Match Day Information

24.09.21

MDI 2024-25 SOMPO WEリーグ 第2節 vs INAC神戸レオネッサ




◆成長を実感した昨シーズン◆


--昨シーズンはチームがタイトルを2つ獲得し、ご自身もアシスト王とベストイレブンになりました。かなり充実したシーズンだったと思いますが、振り返ってみるとどんな1年でしたか。

終わってみたらすごく充実したシーズンだったなと感じますし、1年間で周りのみんなにも成長させてもらったと思います。

--具体的に、どういうところで成長を実感できましたか。

昨シーズンは(猶本)光さんと(安藤)梢さんが怪我をして、ずっとチームを引っ張っていてくれた二人が急に試合に出られなくなってしまいました。そこで「やらなきゃいけない」という気持ちをすごく強く持てるようになり、リーグの前半戦以上に後半戦のほうがチームを勝たせるためのプレーや、立ち回りの部分で成長させてもらったと思います。

◆パスを選択肢にいれながら「自分が決める」ことも意識◆


--今シーズンは副キャプテンに就任されました。塩越選手のそうした姿勢を評価されてのことだと思いますが、監督からはいつごろ打診があったのでしょうか。

昨シーズンが終わって、オフに入ってしばらくしたくらいに「考えてみてくれ」というお話をいただきました。「よりプレーで責任感を持ってやってほしい」「リーグ後半戦みたいに来シーズンもやってほしい」、そして「それ以上を任せたい」みたいな感じで言ってもらいました。

--ご自身の中で、副キャプテンになってからの意識的な変化などはありましたか。

そこまで変わりはないですけど、(菅澤)優衣香さんがオフ中に手術をしたり、(水谷)有希さんが怪我をしてしまったりと、年上の頼れる選手が少なくなっている中で、自分もかなり上の立場になってきています。副キャプテンだからというよりは、自分がチームを引っ張っていかなきゃ、というおもいは、自分だけじゃなく同年代の選手はみんなが持ってシーズンに臨んでいると思います。

性格的にはワイワイしているほうなので、同年代の(遠藤)優とか(高橋)はなとかレイ(長嶋玲奈)とかと一緒に、騒ぎながら盛り上げる、じゃないですけど、そういう雰囲気の良さがレッズレディースの良さだと思うので、自分たちが楽しみながら引っ張っていけたらなとは思っています。



--今シーズンに向けてのテーマや、シーズンに入る上で取り組んできたことなどはありますか。

プレーの面では、得点に絡むプレーを増やしたいです。昨シーズンはアシストの部分でチームに貢献することが多かったんですけど、それにプラスして自分が点を取れる選手になりたいというのはあります。今まではボールをもらったら「いいパスを出そう」とか、味方の動きを見がちだったんですけど、その意識を持ちつつも「自分が決めるために」ということを考えるようになりました。

それ以外のことでは、今シーズンは人数的にも少ない中でやっていかなくちゃいけないので、自分の立場も含め、怪我での離脱は絶対にできないと思っています。怪我しない身体づくりだったり、食事の部分だったり、そういうところは昨シーズン以上に気にかけています。それが成果として出ているかはまだ分からないですけど、そういう部分も含めて、自分のコンディションを上げていくところには取り組んでいます。

◆気持ちが乗った開幕勝利だった◆


--そうした準備をしてきた中で迎えた開幕戦、日テレ・東京ヴェルディベレーザ(東京NB)戦では2-0という完封勝利で、ご自身も1アシストという結果でした。開幕戦を振り返ってみていかがですか。

他のチームはカップ戦を戦ってからのリーグ開幕で、自分たちはリーグ開幕戦が今シーズン初めての公式戦でした。90分間で自分たちがどこまでやれるか分からないなど不安要素も多かったので、選手たちで映像を見返しながら話し合うなど、たくさんコミュニケーションを取りながらすり合わせてきました。そこで勝利で終われたことはすごくうれしかったですし、自信にもつながりました。みんなの気持ちが乗った90分間だったかなと思います。



