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阿部勇樹 引退試合後会見コメント
阿部勇樹引退試合 試合後会見でのコメント
【阿部勇樹】
「本当に、この試合を迎えるにあたって、多くの浦和レッズ関係者の方にサポートしていただいて、こういった試合が行えたと思っています。改めて、感謝をお伝えしたいです。ありがとうございます。そして一番願っていたのは『雨だけは降らないでくれ』ということだったので、天気も良く暖かい中で今日の試合を行えて良かったです。
僕の長いサッカー人生の中で、同世代や先輩方、後輩もそうですけど、最後に一緒にボールを蹴りたい、ボールを追いたいと感じたメンバーに今回はお声がけさせていただいて、多くの方に参加していただけました。ああいったメンバーが集まってくれて、本当に感謝しかありません。そして、多くのファン・サポーターの方々にも足を運んでいただいて、自分の姿もそうですけど、一緒に闘ってきた仲間の雄姿も見ていただくことができて良かったと思います。僕自身、楽しんでこの試合を行えたので、見てくださった方が少しでも『ああ、楽しかったな』と思っていただけたら嬉しいです。ありがとうございました」
【質疑応答】
(今日の試合を前後半通して見て、日本代表と日本のサッカーの歴史を振り返るような試合であるようにも思えたが、やっていてどうだったか？)
「非常に難しかったですね。メンバーをどうしたらいいのかという悩みもありましたけど、じっくり考えてああいったメンバーにさせていただいて、実際にボールを蹴っているといろいろな思い出が蘇ってきました。青いユニフォームを着た前半は代表のときのことを思い出しましたし、レッズの赤いユニフォームを着た後半は、長く一緒にレッズで闘ってきたメンバーとのプレーだったので、本当に懐かしかったです。『ああ、こういったプレーをしていたな』とか『まだまだやれるのに』と思う選手もいましたし、やりながら、すごく楽しい思いをさせていただきました。ありがとうございました」
(お子さんとの共演もあり、終盤にはファミリーでパスを出すシーンもあったが？)
「同じピッチに立てたのは本当にうれしいことでしたし、ギリギリまで現役を続けていなかったら、実現できなかったのかなと思います。昨年まで現役を長くやらせていただいた分、体が動く状態で一緒にプレーできたので、僕としても非常にいい思い出になりましたし、本人たちがああいった場でサッカーをして、こういったところでやるんだな、ということを少しでも感じ取ってこの先に生かしてくれればすごくうれしいです」
(最後に阿部湧心君からのパスをヘディングで決めたのはさすがだったが、その前のCKで外してしまったシーンについては？)
「みんなに『あれは決めなきゃダメだろ』と言われていました(笑)。たしかにあの位置は現役のときによく決めていた位置でもあったので、最低でも枠に飛ばさないとダメでしたね。なので、最後はなんとか決められて良かったと思います」
(終わってから全体の集合写真を撮るときは、学年ごとに集合写真を撮ったのか？)
「ジュニア、ジュニアユース、ユースというグループ分けですね。僕は今、アカデミーでコーチをやらせていただいているのですが、今回はアカデミーの選手たちにもサポートをしていただきました。彼らに対して何かお返しできないかと思い、引退試合に出てくれた選手には時間をかけさせてしまって申し訳なかったのですが、何か記念に残るというか、刺激というか、そういうものを感じ取れる場を提供したいと思って、集合写真を最後に撮らせて欲しいという話を僕からさせていただきました」
(試合前のエキシビションマッチで浦和レッズユースとジェフ千葉U-18が対戦したが、こちらについてもご自身で提案したのか？)
「エキシビションマッチは、まさかやらせていただけるなんて思っていなかったのですが、いろいろな方が動いてくれて、レッズ対ジェフの試合が行えました。僕はジェフユースでサッカーをして、今現在浦和レッズでユース年代を教えているというところで、エキシビションマッチで、試合時間も少し短かったのは申し訳なかったのですが、埼玉スタジアムでその2つのチームが試合をできたことは良かったと思っています」
