が試合に出るためにはどうすればいいのかを考え、日々、トライしてほしい。そうすれば試合で「自分はこれをやるんだ」という明確なプレーを出すことにつながり、つかめるものがあるのです。
そして、それこそプロの世界。
まだプロリーグが発足したばかりで、選手たちは、本当の意味での“プロ”の世界を知りません。プロとは、チームに関わるすべての人に対しての責任がともないます。試合に負けて勝利給がもらえない。優勝ができないというようなことが続けば、応援してくれる人が減り、クラブ経営も苦しくなる。個々の生活も成り立たなくなるかもしれません。
だからこそ、ここからの一勝一勝に、自分だけではなく家族やクラブ、スタッフも含めて、チームに関わる100人以上の人たちの生活がかかってくるのです。
そこで求められるのは、ピッチに立って勝利に導き、結果を出すこと。その一勝が、応援してくれるファン・サポーターやパートナーの喜びとなり「また来よう」「支援しよう」ということにつながって、プロとしての人生は、より豊かなものになっていきます。
「選手としてピッチに立ってナンボ」。
そのために日々何をしないといけないかという点でも、アマチュアとは違うことを知っていかないといけないのです。すると、必然と一本一本のパスが変わってくる。そうした面も含めて、より一層、選手たちには厳しい要求をしていきます。でもそれは、日本のトップにいるレッズレディースの選手たちだからこそ。
こうした気持ちを再確認したマイナビ仙台レディース戦を経て、次のノジマステラ神奈川相模原戦に挑んでいきます。難しい試合になることが予想されますが、多くの得点を奪い、みんなで喜ぶシーンを作っていきたい。決しておごらずに、強いメンタルを持って、しっかりと差を出して勝利につながるプレーをしていきますので、応援をよろしくお願いいたします。