Match Day Information
MDI 2020プレナスなでしこリーグ 1部 第13節 vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
INAC神戸レオネッサ戦でリーグ100試合出場を達成しました
「チャレンジリーグ時代が含まれることを知らなかったので、個人的な感覚ではまだ20試合くらいかなって思っていました。だから100試合出場も遠い話かなと感じていて、全く意識していなかったです。試合後、周りの方からいろいろなメッセージをいただいて、実感が沸いているところです」
猶本 光選手の150試合出場達成と同じタイミングでしたね
「実は、それも意識をしていなかったので、試合後のSNSで光さんの記録達成を知ったほどでした。でも光さんはあこがれの選手。同じタイミングで達成できたことは光栄ですし、うれしいです」
100試合の中でのベストマッチを教えてください
「いっぱいあるので難しいですが…一つ挙げるとすると昨シーズン、アウェイで戦った日テレ戦(現日テレ・東京ヴェルディベレーザ)で、絶対女王に勝てたことが、単純にうれしかったです」
現在は、その絶対女王を上回って首位に立っています。ここまでを振り返り手応えはいかがですか?
「中盤でのパス回しのリズムがよくなっています。ボールが出てくるタイミングもわかってきましたし、精度もあがっているので、すごく手応えがあります。ただ、同時にレッズレディースの良さを警戒されていて、チームとしてどのように得点を重ねるか、崩していくかは課題かなと感じています。相手が予測しにくいようなプレーの選択をもっとできるようになったらいいなと思いますし、その選択肢も得点ももっと増やしていきたい。今、レッズレディースは首位ですが、心境的には『いや、でも…』という思いがあって、苦い立ち位置ではあるかなという感覚もあります。もちろん、その中で試合をする楽しさも感じていて、だからこそ一つひとつを大事に戦っていきたいと思っています」
その中で水谷選手は攻守に絡む場面も多いですが、どのようなプレーをしていきたいですか?
「チームの流れを作り出すことを必要とされていると思うので、流れが悪くなったときに、それに気づいて、変えていく役割をできたらと思います。チームも厳しい試合が続きながらも結果がついてきていますし、『最後には勝てる』という強い気持ちやチームの良い雰囲気を漠然とですが感じているので、それを力に変えていきたいです」
最後にファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします
「いつも応援していただいてありがとうございます。リーグ優勝に向けて、レッズレディースはチーム一丸となり日本一になる準備をしています。その準備にもファン・サポーターのみなさんの力や後押しが必要不可欠なので、これからも応援よろしくお願いします」
みなさん、こんにちは。レッズレディースは前節、セレッソ大阪堺レディースと対戦し、引き分けに終わりました。前回対戦したときの反省を踏まえて挑み、試合途中から戦い方を変えるなど、変化を加えましたが、最後の砦をこじ開けることができず、私自身も責任を痛感する試合となりました。しかし、この引き分けによって手にしたものもあります。勝ち点を一つ積み上げ、チームとして、これから乗り越えていかねばならない新たな壁が見えたのです。それは、残り試合が少なくなったリーグを勝ち抜くためにも、レッズレディースがさらに力をつけていくために必要なものだと感じています。
10月に入り、残り試合も少なくなってきました。これからの戦いでは、首位のレッズレディースに対して、どのチームも必死に、大きなパワーを持って挑んでくることが予想されます。より研究され、思ったような戦いができないこともあるでしょう。当然、厳しいマークもされますが、ここを勝ち切れたら本当の意味で強いチームになれる。そして、女王の座が、少しだけ見えかけてくるのです。
そこで見えてきたレッズレディースの課題は、さまざまな重圧がかかる中でも、それをブチ破るようなポテンシャルを出すこと。これまでの戦い方から、一段回ステップアップしていくことが求められるのです。その力を選手たちは持っていますし、チームとして追求していきたい。その上で、レッズレディースがより躍動した戦いをできるような新たな引き出しを選手たちと一緒に考え、要求して、ともに戦っていきたいと思うのです。その気持ちを一層強くしたのが、C大阪堺とのゲームでした。だからこそ、決してマイナスな結果ではなく、前向きにポジティブにとらえて、次に進んでいきたいと強く思います。
迎える今節のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦も、苦しい試合となるでしょう。好調なジェフLに対し、相手のキーマンをしっかりと抑え、どこまで崩していけるのか。レッズレディースの新たな戦いを全力で出せるような一戦にしたい。そう強く思い描いて、選手たちをピッチに送り出したいと思います。
そして、レッズレディースの試合は、毎回多くの方々に見ていただき、変わらぬ後押しをいただいてきました。その中で、選手たちが大きな目標に向かって戦っています。その気持ちがまっすぐに進んでいくように、最後に美しい花が開くように、これからも一緒に戦っていきましょう。本日も、よろしくお願いします。
Urawa Reds Ladies 2020 Players
前節の試合結果
2020プレナスなでしこリーグ1部 第12節
2020年9月26日(土) 13:00キックオフ・J-GREEN堺S1メインフィールド
セレッソ大阪堺レディース 0-0(前半0-0) 浦和レッズレディース
第12節 全試合ダイジェスト(なでしこリーグ公式YouTubeチャンネル)
ライブ放送(なでしこリーグ公式YouTubeチャンネル)
チームとしての得点も増やしていきたい