(両チームのメンバーを見て、同世代が多い引退試合という印象を受けた。サッカー人生の中で、同世代間で絆を築いてきたのだと感じたが？)
「今日の試合は、年齢の近い選手、一緒にやってきた選手と一緒にやりたいという希望がありました。僕自身、こうやって埼玉スタジアムでサッカーができるのも今日が最後だと思っていますし、そういった場で一緒に闘ってきたメンバーと、という気持ちがあったので、今回は声がけをして本当に多くの、世代で言ったらアテネ世代だったり、それより下の年代の選手もいましたけど、一緒にやれて本当に良かったなと思います。多くの方に参加していただいて、日程も詰まっていた選手もいましたし、それを変えてまで来ていただいたので、本当に感謝しかないなと思います」
(浦和レッズのファン・サポーターだけでなくジェフ千葉のファン・サポーターもいて、ただ拍手をしているだけではなく、ちょっとしたブーイングも含めて、みんなで今日という日を楽しんで終わったのがレッズの選手の引退試合らしいと感じたが？)
「僕自身、そうやってやれるタイプではないと思うので、岡野(雅行)さんだったり(田中マルクス)闘莉王だったり、そういった選手がスタジアムを湧かすことができるのは素晴らしいなと。引退したあとも、あれくらい湧かすことができるプレー、人間性というところはすごいなと改めて感じました。やっている中でも笑顔があふれる、じゃないですけど、そういったシーンも多く見られたので、僕自身は楽しめました」
(今日はスタンドから阿部さんの応援歌が何度も流れていたと思うが、それを聞いて思い出すこと、感じたことなどは？)
「長く浦和レッズで闘わせていただいて、あの声援を背にプレーしてきて、ここ数年はコロナ禍の影響もあって声出しがなかなかできない厳しい状況だった中、あの声援を聞けて懐かしいというか、この声援をもらいたいがために、じゃないですけど、試合を頑張っていたんだな、というおもいもありました。今日、本当に目の前で聞いて圧倒されたというか、これだけのパワーを送ってくれていたんだなというのを改めて感じました。選手として恩返しをすることはもうできないですけど、また違った形で恩返ししていければいいなと思っています」
(あの声援を同じピッチで息子たちに聞かせることができたことについては？)
「そういった声援を聞いたり、ああいった雰囲気を感じたりすることによって、もっと頑張らないといけない、じゃないですけど、自分も頑張ればこういったピッチに、という目標を持ってもらえればいいかなと思います。本人たちも非常に楽しんでやってくれたと思いますし、サッカーの面白さだったり、ああいった場でやる難しさだったりを感じ取ってくれたのではないかと思います」
(今回は2010年のFIFAワールドカップ 南アフリカを一緒に闘った仲間もたくさんいたが、間もなくFIFAワールドカップカタール2022が始まる。ドイツ、スペインといった強豪に勝つために、先輩から見て重要なこと、心掛けてほしいことは？)
「本当に多くの方が期待していると思うので、そういった期待に応えるためには準備がやはり重要だと思います。そして、グループステージは3試合ありますけど、やはり初戦が全て。初戦で勝つことができれば、次の試合への臨み方も変わってくると思います。3試合あるから、ではなく、1戦目に勝つことだけに力を注ぐべきかなと。そこで勝ち点をしっかり取ることができれば、違った景色になってくると思いますし、そこで取れなければ厳しい状況になるのは、多くの方が理解されていると思います。ワールドカップの舞台ですし、結果ももちろん大事だと思いますけど、選手たちには自分が持っているものをしっかりアピールしてほしいです。『俺はこんなことができて･･･』ということを、たぶんみんな見せたいと思っているんですよね。それが『自分が、自分が』になるのではなく、チームのためにそういったことを自分がやっていくんだという意識でやれれば、結果はついてくるのではないかと思います。自信を持って闘ってほしいですし、自信を持って闘う姿が多くの方々にパワーを与えるのではないかと思うので、頑張ってほしいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
