Match Day Information

23.04.28

MDI 2022-23 Yogibo WEリーグ 第15節 vs ノジマステラ神奈川相模原





-石川選手は、Yogibo WEリーグでのプレーは今シーズンが初めてとなります。ここまでのシーズンを振り返っての手応えなどをお聞かせください。

個人としてはやれる試合とやれない試合があるというか、波があるのをすごく感じました。経験のある選手たちは、コンディションがよくなかったとしても自分のプレーを出せていると思います。常に一定の質のプレーをできるようにすることが、今の自分には足りないと感じています。自分自身、思うようなプレーができなかったこともあったので、そこは改善していきたいと思っています。チームのメンバーに助けられながら試合にたくさん出させてもらっていますし、試合に関わっていくにつれて、もっと自分からアクションを起こすプレーや、チームの助けになるプレーをしていかなければいけないと思います。



WEリーグは日本の女子サッカーで最高峰の舞台ですが、そこでやれると感じた部分と、もっとやらないといけないと感じている部分はどんなところですか。

今までは、少しポジションがずれることがあってもスピードなどでカバーできていたのですが、WEリーグで日本のトップの選手と戦う上では、そこでもっと突き詰めてポジションを取るとか、仲間とコミュニケーションを取るというところは、まだ足りていないです。やれている部分としては、フィジカルコンタクトではあまり負けていないと思っています。

-トップチームデビューは2022-23 WEリーグカップのちふれASエルフェン埼玉戦でした。そのころの心境はいかがでしたか。

当時はU-20日本女子代表の試合から帰ってきたころだったのですが、その大会では自分のいいところが全然出せず、個人としてもチームとしても悔しい結果に終わってしまっていました。チームに戻った直後はコンディションが整わず、そのときに安藤(梢)さんと(猶本)光さんから「よくない状態で出てもいいプレーはできない」とアドバイスをもらって、そこからちふれASエルフェン埼玉戦に向けてしっかりとコンディションを上げていくことができました。三菱重工浦和レッズレディースで初めて試合に出て、最初は緊張もありましたけど、それまではチームを外から支える立場だったので、ピッチの中でチームの力になれるという意味ですごくワクワクしたことを覚えています。



-その試合で1ゴールを決めて完封勝利をおさめ、その後はずっと試合に出続けています。意識の変化などはいかがでしょうか。

今までは試合に出るため、必死に練習を積み重ねてきましたが、今は出場機会をもらえているので、ゲームに120%の状態で臨めるようなコンディショニング調整や、筋力トレーニングをいつやるかなど、練習への取り組み方も変わってきています。



-レッズレディースには経験のある先輩方もたくさんいますが、参考になったアドバイスなどはありましたか。

安藤さんと光さんからは、サッカーはもちろん、食事などオフの部分についてもアドバイスをいただけています。私が海外でプレーしたいという夢を持っているのも知っていますので、最初のリーグカップの試合が終わった後には、光さんから「新人としてはすごく良かったと思うけど、璃音が海外でやりたいならもっとやらないとダメだよ」とか、なでしこジャパンに入った後には、安藤さんから「あのプレーは代表選手にしては物足りない、代表選手ならこれくらいはやらないと」ということを強く言ってもらえています。そう言ってくださる先輩方が近くにいるのは、すごくありがたいことです。

-石川選手は高さや速さ、技術を兼ね備えた近代的なセンターバックだと思います。ご自身の中で、参考にしている選手などはいますか。

ヨーロッパのチャンピオンズリーグは男子の試合も女子の試合もよく見ていて、そこで特に参考にしているのが、オリンピック・リヨンのワンディ・ルナール選手とFCバルセロナ・フェメニのマリア・レオン選手です。ワンディ選手は相手に当たり負けしない強さやカバーリングのうまさ、守備時の予測の鋭さが特にすごいと思っています。マリア・レオン選手は攻撃時のセットプレーでキッカーを任されるくらいキックが上手な左利きのセンターバックで、判断スピードも早く、ロングフィードもうまい選手なので、そういうプレーを参考にしています。あと、カナダ代表でチェルシーFCウィメンでも活躍するカディーシャ・ブキャナン選手も好きでよく見ています。センターバックの選手で、守備範囲もすごく広いですし、なでしこジャパンで対戦したときには、間近で見ていて「かっこいいな」と見とれてしまうところもありました。



-リーグは残り8試合で、レッズレディースは現在首位に立っています。ここからは少しずつ、優勝へのプレッシャーも出てくるんじゃないかと思います。

正直なところ、INAC神戸レオネッサや日テレ・東京ヴェルディベレーザの試合結果は気になります。今は首位ですけど、この後何試合もある中ではまだまだどうなるか分かりません。まずは1試合1試合に集中して、みんなで戦って勝っていくことが優勝につながると思うので、一つひとつ乗り越えていきたいと思います。

-次に対戦するノジマステラ神奈川相模原には、アウェイでは3-1で勝っていますが、失点もありました。どういうところに気をつけていきたいですか。

この前の試合では、自分のミスから失点してしまいました。そこは気をつけていきつつ、崩された失点ではなかったですし、後半戦に入ってチームの失点自体は少なくなってきています。それはしっかりと守備から入る意識をみんなが持っているからだと思うので、次の試合も失点せず、勝ちたいと思います。

-ノジマステラ神奈川相模原戦からは試合間隔が詰まるタイトなスケジュールでの3連戦となります。

連戦になっても、自分が持っている力を全部出せるようなコンディションをつくっていければと思っています。

-最後に、次のホームゲームに足を運んでくださるファン・サポーターの方々に向けて、試合への意気込みをお願いします。

ファン・サポーターのみなさんには、ホームでもアウェイでもすごく大きな声援を送っていただけています。そこで自分たちがおもしろい試合をして勝つことが恩返しになると思いますので、見てくださる、応援してくださる方々に勝利を届けられるように、みんなで一丸となって戦っていきたいと思います。

2022-23 Yogibo WEリーグ第14節ハイライト

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