Match Day Information
MDI 2020プレナスなでしこリーグ 1部 第4節 vs セレッソ大阪堺レディース
みなさん、こんにちは。レッズレディースは、前節、ホームでの開幕戦を迎えました。改めて試合をできることに、感謝を申し上げます。
浦和駒場スタジアムでの試合は本当に久しぶりでしたが、スタンドを染める多くの赤いユニフォームが目に飛び込んできたときは、感慨深い気持ちになったものです。何より、試合中の大きな拍手は我々の背中を押し、その波に乗って戦うことができました。ピッチ上の選手たちは、それをより強く感じたことでしょう。すごく温かい雰囲気の中で戦えることは幸せですし、改めて、ホームはいいなと感じています。
その大きな後押しもあり、レッズレディースは日テレ・東京ヴェルディベレーザに1−0で勝利を収め、開幕3連勝を飾りました。第2節までは相手がしっかりと守ってくる中、レッズレディースが主導権を握って前進していく流れでしたが、日テレ戦は、相手がボールを握って、我々が守備から入る展開になりました。スタイルが違う戦いの中でもゲームを進め、勝ち切るたくましさが身についてきたのです。全員がビルドアップしながらボールを保持して前進していくこともできれば、みんなが高い守備意識を持ってコンパクトに守備をすることもできる。それは、チームとしての確かな進歩です。そしてその進歩は、選手たち自身が積み重ねてきたものでもあります。
試合に臨むに当たり、ある程度の道筋は作っていますが、ピッチで戦うのは選手たちです。自分たちが考えながら、相談しながら戦っていく力がつき、育まれた自主性や可能性を潰さないようにしていますが、今シーズンは特にその進歩が見られます。実際にピッチ上で指示を出すことは少なくなっており、日テレとの対戦時も「自信を持ってやりなさい」と送り出しました。
ピンチはありながらも無失点で勝てたことは、今後に向けてもはずみがつくものになったと思いますが、リーグは始まったばかりです。
目標とするタイトル獲得に向け、勝ち続けることは容易ではありません。だからこそ最後まで諦めず、レッズレディースらしく走り抜きたいですし、一つひとつを積み重ねながら、階段を登っていければと考えています。
そして本日も、ホームで戦うことができます。レッズレディースを応援してくださるみなさんの想いを追い風に、勝利を目指して挑んで参りたいと思います。
前節は無失点勝利し、開幕3連勝を飾りました
「3連勝でいいスタート切ることができたと思いますし、やっと無失点に抑えることができました。自分の力だけではありませんが、良かったなと感じています。でも、まだ3試合です。失点が多いのでGKとしては責任を感じますが、試合はこれからも続いていきます。リーグ戦18試合をとおして一桁失点に抑えることは目標なので、達成できるように今後もトライしていきたいと思います」
3試合を終え、チームの変化は感じていますか?
「昨年は新しいサッカーに挑戦していく中で、試合中にチャレンジしていくような部分も多くありました。でも今年は、自分たちのサッカーに自信を持って取り組めています。全員が諦めない気持ちを持って、最後まで走り抜くこともできていますし、これまで以上にお互いを信じてプレーをしていると感じることも増えてきました。監督、スタッフも選手たちを信じてくれていて、自分たちがやりたいこと、強みが出るチームづくりを構築してくれているので、選手たちはのびのびとプレーをしながらも、個々に責任を持っています。だから一人ではなくチームで守る、チームで攻めるというところに自然とつなげられていると感じていますし、自分自身もみんなを信じた声掛けができているんです」
その中でタイトル獲得を目指すシーズンになります
「レッズレディースは優勝を狙わないといけないクラブですし、優勝争いに加わり、最後は結果も求められるチームです。個人的にもやっぱり今のチームメイトと優勝したいという思いは強くあります。そのためには、どんな状況でも常に上を向いて前向きに。自分たちらしく謙虚な気持ちを持ってひたむきに目の前の一つひとつを戦っていきたい。年齢も上の方になってきた中で、一年一年がすごく大事です。後悔をしない取り組みを続けていきながら、GKとして最小失点で抑えたいですし、それができれば優勝に近づくとも思っています」
最後に、ファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします
「久しぶりにホームゲームを戦い、やっぱりホームはいいなと感じました。拍手でたくさんの思いが伝わりましたし、ファン・サポーターのみなさんのパワーと選手のパワーが合わさるからこそ戦うことができると実感しました。もちろん、いろいろな形で試合を見てくださる方からもメッセージをいただいたりして励まされていますし、そうした多くのみなさんの思いを背負って戦いたいと思います。今日も一緒に戦ってください」
勝利を目指す