Match Day Information

24.11.29

MDI 2024-25 SOMPO WEリーグ 第11節 vs マイナビ仙台レディース




◆今、このメンバーでできることを◆



--チームは引き分けが続いていますが、今の状況をどのように捉えていますか。

引き分けが続くような経験をあまりしたことがない選手が多いので、実際は引き分けで勝ち点ゼロだった訳ではないんですが、負けたみたいな雰囲気になっているところが少しあります。でも、この状況になってしまったことは仕方ないですけど、この状況で何を得ることができるかは、すごく考えています。もちろん、勝ち続けること以上にいいことはないと思いますけど、この状況から得られるものはたくさんありますし、今の私たちにはこの結果が必要だったかな、と思っています。

WEリーグは甘い世界ではありません。昨シーズンは後半戦で10何連勝もして、勝つことが当たり前みたいになっていましたし、最近は本当に強いと言いますか、勝つのが基本で負けることがめずらしいという感じですけど、私が加入したころには6連敗をしたこともあります。ここからどう這い上がるかはとにかく自分たち次第なので、誰がいないからとか、誰かが復帰したらとか、そういうふうに今いない選手のことを考えるのではなく、今いるこのメンバーでできること、やらなければいけないことはたくさんあると思っています。

--その中で、特にここが必要、というところはどんなところだと考えていますか。

まずは、点を取らなければ勝つことはできないので、得点の部分です。誰が決めるという部分で、自分が決めなければいけないということは強く思いますし、自分のタイプ的にはドリブルで抜きさるとか、そういうプレーを得意とはしていないですけど、得点につなげられるようなプレーをもっと増やさなければいけないと思っています。





◆サイドバックとして、前への意識を持ってプレーする◆



--得点という部分では、大宮アルディージャVENTUS(大宮V)戦で今シーズンの初得点がありました。右サイドバックの遠藤 優選手からのボールを左サイドバックの栗島選手が決める、というダイナミックな展開の得点で、今後得点を増やしていく上で、カギになってくるプレーだったと思います。

自分自身、ああいう形で点を取るのは初めてでした。自分のサイドの選手が上がってきていないという状況を見て前に行けると思って上がって、(遠藤)優からパスをもらって、決めることができました。ああいう状況を増やすことができればどの試合でも相手を押し込めますし、相手陣内でプレーする時間が長くなるので、おのずと得点できるようなシーンをたくさん作ることができると思います。自分がどのポジションでプレーしていたとしても、あのようなシーンを増やしていきたいです。




--栗島選手はもともとボランチとして長くプレーしていましたが、今シーズンはチーム事情もあり、左サイドバックでプレーされています。ボランチとサイドバックでは、運動量の質が変わると思いますが、いかがですか。

全然違います。ボランチだと走行距離はサイドバックよりも出ますけど、高強度の運動量、スプリント回数とかはサイドバックのほうが多くなりますね。でも、それで調整の仕方が変わるようなところは、特にありません。

--サイドバックとしてのプレーで意識しているのは、どんなところでしょうか。

それこそ大宮V戦の得点シーンのように、少し前を意識しながらプレーしています。今までもサイドバックをやる機会はあったんですけど、そのときはどちらかというと、自分のサイドを突破されないようにするのに必死でした。でも今はチームのバランスを見ながら、前にスペースがあるなら自分が運ぶなど、そういうプレーは意識しています。仲間が前でボールを持っていたら、それを追い越すような運動量も、意識しているところです。




◆全員で責任と覚悟を持ってやるしかない◆



--次節のマイナビ仙台レディース戦では、どういうところがポイントになるとお考えですか。

この前のアルビレックス新潟レディース戦も、失点はしなかったですけど得点できずに引き分けで終わってしまいました。点を取らなければ勝てないですし、3試合連続引き分けというのは許されないと思います。試合を見に来てくれた方が何を見たいかといえば、やっぱりレッズレディースが点を取っているところや勝つところだと思うので、見に来てくれた人たちに、本当に心の底から『もう一回見たい』と思ってもらえるようなサッカーをしなければいけません。ここから成長すると言っても、そんなに時間があるわけではないので、今はみんなが責任を持って覚悟を決めてやるしかない、と思っています。次の試合でも、その気持ちを出すだけだと思います。

--ファン・サポーターのみなさんは、引き分けた後の試合でも、温かい声援・チャントを送ってくださっていました。

ホームでちふれASエルフェン埼玉(EL埼玉)と引き分けてしまった試合の後でスタジアムを一周して、本当に悔しくて、申し訳ない気持ちであいさつをしに行きました。でも、そこですごく前向きな言葉をみなさんがかけてくださって、それに心を打たれました。引き分けてしまったのは私たちなのに、落ち込んでいる暇はないと思わせてもらいましたし、次で勝つしかない、その選択肢しか私たちにはないんだと、ファン・サポーターの方々に思わせてもらいました。それでも次の試合で引き分けてしまったのですが、後ろ向きになりそうなところでみなさんの声援を聞いて、下を向くのはやめました。

--EL埼玉戦の後では、チームの全員で立って、ずっとチャントを聞いていたのが印象的でした。

もう、響き過ぎました。こんなに応援してくれているんだと、それを身に染みて感じましたし、みんながそう思っていたから、チャントが終わるまで聞いていたんだと思います。その分、次の試合では勝つしかありません。ピッチに立つ11人が1人以上の働きをして、みんなの良さを100パーセント出せれば、勝てる自信もあります。技術とか体力とかも大事ですけど、心の部分で、しっかり足を動かしていきたいです。

--最後に、次の試合でもたくさんの方が浦和駒場スタジアムに足を運んでくださると思います。みなさんに、メッセージをいただけますか。

今は昨シーズンと比べると状況は苦しいですけど、ここから全部勝てば優勝できると思いますし、そのくらいの気持ちで頑張ります。毎回、試合でファン・サポーターのみなさんがたくさんの声援を送ってくださっている、それを本当に私たちの力に変えて、絶対に勝ちたいと思います。口だけじゃなくて、ピッチで表現して、勝利するために闘いまくります。よろしくお願いします。




(写真:近藤 篤)









 

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