--チームとしては、清家貴子選手の移籍で攻撃の形も変わってきたところがあると思います。

私自身、昨シーズンは(清家)貴子へのアシストが多かったので、選手が変わった中で自分がどういうパスを出せるかは、まだ分からないところも多いと思います。そこは他の選手の持ち方や動きなどをうかがいつつ、チームがより良くなるためにすり合わせていけたらと思っています。(藤﨑)智子はデビュー戦でかなり緊張していたと思うので、のびのびプレーしてもらっていいところを出してもらおうと臨んだ結果、1点目の場面で智子が裏に抜けたところにスルーパスを出せたシーンなどは、意識していた部分が出せたと思います。

--若い選手も入った中で、きれいな形で崩して点を取れました。すごく手応えも大きかったのではないでしょうか。

そうですね、2点とも攻撃陣が足を止めずにゴール前まで動き続けられた形でした。攻撃陣だけじゃなくみんながつないで、また身体を張って守ってくれたからこそ、うまく攻撃につながって狙い通りにきれいな形で崩した得点になったんじゃないかと思います。



--東京NBとはこれまで打ち合いになる試合が多かったのですが、今回は完封することができました。

やっぱり一瞬の隙を見せるとやられるチームですし、だからこそ点を取ってもみんなが集中を切らさずにやれました。相手の時間帯もありましたけど、みんなが気持ちをプレーに出して、集中力高くやれた結果だと思います。

◆新しいことにチャレンジし勝っていく◆


--次はホーム開幕戦で、相手は昨シーズンにも優勝を争ったINAC神戸レオネッサ(I神戸)となります。

相手がI神戸というのももちろんありますけど、ホーム開幕戦で応援してくれる方、楽しみにしてくれている方もすごく多いと思います。そういう方々にスタジアムに来ていただいて、楽しんで帰ってもらえるようなプレーができたら、おのずと結果にもつながると思います。相手がどこだからとかは関係なく、前節のように自分たちが気持ちを前面に出して、やるべきことをしっかりやって自分たちらしいサッカーをしながら、結果もついてきたらいいなと思います。

--リーグを連覇していて開幕戦も快勝し、ファンの方々の期待もすごく大きいと思います。

3連覇、というのは周りからは言われますけど、積み上げてきたもの、ベースはもちろんあった上で、新しいことにもチャレンジしていきながら勝っていくサッカーを目指しています。昨シーズンとは違う新しいレッズレディースを見てもらいたいです。

--この試合で初めてレッズレディースの試合を観戦する方もいらっしゃると思います。レッズレディースを表現するとしたら、どんなチームでしょうか。

見ていて楽しいサッカーだと思います。自分が出ている、出ていないに関わらず、みんながイメージしている絵がうまく描かれるというか、みんながみんなのために動けますし、守備でも攻撃でも一人ひとりの単体プレーじゃなくて、チーム全体でチームのいいところを引き出し合って苦手な部分を補い合うのがレッズレディースだと思っています。だからこそ、一度見てもらったら「また見たい」と思ってもらえる自信もあります。まずは一回、浦和駒場スタジアムに来て見てもらえたらなと思います。

--今シーズンはAFC Women's Champions League 24/25(AWCL)もあります。

前回はプレ大会だったので今回が初の本大会になりますけど、初代チャンピオンというのはすごく大きなことだと思いますし、アジアの女子サッカーも盛り上がって、お金をかけてもらっています。浦和レッズとしてアジアを絶対獲らなくちゃいけないというおもいもありますし、出られるのも自分たちでつかんだチャンスなので、しっかりとものにしたい気持ちもあります。このチームならできる、という自信もあります。

--最後に、浦和駒場スタジアムに来てくださる方、中継でご覧になる方に向けて、試合への意気込みをお願いします。

レッズレディースの良さは、走って戦って、チームのために、というチーム力の部分で、それは今までも変わらず続いてきているものです。見に来てくれた方を虜にするような、自分たちが楽しんでプレーしているところを見てもらいたいです。そして、浦和駒場スタジアムに集まるファン・サポーターのみなさんの熱量も日本一だと思っているので、そういうところも楽しんでいただいて、スタジアムに来てくれる方が一人でも多くなるとうれしいなと思います。






