Match Day Information

22.10.22

MDI 2022-23 Yogibo WEリーグ 第1節 vs AC長野パルセイロ・レディース




2022-23 Yogibo WEリーグの開幕がいよいよ間近に迫ってきました。菅澤選手の現在のコンディションはいかがですか
「特に大きな怪我もなく、週末に向けていい準備ができています。これまでは毎シーズン、何かしらの怪我があったのですが、体のケアはかなり気を使っていますし、食べ物とかもしっかりとバランス良く、というのは意識してきました。開幕から、良いプレーができると思っています」

レッズレディースに加入されて6シーズン目となりますが、チーム内でリーダーシップを取っていくようなこともあるのでしょうか
「もともと性格的には自分から何かを発信するタイプではなくて、どちらかというと行動、プレーで見せるタイプです。若い選手に何かを言うことはあまりないですけど、プレーのところで何かあれば自分から話をしたりもしますし、若い選手がなるべく話しやすい環境や対応は意識しています」

開幕前に行われたWEリーグカップでは、見事初代王者に輝きました。大会を振り返ってみて、いかがでしたでしょうか
「私自身の得点は少なかったのですが、チームとしていろいろな選手が点を取ることはできていたので、それがリーグ戦でもできればいいと思いますし、リーグ戦では自分の得点にもさらにこだわってやっていきたいと思います。また、カップ戦では怪我人がいたこともあり、いろいろな選手やフォーメーションを試していきました。そうした戦い方も一つのオプションとして、チームでイメージができたと思います。これからイレギュラーなことがあっても対応できるでしょうし、試合の中でミスマッチがあったとしてもうまく修正していきながら、カップ戦でできたことをリーグ戦でも引き続きやっていければいいと思います」



特に決勝戦では、0-3から同点に追いついて優勝しました
「0-3からチーム全員で同点まで持っていってPK戦で勝てたことには、手応えを感じています。ビハインドの中でも自分たちらしいサッカーで相手に追いつくことができたのは自分たちの強みだと思います。もちろん、リーグでそのような状況になるような試合はしたくないですけど、たとえ負けている試合があったとしても、落ち着いて反撃していけるプレーができるのではないでしょうか。
また、カップ戦では若手が起用されて、若い選手も試合に絡みたい気持ちが出てきたことで、チーム内での競争もだいぶ激しくなってくると思います。もっと熱いプレーというか、若い選手には日頃のトレーニングから気持ちを出してぶつかってきてほしいですし、自分自身もそれに負けないようにプレーしていけば、チーム全体がまた強くなっていくと思います。若手にもっと躍動してほしいというのは、カップ戦を通じて感じたことでした」

0-3になってもピッチ内であまり焦っていなかった、という楠瀬直木監督のお話もありました
「監督がおっしゃっていたように本当に誰一人焦っている様子がなくて、まず1点返せば自分たちの波が来る、勢いが来るというのは、みんなそれぞれ感じていたと思います。それを清家(貴子)が切り拓いてくれて、そこから勢いよく自分たちのサッカーができたと思います」

新シーズンでは優勝を目指していかれることになると思いますが、改めて意気込みをお聞かせください
「昨シーズンでは2位という悔しい思いをしたので、今シーズンはリーグタイトルを獲得したいです。レッズレディースとしては大きくメンバーが変わったところはないので、引き続きパスサッカーを中心に、守備も攻撃も連動性のあるプレーができたらいいと思います」

昨シーズン、個人としては得点王という結果を残しています
「昨シーズンの14得点は個人的には少なかったと感じていますので、もう少しゴールを決めたいです。ただ、昨シーズンはチームとしての得点数もリーグ1位で、自分だけじゃなくいろいろな選手がゴールを決められるのがレッズレディースのサッカーだと思っています。今シーズンは相手の警戒もさらに厳しくなると思いますが、そうすると周りの選手が空いてきて決めるチャンスも増えてくると思うので、チームとしてゴールを量産できる試合をたくさんしていきたいと思っています。その中で私自身もFWとして、決めるべき場面を決めきって、チームを助けていければということを常に意識してやっています」



ゴールを決める、という点については、教えてどうにかなるものではない、という話も聞きます。ストライカーとして、そのあたりの感覚についてはどのように感じていますか
「確かにだいぶ感覚的なところがありますけど、自分自身も若いときは、今ほど点を取れていませんでした。その中でチャレンジして失敗して、という繰り返しでいろいろ経験したからこそ、今は点が取れていると思います。
正直、結果がなかなか出ないときなどは、シュートを打つべき場面で打たずにパスを選択するようなことはあったかもしれません。でも試合を経験していく中で、自分自身がFWとして、打つべきところを打たないとどうにもならないので、気持ちを切り替えてやるようにしていました」

個人としては、WEリーグ2年連続得点王がかかります
「得点王は毎年狙っています。WEリーグで初代得点王を獲らせてもらって、2年連続を狙えるのは自分だけなので、2年連続得点王は強く意識していきます。
レッズレディースではもう6シーズン目なので、周りの選手も自分のプレーを分かってくれていますし、パスを出すタイミングや、どういうボールを出せば決めてくれるという意思疎通はできていると思います。あとは本当に、自分自身が決めきるだけだと思うので、しっかりと得点できるようにしていきたいと思います」

