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21.04.29

WE リーグプレシーズンマッチ ノジマステラ神奈川相模原戦 試合後 監督コメント

WEリーグプレシーズンマッチ vs ノジマステラ神奈川相模原 試合後楠瀬監督コメント

【楠瀬 直木監督】

「雨風が強く、ピッチコンディションがどうかなと思っていましたが、素晴らしいピッチでやりやすかった部分があります。ただ、スリッピーだったので、止めて蹴るというリズムがなかなか出なかったという感じを受けました。代表メンバーが戻ってきて、全体のリズムを合わせる作業に取り組んでいますが、もう少しリズムが出ても良かったのかなと感じます。早い時間にオウンゴールでの先制となり、少しまったりしてしまったと思いますが、試合を折り返して失点後、ピリッとしたと思います。全体的にはもう少しリズムを合わせたいという思いの中で、今日の試合では、若い選手も出場することができ、みんなががんばったと感じています」

【質疑応答】
(5-1という結果も、少し厳しい評価の印象を受けました。選手たちに対しては、もっとできるというイメージでしょうか)
「少し相手を受けた印象があります。選手たちの中にもそれはあると思いますが、レッズレディースは、非常にレベルの高い選手たちでいてくれるのは確かなことです。いい状態のパスワークがどういうものかは、彼女たちもわかっている。それからすると、リズムがまったくできていないわけではなく、そこを追求していっている段階です。そのため、みんな満足はしていないですし、その意味で、もう少しリズムをつくれたら良かったと思っています。でも決して選手を褒めていないわけではないです」

(今シーズン初勝利となりました。率直な感想をお願いします)
「正直なところは、まだプレシーズンマッチというところもあり、やろうとしていることや、チームの状態を考えると『やったぜ、勝ったぜ』というところまではありませんが、うれしい気持ちがあります。もちろんレッズレディースの目標としてはスタジアムを満員にしてWEリーグを盛り上げていくこと。まだ初年度ですが、今後につなげていくには、見ても楽しいというところは追求しないといけません。秋のリーグ開幕のころにはノジマステラ神奈川相模原さんにしても、まだまだこんなものではないと思います。今日の勝利はうれしいですし、勝利は常に目指していきますが、開幕に向け1段、2段ステップアップしていかないといけないとも思います。その上で個人的には、サブに入った選手がいいプレーをしてくれたことが良かったですね。島田(芽依)が4本もシュートを打ち、柳澤(紗希)もがんばって動いてくれたこと。福田(史織)も出場ができた中で、みんながいいプレーをしてくれたことに対して、その喜びも大きいです」

(今日は交代枠を7枚使いました)
「マイナビ仙台レディース戦では、あまり選手交代ができませんでしたが、十分やれる選手たちだと思います。もっと場慣れをして経験を積まないといけませんということもあり、今日は思い切って途中出場をさせました」

(5月22日に行われる次戦に向けて、意気込みを教えてください)
「今までやっていることと、前回と今回の試合での課題と収穫を整理して、精度を上げていきたいと思います」

(後半の失点シーンを振り返っての印象も教えてください)
「あのような形で攻めてくるのは、前半を見ていてもわかっていたところだったと思います。1、2点を取っていて、チームが安心をしていないと思いますが、風下であることやスリッピーなグラウンドであることも含めて、忘れてはいない中でも、注意を欠いていたのではないかなと感じます。あの形で突破されたら止められない部分はあると思いますが、その前の準備段階ではケアができました。反省していかないといけないと思いますし、ほんの少しのポジションのミスや考えの部分ですが、最終的には、そういうところが勝負を決めていく。油断しないようにしていかなければいけないという思いです。ただ、逆にいえば、今、そういう面が反省材料として出てきたのは良かったと思います」
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