【阿部勇樹】
「本当に、この試合を迎えるにあたって、多くの浦和レッズ関係者の方にサポートしていただいて、こういった試合が行えたと思っています。改めて、感謝をお伝えしたいです。ありがとうございます。そして一番願っていたのは『雨だけは降らないでくれ』ということだったので、天気も良く暖かい中で今日の試合を行えて良かったです。
僕の長いサッカー人生の中で、同世代や先輩方、後輩もそうですけど、最後に一緒にボールを蹴りたい、ボールを追いたいと感じたメンバーに今回はお声がけさせていただいて、多くの方に参加していただけました。ああいったメンバーが集まってくれて、本当に感謝しかありません。そして、多くのファン・サポーターの方々にも足を運んでいただいて、自分の姿もそうですけど、一緒に闘ってきた仲間の雄姿も見ていただくことができて良かったと思います。僕自身、楽しんでこの試合を行えたので、見てくださった方が少しでも『ああ、楽しかったな』と思っていただけたら嬉しいです。ありがとうございました」
【質疑応答】
(今日の試合を前後半通して見て、日本代表と日本のサッカーの歴史を振り返るような試合であるようにも思えたが、やっていてどうだったか？)
「非常に難しかったですね。メンバーをどうしたらいいのかという悩みもありましたけど、じっくり考えてああいったメンバーにさせていただいて、実際にボールを蹴っているといろいろな思い出が蘇ってきました。青いユニフォームを着た前半は代表のときのことを思い出しましたし、レッズの赤いユニフォームを着た後半は、長く一緒にレッズで闘ってきたメンバーとのプレーだったので、本当に懐かしかったです。『ああ、こういったプレーをしていたな』とか『まだまだやれるのに』と思う選手もいましたし、やりながら、すごく楽しい思いをさせていただきました。ありがとうございました」
(お子さんとの共演もあり、終盤にはファミリーでパスを出すシーンもあったが？)
「同じピッチに立てたのは本当にうれしいことでしたし、ギリギリまで現役を続けていなかったら、実現できなかったのかなと思います。昨年まで現役を長くやらせていただいた分、体が動く状態で一緒にプレーできたので、僕としても非常にいい思い出になりましたし、本人たちがああいった場でサッカーをして、こういったところでやるんだな、ということを少しでも感じ取ってこの先に生かしてくれればすごくうれしいです」
(最後に阿部湧心君からのパスをヘディングで決めたのはさすがだったが、その前のCKで外してしまったシーンについては？)
「みんなに『あれは決めなきゃダメだろ』と言われていました(笑)。たしかにあの位置は現役のときによく決めていた位置でもあったので、最低でも枠に飛ばさないとダメでしたね。なので、最後はなんとか決められて良かったと思います」
(終わってから全体の集合写真を撮るときは、学年ごとに集合写真を撮ったのか？)
「ジュニア、ジュニアユース、ユースというグループ分けですね。僕は今、アカデミーでコーチをやらせていただいているのですが、今回はアカデミーの選手たちにもサポートをしていただきました。彼らに対して何かお返しできないかと思い、引退試合に出てくれた選手には時間をかけさせてしまって申し訳なかったのですが、何か記念に残るというか、刺激というか、そういうものを感じ取れる場を提供したいと思って、集合写真を最後に撮らせて欲しいという話を僕からさせていただきました」
(試合前のエキシビションマッチで浦和レッズユースとジェフ千葉U-18が対戦したが、こちらについてもご自身で提案したのか？)
「エキシビションマッチは、まさかやらせていただけるなんて思っていなかったのですが、いろいろな方が動いてくれて、レッズ対ジェフの試合が行えました。僕はジェフユースでサッカーをして、今現在浦和レッズでユース年代を教えているというところで、エキシビションマッチで、試合時間も少し短かったのは申し訳なかったのですが、埼玉スタジアムでその2つのチームが試合をできたことは良かったと思っています」
