Match Day Information

24.12.10

MDI 2024-25 SOMPO WEリーグ 第5節 vs セレッソ大阪ヤンマーレディース




◆自分のところでしっかりと身体を張って守る◆



--次節でSOMPO WEリーグは全日程の半分を消化します。ここまでを振り返ってみて、いかがでしょうか。

チームとしては引き分けが多くなったり、1試合負けてしまったりというのがありましたけど、それでも今このメンバーでできることを、みんなでやり続けることはできていると思います。勝ち切れないときでも、みんなで次の試合に向かって試行錯誤しながら前向きに取り組めていることは、チームとしてすごく成長できているところだと感じます。

個人としては、今シーズンが始まる前に自分で目標を立てたところには、まだ到達していないと感じています。もっと安定したプレーをみなさんに見せられるように、これからもやっていけたらと思っています。

--目標について、少し詳しくお聞かせいただけますか。

今シーズンはしっかりチームを支えて自分のところで落ち着きを持たせるとか、失点シーンについても、フィールドプレーヤーの誰かが相手を止められたらそこまで行かないこともあると思うので、自分のところでしっかりボールを奪い切ることや、身体を張った守備を見せることをテーマにしています。あとはセンターバックとして、守ることはもちろんですけどチームを勝たせるために、セットプレーでのチャンスは必ず自分にあるので、そこで点を決めきることは今シーズンで目指しているところです。

--現時点で、暫定ですがリーグ最少の4失点という数字です。過去2シーズンと比べて失点は減っていますが、そのあたりの手応えはいかがでしょうか。

結果を見たらそうですけど、振り返ってみると自分の中ではそこまで失点が少ないイメージはありませんし、まだまだ突き詰めないといけないところがあると思います。でも、今シーズンは最後のところで全員が身体を張って守備をできているところが見えるので、それが数字に表れているのかなと思います。




◆なでしこジャパンで感じた課題と成長◆



--個人のお話で言いますと、2024年はなでしこジャパンにもコンスタントに選出されて、パリオリンピックなど世界の舞台も経験されました。

代表には何回か選んでもらっていますけど出場する機会が少ないのと、途中出場もありました。今までは途中から出ることが少なかったのですが、途中から出た中で自分に求められていることをやるというのは、できるようになってきたと思います。あとは海外のチームと対戦してみて、日本人と海外の選手は特長が違うので、海外の選手と戦う上でどのようなことをしたらいいかも考えながら、日頃からチームでの練習で取り組めるようになりました。そこは良かったと思います。

--海外の選手と対戦した中で感じた、課題などについては。

対人の部分では、自分で奪い切るところはまだできていないと感じますし、やらなければいけないところだと感じます。FWに強く行くプレーも、まだ海外の選手とやる上では足りていないと思うので、そこは高めていきたいです。




◆相手FWに先んじて、ピンチになる前に対応する◆



--次節の対戦相手、セレッソ大阪ヤンマーレディースは、前節にINAC神戸レオネッサに逆転勝利して、勢いのあるチームだと思います。

その試合は少し見ました。全員で守ってカウンターを狙うチームというのが、個人的な印象です。また、この試合で善積わらい選手が引退されるということもあるので、相手はそうした思いも背負って戦ってくると思います。そこで相手に勢いを持たせないよう、自分たちも闘わなければいけないと感じています。

--FWの矢形海優選手はここまで得点ランクトップの10得点を記録しています。矢形選手をどうやって抑えるかが試合のポイントになると思いますが、DFとしてはいかがでしょうか。

何回か対戦しているので、矢形選手の抜け出すタイミングなどは感覚としてあります。そこは映像でも確認しながら、相手の特長を見るのはもちろんですし、ゴールをたくさん決めている選手はボールが来る場所への感覚、嗅覚というのを持っていると思うので、自分が先にボールが来る場所を把握して、ピンチになる前にしっかり対応できたらいいなと思っています。




◆みなさんの声援に結果で恩返ししたい◆



--次節が浦和駒場スタジアムでの年内最後の試合となり、平日ですが来てくださる方も多くいると思います。あらためて、ファン・サポーターの方々への思いなどをお聞かせください。

ホームだとスタジアム全体が赤く染まってくれていますし、自分たちを後押ししてくれるような声掛けが本当にたくさんあります。とても力になっているので、自分たちは結果でみなさんに恩返しができたらいいなと思っています。引き分けが続いた中でも、ファン・サポーターのみなさんが前向きな声掛けをしてくれるからこそ、試合後も「次の試合に向かわなくてはいけない」という気持ちになることができているので、感謝しかないです。

--今シーズンは、試合の前後に子どもたちとハイタッチをするという取り組みもしています。

スタジアムに入るときや試合後にハイタッチをする機会があって、そこで「お疲れ様」とか声をかけてくれるのが本当にかわいいですし、個人的にはそれが癒やしにもなっています(笑)。子どもたちも笑顔でハイタッチしてくれるので、そのときは「試合を楽しんでもらえたかな」という気持ちになれますね。そして特に、勝った試合の後は子どもたちもハイタッチするときにすごくニコニコしてくれるので、その意味でも勝って終われたらいいなと思っています。

--最後に、次戦への意気込みをお願いします。

前半戦で最後のホームゲームになるので、最後にみんなで笑って終われるように、全力で闘います!



(写真:近藤 篤)









 

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