Match Day Information
MDI 2020プレナスなでしこリーグ 1部 第15節 vs マイナビベガルタ仙台レディース
なでしこリーグも残り5試合です。ここまでのリーグ戦を振り返って手応えを教えてください。
「まだ、2敗しかしていないですし、シーズンを通して、いい感じで来ているかなと思っています。もちろん前節は大事な試合の一つでしたし、勝っていたら優位な立場に立てたという意味では、負けてしまったことは残念な気持ちもあります。でも、(2位とは)勝ち点差が6あるので、すごく悲観することではないと感じています」
古巣に復帰して挑むシーズンですが、改めて感じるレッズレディースの良さを教えてください。
「幅広い年齢層のチームですけど、仲の良さはレッズレディースの良いところです。試合に出ている人だけじゃなく、サブの選手やメンバーに入っていない選手も含めて、みんなチームが勝つために何ができるかを考えています。個々にいろいろな思いの中で、しっかりとチームのためのプレーや試合の日に手伝ってくれたりします。そういう一体感は素晴らしいなと思います」
そのチームは首位に立っています。ピッチ上での強みなどはどのように感じられていますか?
「今のレッズレディースのサッカーは、GKとセンターバックが大きなポイントだと感じています。これだけ攻撃的に配置して戦えるのは、そこが強くないとできないですし、それが強みです。そうした意味でも、他のチームにはできないサッカーになっていると思います」
チームではトップ下のポジションに入り、セットプレーでのキッカーも務めています。
「トップ下は初めてプレーするポジションじゃないので、あまり違和感なくできています。キッカーに関しても直接FKはのぞきますが、CKや遠目のFKなどは、中の選手といかに合わせるかというのが大事になってくるので、みんなとしっかりコミュニケーションを取っています。中に入ってくる選手は、大柄だったり、個々にヘディングが強かったりするので、どの選手に合わせても得点が取れるのはすごいこと。タイミングなども合ってきてゴールになっているのは成果を感じますし、うれしいですね」
攻撃面でも手応えを感じていますか?
「涼しくなってきていることもあって、今は前線から連動していい守備ができています。練習で行うことが試合でもできていますし、いい守備をして、いいボールの奪い方ができているので、いい攻撃ができていると感じています」
改めて、チームで頂点を目指します。残り試合に向け、大事だと感じる部分を教えてください。
「前節は敗戦でしたが、そこから学んだこと、次に生かせることがあります。連敗をするとか、連勝をするということにとらわれるのではなく、学んだことを成長につなげて、次に向かうことが大事です。1試合1試合勝つためにやるだけですし、それを最後まで続けることが大事だと思います」
最後にファン・サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。
「今シーズンは、いろいろな制限もある中でスタジアムに来てくださる方、配信を見て応援してくださる方もいます。勝つことで、世の中を元気づけられるように、見てくれるみなさんに元気を与えられるようなプレーをしたいと思います」
みなさん、こんにちは。なでしこリーグも残すところ5試合となりました。前節、レッズレディースは日テレ・東京ヴェルディベレーザに敗れました。勝てば、差が大きく開く一戦であり、後半戦の一つのポイントだと考えていただけに、正直な心境としては悔しさが募ります。
しかし、改めて試合を振り返ると、先行されても取り返していく力があり、レッズレディースらしく落ち着いて回すこともできていたのです。それは選手たちの確かな成長であり、試合後も「誰一人さぼらず、チームのために一生懸命にプレーしたいいゲームだった。勝ち負けがあるスポーツだから、結果は素直に受け止めて、次のマイナビベガルタ仙台レディース戦、そして残りの試合にみんなで向かっていこう」と伝えました。もちろん、選手たちの中にも悔しさはあります。そして、この悔しい思いは、レッズレディースを取り巻くみなさんも抱えていることでしょう。だからこそ、後ろを振り返りすぎると、その思いにのまれてしまう。今の私たちに必要なのは、前を向き、自分たちのスタンス、スタイルを見る方に力を注ぐこと。それが大事なことなのです。
今シーズンのレッズレディースは、一つひとつ、目の前の試合を大事に戦うスタンスを貫いてきました。その上で、一つも落とせない「崖っぷち」の思いでやってきているのです。それはこれからも変わりません。タイトル争いの渦中にいる現在、さまざまな要因やプレッシャーの中での「崖っぷち」をチームは経験していますが、レッズレディースには、それをかいくぐれる力がある。その力を信じて、選手を信じて、今シーズンのなでしこリーグを駆け抜けていきたいと思います。
さて、迎えるマイナビ戦も重要な一戦です。目の前のゲームに勝つためにもアグレッシブに走り、球際に強くいき、しっかりと戦わないといけません。レッズレディースが戻る原点と言える場所に戻り、やるべきことをしっかりやること。そして、アグレッシブに戦うことがポイントになるでしょう。
レッズレディースは決して何かを手にしたわけではなく、チャレンジャーであることも変わりません。だからこそ、試合を見て、応援してくださるたくさんのみなさまの思いも乗せて、今こそ、チーム一丸となって、この一戦に挑んでまいります。みんなで力を合わせて戦いますので、本日も、一緒に戦っていきましょう。
Urawa Reds Ladies 2020 Players
前節の試合結果
2020プレナスなでしこリーグ1部 第14節
2020年10月11日(日) 13:00キックオフ・AGFフィールド
日テレ・東京ヴェルディベレーザ 3-2(前半2-1) 浦和レッズレディース
得点者 3分 長谷川 唯(日テレ)、16分 猶本 光、28分・55分 宮澤ひなた(日テレ)、65分 高橋はな
第14節 全試合ダイジェスト(なでしこリーグ公式YouTubeチャンネル)
ライブ放送(なでしこリーグ公式YouTubeチャンネル)
次に向かうことが大事