◆さらに成長できるよう努める◆

みなさん、こんにちは。9月22日にはいよいよ、2024-25 SOMPO WEリーグのホーム開幕戦、浦和駒場スタジアムでのINAC神戸レオネッサ(I神戸)戦が行われます。

15日のリーグ開幕戦となる日テレ・東京ヴェルディベレーザ(東京NB)戦では、2-0で勝利を収めることができました。今季期待している島田(芽依)に加え、藤﨑(智子)も点を取ってくれました。藤﨑自身もトップリーグでやる上での課題や自分を支えてくれる先輩たちの偉大さが分かったでしょうし、先輩たちもみんなで戦うんだということを再確認できたと思います。内容の部分、戦術的なところで反省するところもないわけではないですけど、本当にいいスタートを切れましたし、選手もすごく前向きに取り組んでくれています。

次戦はホーム開幕ということで、過剰な力みが想像できます。そこで良くも悪くも出てきたものを次に生かして、ということが成長につながると思いますので、またさらに成長できるよう、努めていきたいと思っています。

成長するためには、まずは現状を受け入れ、その先の目標を見つけることが大事です。たとえば、島田(芽依)は前の試合であと何点か取れるチャンスがありましたが、目標を得点王とするならば、もっと明確に「次の試合で何点、それをどうやって取るか」というところまで具体的にイメージを持って示してほしいと考えています。今はみんなにしっかりとイメージを持ってもらえるよう、アプローチしているところです。

◆昨シーズンを超えていくために◆

今シーズン、クラブは「Beyond WE みんなで想像の先へ」というビジョンを作成しました。Beyondの「超える」という点では、日々積み重ねるものを昨シーズン以上に増やしていかないと、昨シーズンのチーム、そして自分は超えられないと思います。それらを達成するために明るく楽しく、毎日達成感を得られるようにしていければと思っています。

一方で我々はプロリーグのプロチームですから、やはり結果も必要です。その中で先日の試合では、島田や藤﨑が得点して完封勝利という結果が出ました。みんな頑張っていますし、ポジティブな姿勢に驚かされると言いますか、期待以上のことをしてくれているなと感じています。

日々のトレーニングに関しても、基準をアジア、その先の世界に向けるイメージをスタッフの中で共有できています。その準備は日々追求しようと話していますし、みんなが熱くやってくれてトレーニングの質も高まっていますので、そこにも手応えを感じています。

次節に対戦するI神戸さんにはいい選手も多いですし、外国籍選手などの補強にも積極的です。そういうチームと緊張感を持って同じ土俵で戦えることを本当にうれしく思いますし、そういう相手がいるからこそ我々も成長できるので、思い切りぶつかって楽しんでいきたいです。相手がどうこうというより、まずは自分たちがやるべきことをしっかりとできるかが重要になると思います。

◆みなさんが“自分たち"の試合に楽しみにしてくれている◆

先日の東京NB戦ではアウェイにもかかわらず本当に多くのレッズレディースを応援する方々が足を運んでくれて、チームを後押ししてくれました。レッズレディースの、というよりもファン・サポーターのみなさんが“自分たちの試合"を楽しみにしてくれているなと感じますし、試合を重ねるごとに一体感も増していて、私もその一員でいられて本当にありがたいなと感じています。その輪をどんどん広げて、熱い応援を受けながら熱いサッカーをやっていきたいですし、私はそこで準備や戦術のミスがないよう、試合が始まってから終わって帰ってくるまでをしっかりコントロールしていきたいと思っています。

次の試合ではぜひ、ホームで我々のチームの新しい選手たちを見てもらったり、新しいチームを生で応援していただいたりして、一緒に喜びを分かちあえればと思います。来ていただけたら、損はさせません。初めての方でもどんどん来て楽しんでいただければと思います。







 

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