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15.07.11

2015プレナスなでしこリーグ1部 レギュラーシリーズ 第10節 vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 監督インタビュー「粘り強く戦い、いい形でリーグ再開初戦を乗り切る」(吉田 靖監督)

みなさん、こんにちは。

チームは、12日(日)17時から浦和駒場スタジアムで、プレナスなでしこリーグ1部レギュラーシリーズ第10節、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースとの試合を戦います。レギュラーシリーズ後半の初戦となります。

中断前までの戦いは、非常に苦しいものでした。昨シーズン、皇后杯を決勝まで戦ったことで、今シーズンのチーム立ち上げが遅れ、練習の強度を上げたところで少しケガ人が出てしまうなど、選手たちもコンディションの調整に苦労していました。そうした中で開幕にいい形で入れず、苦しい状況につながったと考えています。また、対戦相手も我々を研究しており、こちらの良さを出させない戦いを選択するチームもありました。非常に難しい試合が多くなりました。スタートがうまくいけば昨シーズン同様の戦いができると思っていましたが、現実はそんなに甘くはありません。

ただ、試合内容自体は、勝った試合も負けた試合も、どちらに転んでもおかしくない試合が多くありました。それは、今のなでしこリーグが、力の拮抗したチームが多いということを表していると思います。

中断期間にはオランダ遠征(特別協賛サイデン化学)もありました。違った環境でふだんとは違う相手と試合をでき、選手たちもモチベーション高く取り組んでくれました。スピードやパワー、高さがある相手に対し、レッズレディースのサッカーで上回ることができた上、グルーネウェーゲン国際女子トーナメント(女子の部)優勝という成績を残せました。良い結果をもって、前向きに進んでいくことができるので、非常に良かったと考えています。

その後はまずは走り込みから始め、選手がいい状態でリーグ再開に臨めるように、コンディションをしっかり作り直しました。そして、前半戦で足りなかった部分、特に攻撃における崩しからフィニッシュに至るところで共通理解を作っていきました。選手の状態も上がってきており、取り組む中で手応えを感じています。

ジェフLは、毎試合苦戦する相手です。昨シーズンは公式戦で4勝1分という対戦成績でしたが、内容を見れば、すべてどちらが勝ってもおかしくない試合でした。今シーズンはアウェイで敗れていますし、力は五分五分だと考えています。そしてGKやFWには、なでしこジャパンでも活躍している、能力の高い選手がおり、警戒すべきチームです。試合はおそらく、接戦になるでしょう。前半戦はなかなか接戦をモノにすることができませんでしたので、粘り強く戦わなくてはいけないと考えています。

浦和駒場スタジアムでの試合は、我々にとって特別なものです。何としてもいい形で初戦を乗り切り、スタジアムまで足を運んでいただいた方に喜んでいただける試合や結果を残したいと思います。ジェフL戦でも、選手たちの後押しをよろしくお願いいたします。

20150712_yoshida
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