(両チームのメンバーを見て、同世代が多い引退試合という印象を受けた。サッカー人生の中で、同世代間で絆を築いてきたのだと感じたが？)
「今日の試合は、年齢の近い選手、一緒にやってきた選手と一緒にやりたいという希望がありました。僕自身、こうやって埼玉スタジアムでサッカーができるのも今日が最後だと思っていますし、そういった場で一緒に闘ってきたメンバーと、という気持ちがあったので、今回は声がけをして本当に多くの、世代で言ったらアテネ世代だったり、それより下の年代の選手もいましたけど、一緒にやれて本当に良かったなと思います。多くの方に参加していただいて、日程も詰まっていた選手もいましたし、それを変えてまで来ていただいたので、本当に感謝しかないなと思います」
(浦和レッズのファン・サポーターだけでなくジェフ千葉のファン・サポーターもいて、ただ拍手をしているだけではなく、ちょっとしたブーイングも含めて、みんなで今日という日を楽しんで終わったのがレッズの選手の引退試合らしいと感じたが？)
「僕自身、そうやってやれるタイプではないと思うので、岡野(雅行)さんだったり(田中マルクス)闘莉王だったり、そういった選手がスタジアムを湧かすことができるのは素晴らしいなと。引退したあとも、あれくらい湧かすことができるプレー、人間性というところはすごいなと改めて感じました。やっている中でも笑顔があふれる、じゃないですけど、そういったシーンも多く見られたので、僕自身は楽しめました」
(今日はスタンドから阿部さんの応援歌が何度も流れていたと思うが、それを聞いて思い出すこと、感じたことなどは？)
「長く浦和レッズで闘わせていただいて、あの声援を背にプレーしてきて、ここ数年はコロナ禍の影響もあって声出しがなかなかできない厳しい状況だった中、あの声援を聞けて懐かしいというか、この声援をもらいたいがために、じゃないですけど、試合を頑張っていたんだな、というおもいもありました。今日、本当に目の前で聞いて圧倒されたというか、これだけのパワーを送ってくれていたんだなというのを改めて感じました。選手として恩返しをすることはもうできないですけど、また違った形で恩返ししていければいいなと思っています」
(あの声援を同じピッチで息子たちに聞かせることができたことについては？)
「そういった声援を聞いたり、ああいった雰囲気を感じたりすることによって、もっと頑張らないといけない、じゃないですけど、自分も頑張ればこういったピッチに、という目標を持ってもらえればいいかなと思います。本人たちも非常に楽しんでやってくれたと思いますし、サッカーの面白さだったり、ああいった場でやる難しさだったりを感じ取ってくれたのではないかと思います」
(今回は2010年のFIFAワールドカップ 南アフリカを一緒に闘った仲間もたくさんいたが、間もなくFIFAワールドカップカタール2022が始まる。ドイツ、スペインといった強豪に勝つために、先輩から見て重要なこと、心掛けてほしいことは？)
「本当に多くの方が期待していると思うので、そういった期待に応えるためには準備がやはり重要だと思います。そして、グループステージは3試合ありますけど、やはり初戦が全て。初戦で勝つことができれば、次の試合への臨み方も変わってくると思います。3試合あるから、ではなく、1戦目に勝つことだけに力を注ぐべきかなと。そこで勝ち点をしっかり取ることができれば、違った景色になってくると思いますし、そこで取れなければ厳しい状況になるのは、多くの方が理解されていると思います。ワールドカップの舞台ですし、結果ももちろん大事だと思いますけど、選手たちには自分が持っているものをしっかりアピールしてほしいです。『俺はこんなことができて･･･』ということを、たぶんみんな見せたいと思っているんですよね。それが『自分が、自分が』になるのではなく、チームのためにそういったことを自分がやっていくんだという意識でやれれば、結果はついてくるのではないかと思います。自信を持って闘ってほしいですし、自信を持って闘う姿が多くの方々にパワーを与えるのではないかと思うので、頑張ってほしいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
