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17.04.29

2017プレナスなでしこリーグ1部 第5節 vs マイナビベガルタ仙台レディース 監督インタビュー「また試合を見たいと思ってもらえるゲームをしたい」(石原孝尚監督)

みなさん、こんにちは。浦和レッズレディースのホームゲームにお越しいただきまして、ありがとうございます。

前節の日テレ・ベレーザ戦後、選手には『できている部分と、向き合っていく部分の両方があった試合だった。悔しかったけど、積み上がっている部分はあるので、自信を持ってやっていこう、もっと高めていこう』という話をしました。選手たちも『何で勝てないのか』と思っているとは思いますが、リーグの早い段階でINAC神戸レオネッサ、日テレと対戦して、手応えを感じていると思います。

今は課題もありますが、自分たちのサッカーを信じてやっていくというところを試されているのかなと思います。これでスタイルを変えるのではなく、ぶれずに続けていくことで、勝ち続けられるチームとなることを、我々は目指しています。今はそういうチームになるための、成長痛の段階だと思います。相手のことも大事ですが、自分たちが目指すべきところに対し、トレーニングでもゲームでも、トライしていくことが大事だと思っています。

チームは今年に入って公式戦5試合を戦って、本当によくなっていると思っています。それは試合をご覧になっている方にも同じように思ってもらえていると思います。結果が伴わないのは残念ですけど、毎試合、質は上がっています。本当に伸びしろがあると思いますし、今後が楽しみです。

今節対戦するマイナビベガルタ仙台レディースは、一人一人、能力の高い選手たちが集まっています。そして今シーズンはAFC最優秀女子選手賞を取っているような外国籍選手を獲得しているので、怖さはあります。ブリトニー キャメロン選手とケイトリン フォード選手は、僕がアメリカのスカイ・ブルーFCでアシスタントコーチをしていたときのチームメイトで、優秀な選手であることは分かっています。

そうした相手に対しては、個人でというより、チームとしてしっかり戦い、圧倒していきたいと考えています。前線にはスピードのある選手がいるので、背後のスペースはカバーしないといけないですが、自分たちの戦い方を変えるというよりは、しっかりとゲームをコントロールして戦い、勝ちたいと思っています。I神戸戦、日テレ戦で出た課題に継続して取り組む中で、マイナビをどう倒すかというところが大事だと思います。

また、この試合から3連戦が始まります。基本的には相手も同じ条件ですが、こちらにはバックアップの選手もたくさんいるので、全員の力で、1試合1試合いいゲームをして、勝ちきっていきたいと思います。

今のレッズレディースは、ボールを奪われても奪い返しにいくところを見せられていますし、攻撃のところでも、見ていておもしろい試合ができていると思います。僕自身、このチームの試合を見るのが楽しみです。この試合で初めてレッズレディースを見るという方にも同じように『またこのチームの試合を見たい』と思ってもらえるゲームをしていきたいですし、今日の試合が、今後もたくさん試合を見ていただけるきっかけとなればいいと思います。

この2試合で勝ちきれず、得点もないことは、我々も残念ですし、申し訳なく思っています。ただ、選手たちのトライする姿勢、目指しているものは、ファン・サポーターのみなさんにも分かっていただけていると思います。この試合でも、一緒に戦いましょう。


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