Match Day Information

24.04.13

MDI 2023-24 WEリーグ 第14節 vs ノジマステラ神奈川相模原





-今シーズンはこれまでのシーズンと比べて出場時間を伸ばしています。ここまでを振り返ってみて、いかがでしょうか。

昨シーズンまでは途中からの出場で、サイドバックとかでプレーすることが多かったのですが、今シーズンは高橋はな選手を前線で起用していたことなどもあり、センターバックで出場することが多くなりました。自分自身では1シーズン怪我なく終えることを目標にしていて、これまでは試合に絡むとちょっとした痛みが出たりして連戦を乗り越えることができていなかったんですけど、3月の連戦を乗り越えられたのは自信にもすごくつながっているかなと思います。試合を重ねるに連れて試合勘の部分でも慣れてきて、疲労はありますけど、次の試合に響くような疲労感もなくなってきました。

-センターバックのスタメンとしてプレーしていく中で、今シーズンに感じていることについては。

レッズレディースのセンターバックには守備が強い選手がたくさんいますけど、自分は守備的というよりも、どちらかと言えばビルドアップの良さがあると言われているので、攻撃面で一つひとつのパスはしっかりつなげないといけないですし、無難なパスだけじゃなくてゴールに直結するようなボールも、今後の試合ではしっかり出せていけたらと思っています。



-そのようなプレーにチャレンジしていることは試合を見ていても感じますが、ご自身の中ではまだ物足りなさがあるのでしょうか。

そうですね。一つのミスに対して引きずってしまって、自分の良さを出せなかった試合も、これまでには何試合かありました。そういったところの頭の切り替えの部分は、もっとしっかりとしていかなければいけないかなと思っています。

-また、センターバックとしての守備面について感じていることもお聞かせください。

センターバックはゴール前の一番大事なポジションなので、シュートを打たせないようコーチングするのもそうですし、自分が体を張らなくてはいけないところもあります。今は石川(璃音)選手がすごく強い分、自分がチャレンジしやすいところもあるので、そこは今後も二人の関係で築けていけたらいいなと思います。

-レッズレディースには石川選手と高橋はな選手というなでしこジャパンに呼ばれているセンターバックもいますし、昨シーズンは安藤梢選手がセンターバックで活躍して、MVPまで獲りました。その中でのポジション争いで、特に昨シーズンは思うところもいろいろあったと思いますが、その中でどんなことに取り組んできたのでしょうか。

正直、(安藤)梢さんはもともとセンターバックのポジションではなかったので、そういう選手にポジションを取られたのはすごく悔しかったです。だけどその時に、その悔しさをバネにして自分ももっと頑張ろうと思ってトレーニングにも励みました。特に取り組んでいたのは筋トレやスプリントトレーニングなどフィジカルの部分で、みんな対人が強いですし、自分にはまだまだ守備の部分が足りていないので、そこを少しでも強化できたらいいなと思ってやってきました。あの時間は無駄じゃなかったと思いますので、これからももっとやっていきたいです。



-最近では、楠瀬直木監督も長嶋選手のことを評価するコメントを出されています。ご自身の中ではいかがでしょうか。

やっぱり、自分はビルドアップの面を評価されることが多いです。他の選手がボールをつけられないところにもつけられているというのはすごく良い部分だと言われています。あとは、自分のコンディションがあまりよくないときにも監督が使い続けてくれて、それは自信につながっています。



-3月には短いスパンでの連戦もありましたが、特に印象に残っている試合はありますか。

アウェイのセレッソ大阪ヤンマーレディース戦です。自分はハーフタイムで交代して、勝ちはしましたけど、すごく悔しい思いをした試合でした。交代となったのは自分の良さが出せていなかったからで、その場ではそんなに悪いとは思っていなかったのですが、後で見返してみたら「確かにそうだな、良さが出ていなかったな」とすごく思いました。次の試合が次節に対戦するノジマステラ神奈川相模原(N相模原)戦だったのですが、「こうなったら交代になってしまう」と自分で分かったので、ミスがないようにと改めて切り替えて臨んだ試合でした。そこからの連戦では無失点の試合も続けられたので、そこはすごく良かったなと思います。

-試合に出るためにはアピールしていかないといけないというところで、無失点だけでなく、得点やアシストという結果も求めていると思います。

代表選手が同じポジションにいますし、若手にもやる気に満ち溢れている選手がたくさんいる中で、一つのミスでポジション争いは激しくなると思います。ディフェンスの選手なので体を張って無失点に抑えることもそうですし、攻撃面ではセットプレーで点を取るところもこれからもっと頑張っていかないといけないなと思います。そういう意識は試合に出続けるようになって、改めて強く思うようになった部分です。



-次節のN相模原戦に向けては、どんなところを意識して戦いたいですか。

相手は、前にすごく人数をかけてくるチームだと思っています。前半は絶対に無失点で抑えたいですし、前回戦ったときは前半にすごくいい流れで5点を取って勝てたのですが、後半の戦い方にはすごく課題がありました。今回は1試合を通じていい試合ができるように頑張っていきたいと思います。その中で、取れるなら自分も得点したいです。

-N相模原戦からまた3連戦となります。試合への意気込みをお聞かせください。

優勝するためには全ての試合に勝たなければいけません。この3連戦に向けてしっかりと勢いづけられるように、初戦のN相模原戦をいい形で勝利して終われるよう、頑張りたいと思います。

-最後に、次の試合にもたくさんの方が浦和駒場スタジアムに足を運んでくださると思います。試合を見てくださる方に向けて、メッセージをお願いします。

見ていて楽しいサッカーができるように、また来たいと思ってもらえるように頑張ります。応援よろしくお願いします。

Photo: ATSUSHI KONDO









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