具体的な数字の目標はいかがですか
「なでしこリーグで得点王を獲ったときの最高が20点だったので、それを超えたいです。そうなると1試合1点ということになり、コンスタントに取るのは難しいですけど、出場した試合では最低でも1ゴールを決めることを常に目標に掲げて試合に臨みたいと思っています」



開幕戦は埼玉スタジアムでの試合となります
「埼玉スタジアムと聞いて驚きました。昨シーズンも1試合ありましたけど、開幕戦を埼スタでプレーできるのはなかなかないことだと思うので、素直にうれしいですし、楽しみです。まだ埼スタでゴールを決めたことはないので、今回はぜひ決めたいです」

改めて、開幕戦と今シーズンへの意気込みをお聞かせください
「WEリーグの2シーズン目でタイトル獲得を目指して戦っていく上で、初戦はすごく大事になってくると思います。埼スタでできることもありますし、しっかりと勝って勢いをつけて、2022-23シーズンをスタートできたらいいなと思います。個人としては、チームを助けられるゴールを今シーズンもたくさん決められるようにがんばっていきたいと思います」

最後に、埼玉スタジアムに足を運んでくださるファン・サポーターのみなさんにどんなプレーを見せたいか、メッセージをお願いします
「自分自身はFWとして、得点をみなさんにお見せできたらいいなと思います。そしてレッズレディースはパスサッカーがすごく魅力的だと思うので、それをぜひ生で見てほしいと思います。たくさんの方に、スタジアムに足を運んでいただけるとうれしく思います」



みなさん、こんにちは。いよいよ2022-23 Yogibo WEリーグが開幕します。我々三菱重工浦和レッズレディースは、10月23日(日)14時から埼玉スタジアムでAC長野パルセイロ・レディースと開幕戦を戦います。
おかげさまでWEリーグカップでは初代王者となることができ、いいシーズンの滑り出しとなりました。大会後も長期離脱中の選手を除けば大きな怪我人もおらず、カップ戦からいい状態を維持してリーグ開幕へ向かって行けている実感があります。選手たちもトレーニングでは本当に激しくやってくれていますし、私が合間に言おうとしていたことを選手たち同士で話し合っているような様子も見られます。選手たちのことは信頼していますのであまりこちらから細かく何かを言うことはないのですが、ずっと今のままでいくとも思っていないので、もし何か不具合や問題が起きたときには、少し舵を取っていこうかと思っています。
リーグカップでは、これまであまり出場のなかった選手を起用したり、今までと違うシステムを採用したりと、新しい試みをしました。成長している様子が見られる選手もいましたし、数試合起用すればより戦力になってくれそうな選手の見極めなど、ある程度の判断基準ができたと感じています。システムについては、相手の戦術やチーム状況などによって使い分けられるオプションがあった方がいいと考えていましたので、そこを試せたのは良かったと思います。
チームの守備は、怪我人や移籍した選手がいたこともあり、リーグカップでどうなるかを見ていったのですが、やはり失点は少し多かったと感じています。今はリスク管理の部分もトレーニングに取り入れているので、何試合か戦いながら、しっかりと表現していってもらえればと思います。ただ、守備のことを考えるといっても、1-0で勝つのが理想というわけではありません。まずは自分たちらしくスペクタクルなサッカーを展開していきつつ、センターバックやボランチの選手をはじめ、みんなが少しずつ守備への意識を高めていってくれればと思っています。
攻撃面では、ありがたいことにチームには素晴らしいタレントがそろっています。特に菅澤優衣香は2年連続で得点王を獲得しているほどの選手で、彼女が3年連続得点王になれるかどうか、そしてそこに他の選手も関わっていけるかについては、彼女たちをしっかりと生かしていかなければいけないという監督としてのプレッシャーも感じています。
開幕戦を戦うAC長野は、非常に難しい相手だと思っています。選手個々の能力はこちらの方が高いという自負はみんなが持っていると思いますが、チームワークや捨て身のプレー、そしてセットプレーでのトリックなどもあるチームなので、惑わされずに戦っていきたいです。0-0の時間が長くなると相手のモチベーションが上がり、こちらは焦りを感じてしまうかもしれませんので、熱くファイトはしつつ、冷静に戦わなければいけないでしょう。ポイントは試合の入り方で、そこでしっかりといい戦いができれば、結果にもつながってくると思います。
開幕戦を埼玉スタジアムという素晴らしいスタジアムでできるのは、本当にありがたいことです。たくさんの方が足を運んでくださるでしょうし、みなさん勝利を期待されていますから、開幕戦とはいえ決勝戦のような気持ちで闘いたいと思っています。埼玉スタジアムでは、絶対に負けてはいけません。まずは開幕戦で勝ち点3を取るのが我々の使命です。
我々は今シーズン、WEリーグ制覇を目指して闘います。一戦一戦が勝負になってきますので、ファン・サポーターのみなさまと共に喜びあえるよう、一緒に闘っていただきたいと思います。

2022-23 WEリーグカップ 決勝ハイライト

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