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16.05.06

2016プレナスなでしこリーグ1部 第8節 vs 伊賀フットボールクラブくノ一 選手インタビュー「失うものはない、全力で一勝を取りにいく」(栗島朱里)

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トップチームに昇格して4年目の栗島朱里は今シーズン、ボランチのポジションで何度も先発に名を連ね、奮闘を続けている。開幕から厳しい状況が続くが、彼女の明るく前向きなパーソナリティーは、チームの雰囲気によい影響を与えているだろう。プレーヤー、ムードメーカーとして存在感を示している彼女に、伊賀フットボールクラブくノ一戦に向けての意気込みを聞いた。

【苦しいときこそ、みんなで明るくサッカーに取り組む】
■現在のチームの雰囲気については、どのように感じていますか。
「連敗してしまっていますけど、チームの雰囲気自体は悪くありません。今の状況で暗くなっても仕方ないですし、こういうときこそみんなで明るくサッカーに取り組むことが大事だと思います。個人としても、苦しいときはなるべくネガティブなことを考えないようにしています」

■ムードメーカー的な存在である栗島選手ですが、率先して心がけていることはありますか。
「チームとして結果が出ていない中でも、みんなでしっかり同じ方向を向いてやることが大切だと思っているので、みんなとのコミュニケーションはしっかりとるようにしています。

今シーズンに加入した(筏井)りささんは、年上ですけど話しやすいし、コミュニケーションもとりやすいです。レディースユースから昇格してきたメンバーとは、高校生のときには一緒にやっていたので、ユースのときに戻ったような感じです。オフで、サッカーから離れたときは一緒に楽しみますし、サッカーのときも、しっかりとコミュニケーションはとれています」

【ピッチに立つ責任感をプレーで表す】
■今シーズンはここまで、本来のポジションであるボランチで先発する機会が多いです。
「今シーズンはボランチで勝負したいという思いがありましたし、試合に出るからには、責任を持ってプレーをしています。今は負けてしまっていますし、もっとやらなければいけないと感じています。

私の性格的に、すごく声を出して引っ張るという感じではないですけど、声を出すことは必要ですし、ピッチに立っている限りは、プレーで表現しなければいけないと思っています。サッカーの基本の部分では、しっかりと相手に負けないように、毎試合やらないといけません」

■自身のプレーで、やれている部分と、足りないと感じる部分については?
「守備の部分では、相手FWに入る前に自分がカットできれば、DFが楽になります。ボールを持った相手に対して強く行くところは意識しています。

足りない部分としては、ボールを奪ってからしっかりつないで効果的な攻撃につなげることや試合全体を見てゲームをコントロールする力を身につけないといけないと思います」

【基本の部分を徹底してやるべき】
■次の伊賀FC戦では、どんなところがポイントになりそうですか。
「相手より走る、球際では相手に勝つ、切り替えを早くする、という基本の部分を徹底してやるべきだと思っています。負けが続いていますし、失うものはありませんから。

ゲームの流れで、こちらのペースのときもあれば、相手のペースのときもあると思います。相手が厳しく守備をしてきても、何度もチャレンジして、崩せるまで仕掛け続けたいです」

■相手FWの外国籍選手についてはいかがですか。
「高さが怖いと聞いています。日テレ・ベレーザ戦ではすごく豪快なヘディングシュートを決めていました。怖い選手だと思いますけど、特長を把握して、全員で守っていけば、十分に守れると思います」

■ファン・サポーターの方も、初勝利を待ち望み、声や手拍子で後押ししてくれると思います。
「ファン・サポーターのみなさんは毎試合、声を枯らすまで応援してくださっています。本当に勝たないといけないと感じていますし、応援してくださっている方の期待にも応えないといけないと思っています。全力で、一勝を取りにいきます」

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